ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

モジュラーモーターサイクル

2008年11月11日 | 話題

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Obviously, motorcycles are far more complex than bicycles, but a similar system could work. Motorcycle manufactueres are basically frame, engine and transmission manufacturers. Other components - suspension, brakes, wheels, etc. - and accessories - luggage, heated grips, seats, etc. - can be, and often are, sourced from specialty manufacturers like Brembo, Marchesini, Ohlins, etc. Theoretically, I should be able to walk into a bike shop, buy a frame, engine and transmission package, and have the shop outfit that package to my specifications. The motorcycle manufacturer wouldn’t even have to keep the parts they do not manufacture in stock, because the dealer would order them from Nissin, or Showa, or whomever.(抜粋引用はttp://thekneeslider.com/archives/2008/11/10/modular-motorcycles-the-way-forward/から)

要は、「フレーム、エンジン、トランスミッションをパッケージにして売ってくれれば、自分の好きなカタチのバイクを作れるし、無駄がないのじゃなかろうか。」というご意見なのでしょう。

現在の大手メーカーは垂直統合により、新しいエンジンを開発したり、あるいは既存のエンジンを使い、コンセプトを決め手から各部の設計を施し、生産治具や金型を作って、試作品により各法律はもちろん結構厳しい自社基準をクリアしながら、量産にこぎつけるわけですから、多大な時間と労力を要します。

現在は供給者より消費者のほうが立場が強いこともあり、いわゆる”欠陥品”を作ってしまうと、大変な目にあいますから慎重にならざるを得ません。

メーカーは営業の人たちから”売れる商品”を作れと言われますが、今はバイクの世界(だけではない?)ではトレンドがあやふやですから、とても難しいと思います。

ですから言い方を変えれば”作るのは簡単だけれど、売るのが難しい”状態なのでしょう。つまり量産品は開発費が掛かるので、薄利多売では利益を出す数量を売らなければなりません。

話は変わって、自転車では各部品がほとんど一つの基準で作られているようです。他のメーカー同士の部品を集めても一台ができあがることは、メーカー間の競争も激しいけれど良いこともたくさんあります。

ハーレーでは何世代にも渡って、エンジンマウントが共通でありました。それがアメリカ国内ではモジュラーバイク的なことが可能で、1万ドル前後でエンジン付きのキットが手に入ります。そういうことが、豊富なパーツ展開の要因になっているでしょう。

日本国内では厳しい法律があり、フレームナンバーが言わば住民基本登録ですから、それを崩さなければ複雑な手順を踏み、エンジンのスワッピングも可能ですが、組み立てバイクを登録をするのは中々至難の業です。特に、排気ガス規制とブレーキ試験が導入されてからは労力と費用面で厳しい壁になっていますね。

排気ガス試験では、例えエンジンが同一でも車重が異なれば、シャシーダイナモのフライホイールの等価慣性重量が変わってきますから(ある範囲で枠が変わる)、同じデータは使えません。

現状で難しいのは”バラ売り”の価格です。補修部品は”やっぱりMADE  in  INDIA”の記事のように割高であるし、第一小売単価が下がるようなことは中々しないでしょうね。

しかし、上記記事の引用先でも述べているように、 ”BMW LORider”の発表と同時にバリエーションを示唆するのは、いよいよ垂直統合から水平分業に移行するべきなのかもしれません。

中国の自動車メーカーでは、既に水平分業型が多いと聞きますし、電気自動車が本格的に普及しはじめると、エンジンよりモーターのほうが使いまわしがききそうですから、産業構造が変わる可能性がありますね。

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世界一に輝く!

2008年11月10日 | 話題

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Big4

画像はchicara  art(ttp://www.chicara.com/index.html)から転載

賞にも輝いた永田氏のオートバイはまさに、息をのむような芸術品だ。そのうちの3台が、ニューヨークの『ギャラリー一穂堂』(2008年11月7~2009年1月31日)や、『アジア現代美術フェア』(11月6~10日)で展示されるのも、実にふさわしいと言えるだろう。

記事はお馴染みのWIRED NEWS(ttp://wiredvision.jp/news/200811/2008111023.html)からの抜粋引用であるが、拙ブログにおいても一昨年の記事”chicaraさんと出会って感じたこと”には、世界一をめざす永田力さんと、支持する老ライダーさんの想いが綴ってあります。

余計な言葉は不要。

とにかく、おめでとうございます。

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物置サイズの原発!

