三手とは?

2007-02-01 00:00:08 | 市民A
よく、将棋の基本は「三手の読み」と言われる。自分がある手を指して(1手目)、相手のいくつかの候補手を考える(2手目)、その対応策(三手目)を用意する。要するに「手を読む最低単位」が三手ということで、言い得て妙なのだが、この「三手」が別の場所で脚光を浴びた(というほどでもないが)。朝日、毎日陣営から「あるある」&「サクラ」事件で集中砲火を浴び、仲間のはずの読売・NHK陣営からシカトされているフジサンケイグループのSankeiWeb1月30日版はこう書く。
三高」に取って代わる「三手」って?理想の結婚相手
インターネット恋愛・結婚サーチ「マッチ・ドット・コム インターナショナル リミテッド」はこのほど20~39歳の独身男女502人を対象に結婚観調査を実施した。「結婚相手選びに重視する条件」は、男女ともに「性格」「価値観」「愛情」が上位だった。

結果を分析した同サーチの恋愛・結婚アナリスト、坂本裕美さんは「10年ほど前までは『三高』(高収入・高学歴・高身長)が結婚相手の男性の条件といわれたが、ここ1、2年は『三低』(低姿勢=レディーファースト、低リスク=安定した職業、低依存=束縛しない)に変わったといわれる。今年はこの『三低』に加え、『三手』(手伝う=家事や育児への積極姿勢、手を取り合う=理解と協力、手をつなぐ=愛情)が男性には必要になる」と予測している。

話の前に、
会社の名前が、マッチ・ドット・コム-->出会い系風??。
インターナショナル・リミテッド-->結婚のボーダーレス化を考えているのだろうか??。
恋愛・結婚アナリスト-->妙な職業があるものだ。

同じ三手でも、「手に負えない=暴力的、手が早い=短絡的、手を汚す=犯罪的」、「手間取る=グズ、手を回す=陰険、手を合わす=懇願男」というような場合には、どうすればいいかと言うと、「逃げの一手で、手を切って手仕舞いにする」ということだろう。

念のため、「手を切る」というのは、あくまでもソシュール的なシンボリックな意味であるはずで、リビングルームにブルーシートを広げ、東急ハンズで買い集めた解体キットを使用して、「手がかりを消す」ことではないのは、言うまでもない