ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




8月は暑い夏でした、自然環境もそうでしたが甲府市が特に暑かったのは天気のせいばかりでは無いでしょう。
このブログやホームページで追いかけているうちに、あっという間に1ヶ月が過ぎましたが、9月以後も継続的に追いかけるのは中心市街地活性化事業と新庁舎計画になるでしょう。それは甲府の情報化という私のメインテーマに関係するからです。

この地方都市に住んでみてなんとなく分かったのは、地方の行政事業というのは自発的に始動するものが少なくて、国が財政支援策を決めると(法律ができるとか)山梨県も甲府市もそれを利用する(金をもってくる)為に動き出すのだなぁ、という事です。

地方都市が自分の頭で考えた新しい施策を始める、その為に必要な財源は住民(議会)の議論を経てやりくりの方法が考えられる。それでも足りない時 は地元選出の国会議員などが中央政府に働きかけて、国という大きな目で検討して全国的にも役立つことだと説明して、国の施策として採用される・・・
こんなことは机上の空論。
山梨県で始まったマイバッグ運動にしても法律が施行されたから動き出した、しかし、私のホームページやブログで書いていますが、数年以上前からこの事を提唱している市議会議員がいた、国が動くまで地域の行政は誰も一顧だにしなかったのでしょうか?

昔からの公務ルーティンワークは少しは改善しながらこなしていても、新機軸を自発して地域を変え発展させていくという能力は地方には欠けているのかも知れません。しかし既に見たように農産物・地場製品などの生産者の方々は、中小企業こそが日本経済の源と言われるような活動をここでもなさっておられることを知りました。
でもそれらを集め地域のパワーとする新機軸はようやく始まったばかり、これまでは文字どおり自助努力の範畴にされていた。それは行政に財源が無いという理由だけとは思えないのです。行政の自発性が無いから次第に財源が無くなっていったのでは無いかと思えてしまうのです。

東京で見ていて感服したのが大分県平松知事の一村一品運動、施政の内容はほとんど知りませんが話題になったのは三重県北川知事、岩手の増田知事、宮城の浅野知事など、この方々の地方自発の行政が国にも影響を及ぼしたと言えるのかと思います。

行政でもソフトが如何に大切かを示していると思っています。ソフトの重要性が理解できず、箱物に頼った地域は衰えていった。首都圏にありながらの山梨、甲府の姿はそのことを典型的に示していると思いました。
ソフトを考えずに作られた箱物はそれだけでは地方再生・活性化の道具とはならないでしょう。多くは造った後で考えていて、活用有効策も出ないままで終わっている。
山梨の道路に象徴されていると感じます、側溝に蓋が無い危険な路、つぎはぎ補修された路面の醜さは、ここも未だ工事中なのかと思うほどですが工事 は完了しているらしい、まるで絆創膏を張りつけたような路面、すれ違う時に側溝に脱輪しそうな道。これでは外敵の侵入を防ぐために造られた戦国の道、地域不案内な方の新規参入はご遠慮くださいと言っているかのように。

甲府市の熱い戦いが始まった中心市街地活性化、新庁舎、そして新県立図書館、そこに山梨甲府のソフト力がいかに発揮されるか、見続けていこうと思っています。
それが私のインターネット関連の仕事にも教訓となっています。

上のテキストで知事さんについては、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』にリンクしておきましたが、2007年08月29日にITmedia Japanの記事で「総務省や文科省もWikipediaを編集していた」と報じられています。と言うことで、この記事のタイトルもカテゴリーも「インターネット」(^o^)



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8月11日に「レジ袋有料化」として書いた記事のフォローになります。その時に予定されていた「ノーレジ袋推進連絡協議会」の第1回会議が8月31日に開催され、31日夜のUTYニュースが報じています。以下要約しておきます。

きょう(31日)、レジ袋を有料化して資源保護に役立てようという具体策を話し合う推進協議会が発足した。
この会議はレジ袋を扱う事業者に対して資源保護対策を義務づけた改正・容器包装リサイクル法が、2007年4月から施行されたことに伴ない山梨県が設置したもの。
この初会合では10月7日(日)を「ノーレジ袋推進の日」として様々なPR活動や、レジ袋有料化についてのアンケート調査を実施することなど、当面の活動方針を決めた。
またレジ袋の有料化については、「レジ袋の削減方法としては有料化が最も効果的」という見方で一致し、次回からその具体的な取り組み方法を模索していく。
レジ袋の有料化の流れは、行政の本格的な取り組みが始まったことにより、一段と加速されそう・・・


7月28日にこの件で最初に書いた記事、「レジ袋削減へのベクトル」で私はこの「社会プロジェクト」の進め方を考えました。それをベースにしてインターネット・オタクとして見ていこうと思っています、私は既に買い物6回中5回はマイバッグを使うようになりました(^o^)
山梨日日新聞が早くも子供向けページで8月28日に「レジ袋削減へ県内で有料化の動き」を掲載しています。さすが地元紙、やりますねぇ! 「県庁さん」も負けてられません、 「ママ、ウチはどうしてマイバッグじゃないの?」なんてサッカー台の前で子供に言われたらどうする(^o^)

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