2008年11月09日 | 代替エネルギー

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£13m shed-size reactors will be delivered by lorry
1,300万ポンドの物置サイズの原発、トラックでお届け可能

Nuclear power plants smaller than a garden shed and able to power 20,000 homes will be on sale within five years, say scientists at Los Alamos, the US government laboratory which developed the first atomic bomb.

庭の物置よりも小さく、2万世帯に電力供給が可能な原子力発電所が、5年以内に販売されるだろう、と初めて原子爆弾を開発した、ロス・アラモス研究所の科学者が言っている。

The miniature reactors will be factory-sealed, contain no weapons-grade material, have no moving parts and will be nearly impossible to steal because they will be encased in concrete and buried underground.

この小型原発は、兵器レベルの放射性物質も含まなければ、動かせるパーツも一つもない、工場で封印されるもので、更にコンクリートで固められて地中に埋められるので、盗むこともほぼ不可能という代物だ。

The US government has licensed the technology to Hyperion, a New Mexico-based company which said last week that it has taken its first firm orders and plans to start mass production within five years. 'Our goal is to generate electricity for 10 cents a watt anywhere in the world,' said John Deal, chief executive of Hyperion. 'They will cost approximately $25m [£13m] each. For a community with 10,000 households, that is a very affordable $250 per home.'

企業から初注文発注があり、5年以内に大量生産を開始する計画だ、と先週発表した、ニュー・メキシコにあるHuperionに、アメリカ政府はライセンスを発行した。
「我が社の目標は、世界中で、1ワット10セントで発電することだ」と、Hyperionのジョン・ディール代表取締役が言った。
「コストは一基あたりの費用は約2,500万ドルになるだろう。1万世帯が住むコミュニティなら、一世帯250ドルと非常に手軽な値段だ」。

Deal claims to have more than 100 firm orders, largely from the oil and electricity industries, but says the company is also targeting developing countries and isolated communities. 'It's leapfrog technology,' he said.

ディールは100社以上から注文を得た(殆どが石油発電業界)と主張しているが、同社は発展途上国や人里離れた場所にあるコミュニティも狙っている、と述べた。
「飛躍的技術だ」と彼は言った。

The company plans to set up three factories to produce 4,000 plants between 2013 and 2023. 'We already have a pipeline for 100 reactors, and we are taking our time to tool up to mass-produce this reactor.'

同社は、2013-23年に4,000基を生産するべく、工場を3つ設立する計画だ。
「既に100基分の見込み案件があるし、この原子炉の大量生産を目指して、時間をかけて準備を整えている」。

The first confirmed order came from TES, a Czech infrastructure company specialising in water plants and power plants. 'They ordered six units and optioned a further 12. We are very sure of their capability to purchase,' said Deal. The first one, he said, would be installed in Romania. 'We now have a six-year waiting list. We are in talks with developers in the Cayman Islands, Panama and the Bahamas.'

初注文を確定したのは、チェコ共和国の、水力発電と発電所に特化したインフラ会社、TESだ。
「TESは6基注文し、更に12基注文するかもしれない。購入する力はあると非常に確信している」とディールは言った。
最初の1基はルーマニアに設置されるだろう、と彼は言った。
「今、ウェイティングリストは6年待ちだ。ケイマン諸島、パナマ、バハマのディベロッパーと協議している」。

The reactors, only a few metres in diameter, will be delivered on the back of a lorry to be buried underground. They must be refuelled every 7 to 10 years. Because the reactor is based on a 50-year-old design that has proved safe for students to use, few countries are expected to object to plants on their territory. An application to build the plants will be submitted to the Nuclear Regulatory Commission next year.

直径僅か数メートルという原子炉は、地中に埋められるべく、トラックで配送される。
燃料は7-10年毎に供給されなければならない。
学生が使用しても安全、と証明されている50年前の設計図に基づいているので、領土内に設置することを反対する国はほとんどないだろう、と考え等得ている。
原子炉建設許可申請は、来年、原子力規制委員会に提出される。

'You could never have a Chernobyl-type event - there are no moving parts,' said Deal. 'You would need nation-state resources in order to enrich our uranium. Temperature-wise it's too hot to handle. It would be like stealing a barbecue with your bare hands.'

