ネコバンバに島流しを!

2006-08-25 00:00:53 | 市民A
ffff9ea2.jpg子猫殺しを自ら告白したミステリ作家がいる。坂東眞砂子。タヒチ在住の直木賞作家。たとえば産経は次のように書く。




「子猫殺し」告白、抗議殺到 直木賞作家の坂東眞砂子さん

 仏領タヒチ島在住の直木賞作家、坂東眞砂子さん(48)が日本経済新聞に寄せたエッセーで、飼い猫が産んだ子猫を次々とがけ下に放り投げて殺していることを告白し、日経新聞社に抗議の声が殺到している。坂東さんは猫の避妊手術と子猫殺しについて「子種を殺すか、できた子を殺すかの差だ」と同じレベルとの持論を展開しているが、動物愛護や生命の尊厳をめぐって論議を呼びそうだ。
 問題になっているのは日経新聞の18日付夕刊に掲載された「子猫殺し」と題したエッセー。「こんなことを書いたら、どんなに糾弾されるかわかっている」と書き出し、飼っている3匹の雌猫の子供が野良猫にならないよう、生まれるたびに自宅隣のがけ下に放り投げていると明かしている。

 日本の動物愛護管理法では、猫などをみだりに殺した場合「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」を科すとされており、フランスの刑法でも違法だ。

 日経新聞社には24日正午までに508件のメールと88件の電話が寄せられ、「不快だ」「理解に苦しむ」など、ほとんどが非難や抗議の内容という。

 坂東さんは同社を通し「タヒチ島に住んで8年経つがこの間、人も動物も含めた意味で『生』、ひいては『死』を深く考えるようになった。『子猫殺し』はその線上にあるもの。動物にとって生きるとはなにかという姿勢から、私の考えを表明した」とコメント。

 同社社長室は「原稿の内容は原則として筆者の自主性を尊重している。さまざまなご意見は真摯(しんし)に受け止めたい」としている。

 坂東さんはホラー小説の第一人者で、平成9年に「山妣(やまはは)」で直木賞を受賞。映画「死国」「狗神」の原作者。

 ■愛猫家として知られるジャーナリストの江川紹子さんの話 「子猫が生まれないように避妊手術をすることと子猫の命を奪うことを同列に論じている板東さんの論理はおかしい。何が猫にとっての幸せかは猫でなければ分からない。突然殺されることに子猫は悲しんでいるはずだ。猫は野生動物とは違う。人間とのかかわりの中で生きてきた猫と、どう幸せに寄り添っていくかをもっと考えるべきだ」(08/24 11:01)


他紙も同様とは思うが、産経には愛猫家である江川紹子まで登場。別に彼女が登場しなくても、子猫殺しに正当化について、どう考えても共感できない。猫は普通はペットであって野生動物ではない。犬も同様。身勝手な論理としか言えない。そういう妙な価値観の人間が政治家になると大変なことになる。

ffff9ea2.jpg子猫殺しが行われた現場はタヒチ島である。タヒチは孤島ではないが、実は、先日行ったある写真展で知ったのだが、瀬戸内海の佐柳島は高齢化に伴う人口過疎化により、徐々に人間の島から猫の島に変りつつあるそうだ。



 被告人 坂東眞砂子
 右のもの、生類憐みの令により、佐柳島遠流の刑に処す。

すでに別の島にいるのが残念だ。