ゲンチャも他国籍

2005-11-17 22:21:16 | マーケティング
ef73fe6d.jpg少し前のことだが、「ゲンチャ」を購入することになった。玄米茶ではない。原動機付き自転車→原付き→ゲンチャリ、と変化し、横浜方面では「ゲンチャ」になっている。これ以上短くすると「ンチャ」ということになるが、これではアフリカ系言語になってしまう。

まず、今までこの商品を買ったことがなかったので、どこへ行けばいいのかよくわからない。太い街道沿いをクルマで走っていると、反対車線に、よくみる大きなバイク専門店がある。路肩に違法駐車して車内から様子を窺うと、どうも怖そうなオニイサマがたが客層のように見える。そして大型二輪ばかりのように見受けられる。パス。

次に各種メーカーの看板を出しているショップがある。通り過ぎてから、先の交差点でUターンして、またしても反対車線から様子を窺うと、怖そうなヒゲの店員がいるのだが、お客が駐車場に入ってくると、たちどころに表情が変わり、大福様のような顔になる。店頭には海のように大量のゲンチャが並んでいる。とりあえず、ここに入ってみよう・・と再度Uターンする。

だいたい、ほとんど商品知識がないので、とりあえず店頭に並んだ各車両を眺めるのだが、その差を理解できない。そして目が慣れたところでヒゲ店員を呼ぶ。実は、スズキのチョイノリという安い製品があるのは知っていたのだが、写真では、どうみても頼りない。ただ名前を知っているだけで他社製品と比較しない人間はいないだろう。そして、この店にはスズキはない。話を聞くと、売っているのは、ホンダとヤマハとKYMCOという台湾製のメーカーの3種類。基本的には各社ともカラーバリエーションが少々。

ホンダとヤマハはもちろん知っているがKYMCOというのは初耳。冷蔵庫の脱臭剤のメーカーかなとか本気に思ってしまう。価格はホンダとヤマハは12万円位が表示されているが、言えば1-2万円は引きそうだ。台湾製KYMCOは1-2万円表示が安い。

そして店員に、「台湾製はやはり・・・」というと「ヤマハも台湾製です。ホンダは中国製です。ヤマハとKIMCOは部品は8割同じです。」と通告を受ける。そして、全部2サイクルエンジンでモーターオイルは2サイクル用を継ぎ足して使うのかと思っていたら、ホンダは4サイクルエンジンで四輪車と同じくモーターオイルは定期的に交換する必要があるとのこと。

「それでは、2サイクルの方が簡単じゃないの」というと「簡単だからディーラーに行かなくなって整備不良になることがある」と恐ろしいことを言う。「じゃあ、どちらがいいのか」と聞くと、とたんに優柔不断になって「お客様の好き好きで」と言う。どうも、あとでつべこべ言われたくないらしい。結局、「ちょっと考えてから、また来るから」と意味不明な言葉を残して、店を去る。ちょっぴり第三のメーカーであるスズキのチョイノリを調べてみたかったからだ。

そして、一旦帰宅してからホームページでスズキ取扱い店を検索して、やっとの思いで、あるディーラーに行く。ここもヤマハ・ホンダ・KYMCO三社製が中心だが、隅の方にチョイノリはあった。ちょっと小さすぎて頼りない感じだ。確かに6万円位と安い。さらに、わざとらしく、「日本製」と紙が張ってある。そして、こちらの店員に聞くと、「この辺は坂だらけだから、ちょっと・・・」ということ。その結果、結局日本メーカーA社の方の製品を買ったのだ。

実は、後でじっくり研究してみると、今、エネルギー価格の高騰でバイクが売れ出していることがわかった(私は別の理由で購入するのだが)。だいたい国内では、月間でゲンチャが5万台、大きなバイクが2万台というのが販売台数なのだが、どちらも長期低落傾向だった。しかし、統計を分析してみるとこの2005年5月から前年比が100%を超えるようになってきた。さらに、海外での販売はかなり好調が続いていることがわかった。もちろん燃費のせいだろう。さらに、バイクを買わなかった方のB社の株価はかなり割安そうに思えてきた。

その結果、A社へ払ったバイク代の約10倍をB社の株式に投資してしまったのだ。人間の購買パターンはかくしてきわめて奇妙だ。そして、今のところ、バイク2台分の利益がでている。

トルコの失ったもの

2005-11-17 22:20:21 | スポーツ
11月16日 ワールドカップサッカー予選最終日(イスタンブール)

トルコ 4-2 スイス  第一戦との合計(4-4)

    アウェー得点 スイス 2-0 トルコ

    結果、スイスが代表となる。

    そして、試合後の乱闘でスイス選手入院

トルコの失ったもの

 1.2006年のワールドカップの椅子

 2.EUの椅子