愛知のフグ

2013-12-06 00:00:33 | あじ
忘年会シーズンが始まり、暴飲によって体内にあらかじめ組み込まれているガン細胞のスイッチが入らないように注意を続ける一方、たまには「ふぐ」も食べたいと思ってしまう。昨年は「ふぐ料理の当たり年」だったが今年はふぐにお目にかかれないのではないかと、思っていたら、幸運をつかむ。


愛知県での一席。愛知は隠れたふぐ産地だそうだ。知多半島の先の方の三河湾側に古くよりトラフグが獲れ、多くは下関へ送られていたそうだ。また養殖も盛んだ。最近の地産地消の流れの中で、地元での消費が増えているということ。

fugu


てっさの味は確かにトラ。これに鍋と唐揚げ、皮がついて、まさにフグコースである。名古屋といっても鍋に八丁味噌を投入したりはしない。


ところで、古くより、瀬戸内では、フグの一種を「名古屋ふぐ」という俗称で呼ぶことがあって、これに当たると「身の終り(美濃尾張)」と掛けていたそうだ。倉敷ではあまりフグは食べないが、対岸の香川の方は、よくフグを食べるそうだ。命の重みが違うのだろうか。美濃尾張でもいいから、もう一回はシーズン中に食べたいな。。