まったく不思議な映画で、主役は中谷美紀が演じるデートクラブのホテトル嬢キョーコ。彼女を、関係者一同で追いかけるわけだ。場所は渋谷一帯。
キョーコはいつも「壁」の一部をお守りにしている。その壁は何の意味なのか、誰もわからない。題名のようにベルリンの壁を連想させるが、そうとは限らない。チョイ役で登場した大島渚先生は「不可能なことでも、いつか実現する」という象徴がベルリンの壁であるというようなことを言うが、キョーコが何を実現させたかったのか、それすら不明だ。
キョーコは町のあちこちに出現し、近づく人のすべてを元気にし、知っている人のすべてが、彼女ともう一度会ってみたいと思うのだが・・
突然、姿をくらませる。
そして、彼女を追いかける映画が作られはじめ、その中で彼女のお客だったダンカンが現れ、仕事を辞めて捜索活動に専念することになる。そこに浮上したのが永瀬正敏。二人は同居していたのだが、不可解なできごとの後、キョーコがいなくなる。
結局、キョーコは永瀬正敏のところに戻ってくるのだが、映画の中でばら撒かれた100種類の謎について、ただの一つの答えすら与えてくれないのだ。
ところで、最後の方にコンビニ店長がチョイ役で登場。知人で映画制作会社の社長にそっくりだと思って、エンディングロールで確かめると、当人だった。ヒッチコックみたいに劇中に瞬間芸で登場したかったのかもしれないが、社長業は得意だろうが、俳優としては大根なのだからやめた方がいいだろう。
キョーコはいつも「壁」の一部をお守りにしている。その壁は何の意味なのか、誰もわからない。題名のようにベルリンの壁を連想させるが、そうとは限らない。チョイ役で登場した大島渚先生は「不可能なことでも、いつか実現する」という象徴がベルリンの壁であるというようなことを言うが、キョーコが何を実現させたかったのか、それすら不明だ。
キョーコは町のあちこちに出現し、近づく人のすべてを元気にし、知っている人のすべてが、彼女ともう一度会ってみたいと思うのだが・・
突然、姿をくらませる。
そして、彼女を追いかける映画が作られはじめ、その中で彼女のお客だったダンカンが現れ、仕事を辞めて捜索活動に専念することになる。そこに浮上したのが永瀬正敏。二人は同居していたのだが、不可解なできごとの後、キョーコがいなくなる。
結局、キョーコは永瀬正敏のところに戻ってくるのだが、映画の中でばら撒かれた100種類の謎について、ただの一つの答えすら与えてくれないのだ。
ところで、最後の方にコンビニ店長がチョイ役で登場。知人で映画制作会社の社長にそっくりだと思って、エンディングロールで確かめると、当人だった。ヒッチコックみたいに劇中に瞬間芸で登場したかったのかもしれないが、社長業は得意だろうが、俳優としては大根なのだからやめた方がいいだろう。