画像はttp://www.hawayaracing.com/より転載
ドラッグレース専用のハーレーエンジンはシリンダーにフィンがない。もっともHarley‐Davidsonの部品は一つも使っていないだろう。
エンジンマウントから見るとTWINCAM以降のものだが、シリンダーの固定方法はフランジ式になっている。シリンダーの材質はダクタイル鋳鉄。ちなみにダクタイルとは強靭という意味だそうだ。
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量産車のほとんどは、このように貫通スタッド式。
つまりこういう感じ。
ところが、モトクロサッサーなどのエンジンではシリンダーにアルミニウムを使っており、しかもメッキシリンダーなどのライナーレスが多い。となると排気や掃気のポートで穴だらけのシリンダーを貫通スタッドで締め付けると、ボアの変形からピストンクリアランスの狂いが生じる可能性が高いことから、図のようにフランジ式を採用することが多い。
ピストンクリアランスは分解や組み立てるときの冷間時に測定し設定するが、それはエンジンを運転しているときの温度を想定したものだから、鉄のライナーならピストンのアルミニウムと熱膨張率が違うことから、それは大きくなる。シリンダーは外部から冷却、ピストンはクランクケースの混合気によってのみ冷却という条件は違うものの、メッキシリンダーなどのライナーレスシリンダーは、熱膨張率がほぼ同じと考えられるのでピストンクリアランスを小さく出来る。小さくしたピストンクリアランスは出力向上にもなるが、ライナーレスは軽量化や放熱性向上にもなる。小さいピストンクリアランスは僅かな歪に影響を受け、部分的であっても過小は焼きつきなど過大はガスの吹き抜けを招きトラブルの元になる。
画像はttp://blog.zaq.ne.jp/tgracing/より転載
画像のシリンダーはライナー付だがフランジ固定になっており、アダプターを介して旋盤のチャックに固定している。
転載元の運営者のショップではシリンダーの加工や再生を受けているようだ。
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以前は4カムもありましたが、最近は2カムケースが主流なんですかね?。
それにしてもこのケース、シリンダーオフセットしてるから、クランクもすごいだろう事が
良くわかります。
もっとも全部で1分も走らないエンジンですから、花火みたいなエンジンですけど、
その分の瞬間的なプレッシャーは物凄いんでしょうね~。
さすがですが、トップフューエルはアルミコンロッドがお約束みたいで、そうなると2股は無理で同じものを2個使うことになると思います。
4輪のトップフューエルは一走行でコンロッドを交換すると聞いていますが、オイルパン外してすぐ作業できるとしても、このエンジンでは全分解しないと無理そうなので、1日は保つのかなとか。
転載元でほとんどの部品をみることができます。
節穴の自分の目だとわかりませんね……(分かってしまう両氏が凄い
オフセットって最近HONDAがカブでやったシリンダーが微妙にずれてるあれなんでしょうか?
アルミシリンダーと言うと某内燃機屋さんがスリーブをアルミにして挑戦してましたが擦ったりと大変だったようですね
なんか今は上手く行ってるようにも見えましたが、この記事をみたら擦れた原因がそのまま貫通ボルト使ってたからじゃなかろうかと感じてしまいますね
アルミシリンダーはワタシも試しましたが、リングとの相性もあったみたいですよ。
(まぁトラックやヒコーキのそれに比べりゃ、ヘでもないのでしょうけれど)
…ヒコーキのV型1?気筒を輪切りにして、Vツインに仕立てたエンジンを乗せたバイクを雑誌で見かけた覚えが…あれもアメリカ人だったっけかなぁ?
今日の記事に書いておきましたが、V8トップフューエルエンジンの2気筒版と思います。
ロールスマリーンの輪切りはオーストラリアではなかったかと思います。ウエブ上にはサクッと捜した限りでは見つかりませんでした。
そうしたら あっさり見つかりましたよ、輪切りのVツインを載っけたヤツが…
ttp://74.54.120.132/dbbp/coolest/5000cc.html
雑誌で見たのはスーパーチャージャーまで付いてたヤツです。
見つかって良かったです。
こういうのって、のどに魚の骨が突っかかったみたいで、探し出すまでスッキリしませんね。
ワタシの記憶力も満更ではなかった・・・
最初はNOSで、あとからスーパーチャージャー付けたって書いてありましたね。