ICT工夫
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「産廃処理の日東金属、関東や北陸に商圏拡大」という記事が2007年9月11日の日本経済新聞甲信越版にありました。


産業廃棄物中間処理で県内大手の日東金属(甲府市、河西洋社長)は関東や北陸に商圏を拡大する。東京都や栃木県、新潟県など13都県で産廃の収集運搬に関する許可を取得し、主に付加価値の高い非鉄金属を集める。地盤の山梨県だけでは今後の成長が難しいと判断し、県外需要獲得を成長の起爆剤とする。
 茨城、栃木、新潟、富山など7県と横浜、金沢など独自に許可を出す11市で収集運搬の許可を申請中で、いずれも今秋に許可が下りる見通し。すでに東京都や千葉県でも許可を取得しており、山梨県のほかに関東1都6県、北陸3県と長野県、静岡県をカバーできる体制を整える。
 各地で回収した産業廃棄物を甲府市の本社工場に運び、圧縮・切断した上で金属加工業者やリサイクル業者に販売する。運送コストなどがかかるため、銅やアルミといった高単価の非鉄金属を主に扱う。収集運搬には自社の12台の車両を使うほか、外部委託も増やす。素材価格の高騰が続いており、運送や営業の費用を負担しても利益を出せると判断した。


私は産業廃棄物の事は全くと言ってよいほど知りませんが、リサイクル法が成立した以後パソコンの処分については大変困っています。第一にリサイクルという言葉を誤解していました。パソコンのリサイクルは中古品として再使用する事が念頭にあり、その為に旧機種でも動くオペレーティングシステムやソフトのサポートが維持されているべきと考えていたからです。しかし現状は全く違う方向に進みました。パソコンも使い捨てを前提に業界が動いてきました。このオロカモノが!と言ってみてもはじまらないご時世です(^o^)
私が中古で入手して使いこなしてきた「PCリサイクルマーク」が無いパソコンにお別れをする時は、リサイクル料金を払わねば回収して貰えません。廃棄せずに別なリサイクル利用者を見つけ出すことは現状ではなかなか難しいです。ソフトをインストール済みのままお渡しできませんので、譲る先は使えるソフトをお持ちの方に限られます。しかしまあそれなりの方法はありそうですが・・・
とにかく私が処分した旧機種は解体され、貴金属などが取り出された残りは最終処分場に埋め立てられているのだと思っています。

記事に書かれていた「産業廃棄物中間処理」という言葉が私には新鮮でした。山梨県では最終処分場について長年の問題があることは色々なWebページから知っています。その墓場まで持っていく前に活かせるものを生かすという日東金属さんのような会社があることは今回始めて知りました。ほとんど全ての製品にリサイクルが規程されている現在、「静脈産業」というコンセプトは心に響くものがあります。

蛇足ですが、パソコンを廃棄する時に内蔵ハードディスクは取り外して手元に残しておく手があります。残さないならハンマーでたたき壊してから残骸を中に押し込んでおけばよいです。外し方が判ればメモリーだけは残しておくと再利用も出来ます。ついでにCD/DVDドライブなども取り出しておくとよいです。車のボンネットを開けてみるのと同様に、お別れする最後にパソコンの中を覗いてみるのも面白いですよ(^o^)



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