「チェルノブイリ型の事件は決してあり得ない。動くパーツが一つもないんだから」とディール。
「ウラン濃縮は国家規模の作業だ。温度的には、熱過ぎて触れない。まるで素手でバーベキューを盗むようなものだ」。

Other companies are known to be designing micro-reactors. Toshiba has been testing 200KW reactors measuring roughly six metres by two metres. Designed to fuel smaller numbers of homes for longer, they could power a single building for up to 40 years.

他の企業も超小型原子炉を設計中のようだ。
東芝は、約高さ6メートル幅2メートルというサイズの、200kw規模の原子炉をテスト中だ。
より長期間に亘って、より少数の家庭に電力供給するためのもので、一つのビルに最長40年間電力供給が可能になるかもしれない。(ttp://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/5918e97621b8ea575411c515552d436aより転載)

今日の記事はいわゆる孫引きなのだが、ご紹介したブログは日本の新聞などでは得られない海外の情報を集め翻訳しているので、ワタシも毎日訪問させていただいています。

この記事が事実なら、アメリカ経済復活のとっておきかもしれません。

いまのところの世界的趨勢は、自動車がガソリンなどを燃料にする内燃機関から、電気モーターに移行することです。ネット上の情報ではハイブリッドも暫定的なようです。

楽観的なのは、その際に電気が足りるかどうかで、通常サイズの原発の建設には数年も掛かるし、やはり核廃棄物の処理にも課題が残されている。

そして万が一のことを考えて都市からはなれた場所に建設すると、送電ロスも馬鹿にならないようで、直流送電も検討されている話も聞く。

あれやこれや考えると、原油バブルが弾けたのも関係があるのか?

”炭酸ガスは地球温暖化の犯人”なのか、それとも”炭酸ガスは地球を救う”のか、今のところ分かりませんが、"ピストンエンジンは永遠か?”の立場で考えれば、物置サイズの原発が普及すると、現在排出量の半分以上が削減されることになり、少々の排出は許されることになるかもしれません。ただし、ガソリンの入手自体は難しいかな?

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パトリック レーシング

2008年11月09日 | シリンダー、シリンダーヘッド

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Factory_outside

ナイジェル・パトリックのファクトリーには2度ほど行ったことがあり、画像が現在のweb siteに掲載されているものです。(ttp://www.patrickracingbillet.com/pages/about-pr.html)

Nigel_w_motor

古いドラッグレース ファンの方は懐かしいでしょう。何回も日本に来ています。

もっとも、現在はパフォーマンスパーツといっても、ハーレー系とヤマハのクルーザーのパーツが主力のようです。

まあ、むかしの話になると”スーパーグース”の制作のエンジンチューニングでは、大いに協力してもらったわけです。

ここで今日の本題になりますが、拙ブログの読者でおられる”いのっち”さんから「パトリックのグースシリンダーヘッドのバルブコッターは専用品か?」というお問い合わせをいただいています。

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レース活動をしていたのは15年も前になりますが、当時はレース前のエンジンオーバーオールは欠かさず行っていて、バルブスプリングなどは定期交換していましたので、実際はもっと多くジャンク品はあったはずですけれど、まあ、現在も残っているのはこれだけです。

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その中から、バルブ、リテーナー、コッターを拾い出し・・・・・

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ステム径は5.5mmと確認。

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仮り組みしてみれば、組み合わせが正しいか判明します。

油分を除いて、重力に抵抗しリテーナーが落ちなければ組み合わせが正しいと判断できます。

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送っていただいた画像と比べてみると、形状も同じです。

確かに7個しかありませんね。

この中古品でよろしければ、お送りします。ご住所をメールでお知らせください。

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やっぱりMADE in INDIA

2008年11月08日 | 点火系

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例のチョイノリSS、無事にエンジン始動です。

動画でなくても、フライホイールが回転していますから分かると思います。

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で、新しいコイルは取り付けましたが、矢印のアースにご注目。

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コイルは形状、メーカーそしてMADE in INDIAまで同じなんだが、新品にはナント!アース線が付いている。

壊れた古いコイルにも矢印の突起はあるのだが、アース線はない。

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突起については外したときに気がついていて、漠然と「エアベントかな」くらいに思っていた。

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コイルを外す前は(このことを)意図してなかったので、燃料ホースが邪魔している画像だが、矢印でアース線が付いていなかったことと、矢印で丸端子が残っていないから、千切れてしまったわけではないのだろう。

まあ、二次側コイルのアースはある場合とない場合があるし、不具合をほうっておくより改善した方がずっと良いのは当たり前だが、コイルの値段が5.950円(車両価格の7.5%!)となると”確信犯的行為じゃねえか!”とグチリたくもなる。

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BMW LoRider

2008年11月07日 | NEW MODEL

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DUCATIのジャケットを着たオニイサンも興味がある?

