将棋まつり三題

2006-08-21 00:00:42 | しょうぎ

05c0b3f2.jpg8月19-20日と横浜の京急デパートで「将棋まつり」の手伝いをしていた。いや、正確には、「手伝いさせられていた」。昨年、手伝ったときには、将棋界に入れ込んでいる団鬼六先生も登場されたのだが、残念ながら今週末には登場されなかった。日頃は女性の柔肌に入れているムチを、自身の老体の方に加え、最近起こった茨木市監禁マンション事件を題材に、新機軸の緊縛小説でも書かれているのだろうか。

そのかわり、森内名人はじめ棋士が多数出席。印象に残る話題を3題書いてみる。

1.絶大なり「名人のご威光

土曜日のことだが、森内名人は10時半頃登場。現役九段はじめ、女流棋士、奨励会員、OB棋士など緊張が走る。夕方まで、フル操業する。小学生と対局したり、指導対局、トークショーに大盤解説に、席上解説の詰将棋と次の一手の解説と抽選会と、といった具合。

楽屋裏では、午前中の予定が若干遅れたため、午後の開始を15分遅らせようとしていたところ、名人が一喝。「待たれているお客様に悪いじゃないか」。交代でゆっくり食べていた弁当をみんな慌てて胃袋に流し込む。

2.棋士は小顔

2日間で登場された棋士は、森内名人、佐藤棋聖、藤井九段、鈴木八段、中村八段、北浜七段、木村七段、斉田女流、山田女流、安食女流、高橋元女流。間近で見ると、全員小顔だ。たぶん、大脳の襞と顔の構造は母体内で同時に発達するのかもしれない。脳の襞が深い人は顔の発育が遅くなり小顔になるのかもしれない。いいことづくしだ。

ところで、人間の脳は受精後3日でその形が明確になり発達を始めるそうだ。先日、日本科学未来館で小学生と一緒に勉強した。(どうやったら、受精するのかは教えなかったようだ。学校で教えない48種類の体操をするとこどもが産まれるらしい。)


05c0b3f2.jpg3.懸賞詰将棋ハンター出現

土曜日の問題は、9手詰だが慣れた人なら10秒内で解答がわかるはず。また日曜の問題は7手詰。これも数分眺めると解答がわかる。あまり難易度は高くない。問題の答えを書いて、投票箱に入れておくと、夕方、当選者の発表になる。各日5名ほどに抽選で絞られ、粗品が贈られる。

ところが、この易しい詰将棋で2日連続で賞品を入手した男性がいる。彼は、某難解詰将棋月刊誌のオモテ紙の担当者であるのだが、その事実を知っているのは、会場内に一人しかいないような気がした。