ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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元旦だけは新聞数紙を買ってきて年の初めに語られる日本や世界の情勢についてを読んでおくのが私の習慣でした。日本経済新聞を購読していたので、朝毎読を初詣の帰りに駅の売店などで買いました。それら各紙は1年間書棚に保存してその年の終りにもう一度振返って確認してみるようなことまでやっていたものです。元旦のサイトを開くとそんな事を思い出します。

くらべる社説 :新s あらたにす(日経・朝日・読売) から三紙が読めました。今年2011年元旦の社説白眉は朝日新聞でしょうね(^o^) 『今年こそ改革を―与野党の妥協しかない』
これと比べて読むと分かりやすいのが、2010.12.30 みんな小沢一郎が好き というブログ記事です--そこで引用されていたのが・・・
『朝日新聞からテレビ朝日に非公式に伝えられたといわれる話だが、これからも小沢氏に関しては、悪いイメージを国民に持たせるような報道を継続するとのこと。理由は、来年、菅内閣は「納税のための国民総背番号制」を導入することになる。そのための法案を国会に提出して審議が行われる。当然、国民の反発は厳しく、巨額の広報費を使って賛成の世論づくりをすることになる。小泉内閣の時の裁判員制度で、それをやり批判されたことだ。それ以上に菅内閣はメディアを悪用することになるだろう。』 【ソースは、激動の平成22年を終えて (平野貞夫の「永田町漂流記」)】 朝日新聞の社説は見事にこれを示しているようです。

◇ 毎日新聞、社説:2011 扉を開こう 底力に自信持ち挑戦を
◇ 琉球新報、新年を迎えて/「豊かな沖縄」づくり元年 「発展の鍵」は県民の手に
◇ 沖縄タイムス、[こんな夢をみた]沖縄を平和の公共財に
◇ 東京新聞・中日新聞、年のはじめに考える 歴史の知恵 平和の糧に
◇ 東奥日報、向かい風に折れない心を/新しい年を迎えて
◇ 秋田さきがけの社説は、新年を迎えて 希望つなぐのは行動だ が読めます、クニマスのご縁ができてこれからも注目したい秋田県です。
◇ 西日本新聞、九州のあしたを語っているか 地域主権と議会
◇ 信濃毎日新聞、足場をつくる 小さな自治、支えよう

私は巡回先のマスメディア記事で行政情報を知ると必ずソースを確認しています。ブログなどではソースにリンクされている事が多いので探す手間は省けますが、マスコミ記事からソースにリンクされているケースはほとんどありません。紙面の記事ならそれでよいし、昔は新聞報道や雑誌記事などは国民が手にする政治行政情報の全てだったと言って過言ではありません。でも10年程前からそういう情報環境は激変し私が甲府に来た時には前と同様にネットを駆使して甲府市や山梨県の情報を確認しました。

しかし既存メディアを生業としてきた人々は環境の変化に応じきれていないと思えるのはどこでも同じかと思います。縦書きを横書きに変換して発信するだけで終っている・・・そんな事を思いながら、2011年01月02日保坂展人さんの記事、既存メディアとネットメディアの拮抗の時代へ をうなづきながら読みました。
今年6月30日で地上波アナログテレビでの番組送信は終り、アナログ画面は地デジ移行を広報する画面の表示のみになるはずです。それは現状の政治情勢からみて多分粛々と進行するでしょう。「地デジに切り替えないオマエが悪い」 「貧乏人には国が支援してやってるよ」 という総務省広報も続いていますが、それはまた別な話(^o^)

読売新聞社説が述べた 『連立は理念・政策優先で、しかも「衆参ねじれ現象」を解消できる規模が望ましい。1年、ないしは2年の期限を切った、非常時の「救国連立政権」とし、懸案処理後に、衆院解散・総選挙で国民の審判を問えばいいのだ。』 その理念と政策はこの社説に書かれていることを指しているのでしょう。長年それを主張し主導してメディア権益も確保してきたのでそれを反故にする小沢一郎さんの理念と政策は大いに困る、だから潰したいのだと語っているようにも読めます。
日本経済新聞の社説は日本の経済力を蘇らせる視点から述べているように思います。以前私が読んできた日経の論壇はいつもそういう経済、産業関係のものだった事を思い出します。今は日経ITProから学ぶことが多いのですが、私にはもうそれに追いつける力が衰えていることを実感しています。脳細胞の活性化は肉体の再構築から始めねばならない、今年の私の大きな課題です。



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