ところでアメリカでは私立探偵を通り越して「公認不正調査士」というのがある。れっきとした協会で、25,000人もの会員がいるそうだ。要するに、企業の中で、業者からキックバックをもらっている人間をさがしたり、もちろん遣い込みも対象。情報漏えいもそうだ。たぶん、相当多数の不正が行われているのだろう。日本も米国と経済構造は似ているからかなり大量の不正工作が行われているのだろう。
で、今回の監禁事件では、容疑者は女性に「ご主人様」と呼ばせていたらしい。そういえば、前に「首輪王子」という事件もあった。「王子さま」というのもディズニーランド風の茶番的名前だ。ところが、本物の王子さまがいる。日本最大の製紙会社である。王子製紙。今、北越製紙のTOBに着手したところ、北越製紙に抵抗されただけではなく、「日本製紙」が登場して横取りを狙い始めた。あまり聞かない話である。真意がわからないため、「白馬の騎士」と言えるかどうかよくわからない。
いずれにしても、数ヶ月先には、北越製紙は、「王子製紙・日本製紙・三菱商事」に対して、「ご主人様」と呼ばなければならなくなるのだろう。
もとはと言えば、株価を安値放置したためだ。