三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

三重テレビへの取材協力と放映

2010年11月17日 | 紀州鉱山
 7月下旬に三重テレビから、「今年は韓国併合から100年になるので、特別番組として、「紀州鉱山の真実を明らかにする会」の会員の皆さんが、「なぜこの活動を行っているのですか?」ということをテーマにした特別番組を企画し放映したいので、インタビューをさせてほしい」という取材の協力を依頼されました。
 そこで私たちの会から地元のメンバーと三重に在住しているメンバーの5人でインタビューを受けることになりました。

 インタビュー本番で「なぜこの活動を行っているのですか?」という問いに対して、各人は、
     「強制連行や軍性奴隷の犠牲者は自分の問題のことのように思う。犠牲者の
    声が聞こえてくる気がするから」、
     「元社会科の教師として真実の歴史を知る責任があり、知ることは知らない昔
    には戻れないのですね」、
     「戦争といえば軍に召集されることと思っていたが、そうではなく身近に強制連
    行ということを知ることで戦争というものが分かったから」、
     「教科書で韓国併合ということを習ったが、教科書では教えられなかった身近
    なこととして紀州鉱山における強制連行があったということを知ったから」
と、それぞれ、自分の想いを語りました。
 しかし、4分という短い放映時間でもあったためメンバーのこの想いを語った部分は、放映されませんでした。

 また、私のインタビューについてですが、活動に関わった最初のきっかけが市役所在職中のときの指紋押捺拒否闘争との出会いであったので、そのことを質問され、それに答えたのですが、その部分だけが放映され、私が放映してほしいと思っていた「植民地支配の実態を知ること。それが犯罪であること。略奪したうえで日本という国をつくり、その中で私たちの生を繋いでいるから「韓国併合100年」は今の問題であること。そのことを知り自覚して、人間らしく生きたいから」という部分は放映されませんでした。
 この部分は、追悼碑の前でインタビューを受ける前に、私の方から申し出て三重テレビの車の中でリハーサルを行った部分でした。
 せっかく、三重テレビが韓国強制併合100年の年、特別番組として企画をしてくれただけに、8月10日の放映に私としては物足りなさを感じています。
                                     竹本 昇
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