ピストンエンジンは永遠か!な?

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恐るべし603!

2007年04月05日 | KOWAZA

人気blogランキングへ 今日は久しぶりに良い天気。

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矢印で示すのは、プライマリードライブチェーンを潤滑するオイルの吐出口です。

プライマリーカバーを外してビックリ!抜けていました。通常は圧入されていますから、抜けてしまっているのは初めて見ました。手で引っ張ってみるとスルッと元の位置に入ってしまい、緩々スカスカです。

このシステムは、ショベルヘッドエンジンの最後期のオイルバスクラッチモデルになるまで採用されていました。

仕組みは”ブリーザーバルブ③”で紹介したように、ピストンが下降する際に発生する圧力を利用して、ブリーザーバルブの働きによりエンジンオイルの一部を供給します。

このトラブルを解消する方法は、勘合部がオーバーサイズのノズルを製作して圧入すればベストです。

しかし、ホースが入るフィッテイング部分も考えると2ピースになり、それを溶接やロウ付けなどの作業を考えると2時間は必要になります。

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これは処置後です。ハンマーで軽く(ノズルが変形しない程度)叩いてもビクともしません。

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このロックタイト603のお陰でサクサクッと作業終了です。

不安が全くないというわけではありませんが、ノズルに大きな荷重が掛かるわけでもないので良しとしましょう。

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