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スタータクラッチ空回り!②

2007年07月01日 | スターター系

人気blogランキングへ   今日は晴れのち曇り。

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下が新品のスタータークラッチ SUB‐ASSY(31516‐94 日本価格¥33.200! )

以前はクラッチ単体で入手できたような気がしますが、現在はこの形態になるようです。

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クラッチと言ってもワンウエイクラッチで、任意で動力を断続するわけではなく、ギアを押さえていればアウトプットシャフトは矢印の方向だけに回転できますが、壊れてしまうとどちらの方向にも回転してしまいます。

つまり、エンジンを始動するときはモーターからエンジンに動力を伝え、エンジンが始動した後はモーターを駆動するのを防ぐことになります。

今回のように故障してしまうと、エンジンを回転する力が失われて”空回り”になってしまうわけです。機会があれば内部構造を紹介いたしましょう。

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スイッチ部とギアハウジングを組み立て、緑矢印のところにはグリスを充分に塗り、モーターのコイルが焼けていないかなど確認しておきます。

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モーターとハウジングを組み立てるときには、モーターの赤矢印突起とハウジングの緑矢印凹部を合わせます。

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モーターとソレノイドスイッチのターミナルに、酸化皮膜のようなものが付着していましたので掃除しておきます。

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前述したようにクラッチなどプライマリードライブを外さないで作業をすると、ジャックシャフトの取り付けにチョット苦労するはずです。

クラッチがなければ、スターターモーターを完全に固定してからジャックシャフトを差し込むことができますが、そうでない場合ではリアシリンダーの後ろ側から左手でスターターを押さえつつ、右手でジャックシャフトを回しながら押し込みます。カップリングのスプラインの溝を合わせるために回す必要があるのです。

ジャックシャフトの固定ボルトは10Nm程度の低トルクで締めますから、ロックプレートは必ず新品に交換してください。

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ロックプレートは青矢印が古いもので、緑矢印が新品です。

こういった細かい部品(33126‐94@130円)は常備しておくと慌てなくてすみます。

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ついでにスピードセンサーも掃除しておきます。

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各部を掃除しながら作業を進めたので、キレイに仕上がりました。

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