工楽松右衛門旧宅が県指定文化財に
観光活性化の弾みに
今日(2/22)の神戸新聞東播版に「工楽松右衛門旧宅が県指定文化財に」の記事が掲載されています。
工楽松右衛門の資料として掲載させていただきます。
記事の終わりに、蛇足を付けさせていただきました。
兵庫県高砂市高砂町今津町の「工楽松右衛門旧宅」と、隣接の港湾遺構が21日、県指定文化財に選ばれた。江戸時代の舟運拠点の様子や高砂の景観を、今に伝えている貴重さが評価され、関係者は「観光拠点として盛り上がる中、さらに弾みが付く」と喜ぶ。
史跡「高砂堀川湊及び工楽松右衛門旧宅」として指定された。旧宅は江戸時代後期に建てられ、かつての南堀川西詰めに面している。小屋梁を直接柱で受ける構造や、外壁に古い舟板を再利用した「舟板塀」などの特徴がある。
堀川湊は舟運の拠点として発展。南堀川船着き場には、荷揚げのためのがん木や石敷き、護岸の石垣跡が残されており、昨年6月の旧宅の一般公開とともに、遺構の一部を見学できるようになった。
県文化財保護審議会は、近世の港湾の実態を現在に示す重要な歴史的遺産だと評価。また、周辺に蔵や町割りが残り、近世高砂の景観を今に伝えている点でも貴重だとした。
旧宅を巡っては、日本遺産への追加認定、好調な入館者数など、明るいニュースが続く。松右衛門を顕彰する「高砂くらく会」の生南匡浩事務局長(67)=同市高砂町=は、指定を受け「めちゃめちゃうれしい」と大喜び。「松右衛門は高砂の偉人であり、市民の誇り。旧宅で地域を盛り上げる機運が高まっている今、指定が観光やまちの活性化の弾みになりそう」と期待を寄せていた。・・・(広岡磨璃)
*提案:「工楽松右衛門物語」を作っていただけませんか
工楽松右衛門がだんだん知られるようになってきました。ただ一つだけ気になることがあるんです。
「工楽さんは、どんな人」と問われると、「船に必要な帆を発明した人や・・・」という応えが返ってきますが、工楽さんはそれだけではないんですね。もっとスケールの大きな活動をした人のようです。
あまり厳密でなくってもいいですから、分かっている範囲で「工楽松右衛門物語」という本(絵本もふくめて)を早急に作っていただけませんか。そして、学校でも教材として取り上げてほしいですね。そうすればもっと関心を持たれると思いますよ。(no4548)