この画像は先ほど撮影したものですが、月初より10円ほど下がっています。
WTIはとうとう60ドルを割り込んでいますね。
ちなみに、ご存知と思いますが、WTIはウエスト・テキサス・インターミディエートの略で、西テキサス地方で産出される硫黄分が少なくガソリンを多く取り出せる高品質な原油のことを指します。そのWTIの先物がニューヨークマーカンタイル取引所(NYMEX)で取引されています。
で、主題の件ですが、
ここ3日間、国際ガソリン価格が原油価格を下回っている。韓国石油公社石油情報網によれば7日(現地時間)、シンガポール現物市場でガソリン(オクタン価92)は52.76ドルで取り引きされた。同日ドバイ油価格(53.81ドル)より1.05ドル低かった。原油を精製して作るガソリン価格が原料である原油の価格に満たない逆転現象が起きているのだ。ガソリン価格は原油より1バレル当たり10ドル程度高いのが普通だ。(抜粋引用はttp://japanese.joins.com/article/article.php?aid=107077&servcode=300§code=300より)
日本のメディアはこうしたことは伝えてくれませんが、まず、ドバイの原油は硫黄分が多いのでWTIより安く、とうに60ドルを割り込んでいました。
金融危機からの経済危機による需要減は大きく、更に原油価格が下がるのでしょう。
話は変わりますが、昨日自分のハイエースに給油したわけですが、ガソリンと軽油の価格差に不満があり、ガソリンが100円だった頃は価格差が20円くらいだったでしょうか。
ガソリンスタンドのお兄ちゃんに聞いても、まあ分かりませんね。聞いてみましたが。
08/12月限 09/01月限 09/02月限 09/03月限 09/04月限 09/05月限
ガソリン 41,040 41,310 41,890 42,340 44,260 44,250
軽油 89,950 100,030 95,240 91,230 88,830 88,830
灯油 53,210 53,410 53,240 51,990 50,560 48,850
それで、ちょっと調べたのは日本での先物価格です。いずれも1KLあたりの円価格です。先物価格ですから、原油価格が変動すればもちろん変わります。
出荷価格は少々異なるかもしれませんが、ガソリンは揮発油税48.6円/L、軽油には引取税32.1円/Lが加算されます。
それにしてもガソリンが一番安いとは、大抵の方は知らないでしょうね。軽油がガソリンの2倍とは認識不足でした。
これから見ると、ガソリン小売価格はまだ下げ幅があるようにも思えますが、アメリカのように軽油のほうがガソリンより高い事態は世間に許されないのだろうか?それとも逆転はあるのか興味があります。
しかし、ハイパーインフレでない限り、インフレはデフレより良いですから、ガソリンスタンドはぼろ儲けではない程度に利益を得た方が良いでしょうね。4月の暫定税率騒動では酷い目にあっているでしょうし、これ以上、(ガソリンスタンドの)件数が少なくなっても困ります。
経済は(モノとお金の)循環により成り立つと、つくづく思います。需要と供給のバランスがよければ平和ですね。
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