ジーコ最後の日(ではなかった)

2005-02-11 21:18:23 | スポーツ
34151604.jpgアジア最終予選1回戦をテレビの生放送で見ることができず、さらに、最初と最後の5分間の録画に失敗してしまった人には、この試合は0-1で北朝鮮が勝ったと思えてしまうかもしれない。1点目は開始まもなくのFKがそのままゴール。1-1の同点での後半ロスタイムは偶発的な2点目で初戦勝利。

思い出すと、一次予選の1回戦のホームでのオマーン戦も、ロスタイムに入り、ゴール前に放り込んだロングパスのクリアボールが偶然、中村俊輔の足にあたり、たまたま久保の前にこぼれたのをゴール。今回も、外からのロングボールをキーパーがパンチしたこぼれ球を福西がゴール前に流し込んで、そこにいた大黒が振り向きながらシュートしたら、誰もいないところへ転がっていったわけだ。オマーン戦の時は、インタビューで久保が俊輔のパスを持ち上げていたが、前ワールドカップ落選者同士の友情だなと思ったが、今回の大黒は友情が湧くほどはみんなとプレーしていない。

ということで、北朝鮮では組織プレーが全く機能していなかった。小笠原のプレーは完全に読まれていて、ほとんど突破ができなかった。北朝鮮の攻撃も単純だったか、日本はもっと単純だった。日本、北朝鮮、イラン、バーレーンの中で、FIFAランキングでは一番下の北朝鮮とホームでこんなものだと、これから苦しい。目標は下方修正して3勝2敗1分(勝ち点10)にしなければならないのかな。サントスが次に出られないとすると一見困るが、同じプレースタイルなら三浦(淳)だろう。テヘランには行くのだろう。あるいは小野や中田がかえってくれば、話は違うのだが・・三浦はサントスより攻撃型だが、守備力はいまいちだ。そして、小笠原はしばらくお休みだろう。プレーに意外性がない。

次は3月25日のテヘランでのイラン戦、そのつぎは、すぐに3月30日に日本でバーレーン戦。3試合のあとは少し時間があいて6月に3試合ある。最初の3試合で不成績のチームには気の滅入る中休みになる。そして4チーム中2チームはドイツ行きが決まり、3位のチームには、最後のチャンスとしてもう一組のアジア予選3位のチームと9月に2試合を行い、アジア5位になると、北中米4位のチームと11月に2試合をやって決める。

個人的には、3位になって、ドイツへの長い長い道のりをやってもらった方がスリルがあって面白いのだが、その場合は少なくても最後の4試合の監督はジーコ以外になっているのだろう。そして最後にジャマイカが出くれば、フランス大会の時の借りを返すことができるかもしれない。

次のイラン戦はテヘランであるが、日本から応援に行こうというツアー客が注意すべき点がある。入国カードに宗教を記入する個所がある。日頃、ろくに信心もないのだからNone(なし)と書きたくなるが、それはやめた方がいい。イスラム圏で無宗教というと、犬やらくだと同じ分類になる。とりあえず仏教と書けばいいのだが、ブディズムを英語で書こうとする難しい。dとかhとか2つ並んでいたのにと思うが、なかなか書けず、結局入国カードをくちゃくちゃにしてごまかしてしまう。