ミラノショーで発表されたBMW LoRider。といっても生産予定はまだないようだ。画像は(ttp://www.motorcyclenews.com/MCN/News/newsresults/mcn/2008/November/3-9/nov0408-bmw-concept-milan/)から

Bmwlorider2

こうして見ると、ネイキッド発祥の日本からイタリア回り、イギリスに立ち寄ってドイツに辿りついた気がする。シートとサイレンサーのアイデアはアメリカか?

Bmwlorider

ヘッドライトはトレンドを裏切らず。ワタシはチッコイ目がいつになっても好きになれませんが。

Bmwlorider7

Bmwlorider8

Bmwlorider9

これらも一緒に発表されている possible configurationsだそうです。上の画像5枚の引用は(ttp://thekneeslider.com/archives/2008/11/06/bmw-lorider-a-factory-custom-from-bmw/#more-3026)から

タンクを変更あるいは小さくできないのは、バッテリーの位置がベースモデルそのままだからかな?凝った構成はカスタマイズしづらい。テレレバーはどうして外してしまったのか?

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エンジンが先か?モーターが先か?

2008年11月06日 | エンジンの怪

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疾走する電磁石エンジン!

画像は手ブレではありません。またスピードがスゴク速いわけでもなく、カメラを三脚に固定して撮影しましたが、シャッターが0.2秒ほど開いていたようです。

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で、静止画像がこちら。電源はONになっていてもLEDは点いていないのにご注目です。

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ブツはご覧の”大人のおもちゃ”ではなく、”大人の科学”の付録。

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コイルは手巻き。

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本体の書物にはモーター進化の100年が記してある。

まあ、これを眺めているうちに、今までは(消え行く?)レシプロエンジンのことばかり考えていたわけで、電気モーターだって長い歴史があることに気がついたのです。

続く。

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215はタイヤサイズじゃない!

2008年11月05日 | エンジンの怪

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215って、タイヤサイズにしても大きいほうだと思うが、事もあろうか、215キュービックインチだという。つまり、2気筒エンジンの行程容積。

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VツインエンジンにありがちなOHVではなく、チェーン駆動によるDOHC。

4バルブなのは、6インチボアの燃焼室を小さくするためには必須だろう。

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クランクベアリングはプレインメタル。ケースもクランクシャフトも全部ビレットだ。

気になるお値段?

エンジン、トランスミッション、スターター、その他システム込みで4万!

もちろんドルで。ttp://www.baddogcycles.com/index.phpからでした。

しかし、BAD  DOGって直訳以外になにか意味があるのだろうか?

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ストリートファイター

2008年11月04日 | NEW MODEL

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2009年モデルとしてDUCATI Streetfighter が発表されたようだ。

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ヤヤこしいのでモンスター1100の画像も。

やはり水冷モデルはフレームも違う。記憶のなかでは同じ(というより違いが分からない)だが並べてみると、やはり分かりやすい。

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後ろ姿も精悍だね。

1098のエンジンを搭載した気になるスペックは368ポンド(165kg)、155hp。

モンスターのほうは169kg、95hpだから、かなりなジャジャ馬か。

でも以前のS4は、チョッと期待はずれだったが。

来春発売予定だというから、お楽しみに。ユーロ安がこのまま進めば、お値段も期待できる。

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MADE in INDIAは?

2008年11月03日 | 点火系

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チョイノリは部品交換を終えて、約一年ぶりのエンジン始動になりますが、掛からない・・・・・。

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定石とおりにIGプラグを外して、クランキングで放電の目視点検。

こうしてみてもシリンダーの放熱フィンは気流の向きと違うし、何かと共通部品なのか?

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コイルは手の届くところにあるので、まずは点検。

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一次側に導通がない!

日本製のバイクで、さほど距離を走っていない場合はあまり見られない故障。

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う~む、メーカーは日本だが、MADE IN  INDIA!

インドに合弁会社があるらしい。

あまり故障して欲しくない部品ではある。

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