大阪のポコちゃん

2013-12-13 00:00:18 | 市民A
たまたま、大阪でぶらぶらしていて、20分程度で昼食をすまさないといけないパターンになる。コンビニでパンとドリンクを購入して、公園のベンチで食べようと思ったのだが、街中の小さな公園にはベンチが見当たらなかった。それには、何らかの訳があるのだろう。大阪だから。

しかたなく歩道にあるバス停のベンチに道路に背を向け座る。ベンチは4人座れるように手すりで区切られていて、ごろっと横になることはできない。大阪だからだろう。

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で、近くに鳩がいることに気付き、気まぐれに餌付けを始めることにする。まずは自分から1メートルくらい離れたところにパンをちぎって置いてみる。こちらの様子をうかがいながら近づいてきて、パクパクって食べてしまう。

次に50センチほどにして、少し大きめのかけらを置くと、今度は安心して、飲み込まず、時間をかけてくちばしでちぎって食べ始めた。そして、さらに近づけて餌付けをするのだが、即興で「ポコちゃん」と名前を付けてしまう。雄雌不明。本当は手のひらで餌を与えたかったのだが、きっと痛いことになりそうなのでやめる。

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ポコちゃんは、そのうち餌をやらないと、ズボンをくちばしでつついて、要求を始める。大阪の鳩だ。結局、鳩を連れて帰るわけにはいかないので、餌がなくなった段階でお別れということになる。何度もこちらを振り返りながら、歩道を歩いて姿を消した。

警察署の前だというのに、多くの自転車が歩道を走り抜けていく。事故にあわないことを祈りたい。