スターバックスジャパンの終焉

2014-09-29 00:00:23 | 投資
stbすでに、スタバファンならみんな知っているだろうことだが、日本法人のスターバックスジャパンが米国本社による公開買い付けの後、上場廃止になる。18年前に日本にスタバが誕生した時から中心人物だったサザビーリーグの角田氏も経営から離れるということである。

個人的には株式投資ではずっと投資の柱としてクルマ2台分の原資にもなってくれて、これでお別れとなると、悲しくてしょうがない。NISAの柱に組み込んでいる人も多いだろうが、後始末は大変だろう。

店頭でスタバの社員に聞いてみると、「わけわかんないです」ということだった。

公式発表では、「今後のコンビニコーヒーとの競争が・・」ということだが、スタバはコーヒー+サードスぺイスの時間が売り物なのに対し、コンビニコーヒーのどこにサードプレイスがあるだろうか。単にコジツケの理由だ。

あれこれ読んでも、何ら明らかにならないが、簡単に言うと「隣の芝生は青く見える」ということなのだろう。スタバにとって日本は北米以外への海外進出成功の起点だったのだが、それはスタバ本家のシステムによるものじゃないということがわからないのだろうね。

まず、2年で、衰退を始めるだろう。マック以上に、細かなところに日本主義が潜んでいるのが日本のスタバであり、米国人が差配すると、まずメニューの多様化から始まるのだろうけど、コスト倒れになるだろう。米国メニューの方が日本メニューの2倍位多様だけど、早い話が、もっと高カロリーメニューばかりだ。株主総会で「シュガーレスフラペチーノ」を求める声がわきあがるのが日本。

それに米国法人になると今の円安がすべての努力を無にする可能性がある。1ドル稼ぐのに、80円であったのが110円稼がなければならなくなる。嫌な状況だ。


chokokuroところで、ポストスタバの候補を考えると、同業種では「サンマルク・ホールディングス」がある。カフェでいえば「チョコクロ」と称される「サンマルク・カフェ」。都心部では、スタバはいつも満員なので、次の選択が問題なのだが、おおむね「タリーズ」か「ドトール」か「チョコクロ」になる。その中でもチョコクロは元気だ。なにしろ、チョコクロワッサンという秘密兵器がある。スタバにおけるフラペチーノ的存在だが、フラペチーノを頼む場合、決してコーヒー類を頼むことはないが、チョコクロを頼む場合、コーヒーは必須になる。

とはいえ、サンマルク・ホールディングスに投資するには、一つの問題がある。グループ会社の一つである「鎌倉パスタ」。生パスタがウリなのだが・・・・

生パスタは、美味くないから。