明けましておめでとうございます。本年もよろしくおつきあいください。
2008年の最初は、干支にちなんでネズミと名のつく木をご紹介します。
最も身近なネズミの木はネズミモチ。正月早々何ですが、実の色や形がネズミの糞に似ているのでこんな名前になりました。日本に自生するネズミモチと、私たちがよく目にする中国からの移入種トウネズミモチの2種類があります。
公園、ビルやマンションの緑地、道路の法面などによく植えられているので、どこかでご覧になっているはずです。どちらもツバキのような固くてツヤのある葉ですが、ツバキと違って鋸歯(ギザギザ)がありません。初夏には白い花をたくさん咲かせます。
(名前の由来になったトウネズミモチの実)
ネズミサシという木もあります。ヒノキの仲間ですが、ヒノキと違って葉が鋭く尖っているため、ネズミ除けに使われたところからこの名になったそうです。
同じくヒノキの仲間に、ネズコという木があります。名前の由来は木材の中心部(芯材)がグレーだから。江戸幕府は木曽の樹木を守るために、「木曽五木」を選んで伐採禁止にしました。スギ、ヒノキ、アスナロ、コウヤマキに加えて、このネズコも選ばれています。
クロベとも呼ばれていて、黒部ダムあたりの地域名はこの樹がたくさん生育していることに由来するそうです。黒部市の市の木にも指定されています。
(ネズコの木材標本)
木曽五木の中では最も知名度が低いですが、障子や衝立など建具の材料としては最高級品だそうです。また、木曽地方ではネズコで下駄を作ったらしく、現在もネズコ専門の下駄屋さんがあります。軽いので建具や下駄には最適なのでしょう。
ネズミ年のこの1年が、みなさまにとっても私にとってもいい1年でありますように…。
2008年の最初は、干支にちなんでネズミと名のつく木をご紹介します。
最も身近なネズミの木はネズミモチ。正月早々何ですが、実の色や形がネズミの糞に似ているのでこんな名前になりました。日本に自生するネズミモチと、私たちがよく目にする中国からの移入種トウネズミモチの2種類があります。
公園、ビルやマンションの緑地、道路の法面などによく植えられているので、どこかでご覧になっているはずです。どちらもツバキのような固くてツヤのある葉ですが、ツバキと違って鋸歯(ギザギザ)がありません。初夏には白い花をたくさん咲かせます。
(名前の由来になったトウネズミモチの実)
ネズミサシという木もあります。ヒノキの仲間ですが、ヒノキと違って葉が鋭く尖っているため、ネズミ除けに使われたところからこの名になったそうです。
同じくヒノキの仲間に、ネズコという木があります。名前の由来は木材の中心部(芯材)がグレーだから。江戸幕府は木曽の樹木を守るために、「木曽五木」を選んで伐採禁止にしました。スギ、ヒノキ、アスナロ、コウヤマキに加えて、このネズコも選ばれています。
クロベとも呼ばれていて、黒部ダムあたりの地域名はこの樹がたくさん生育していることに由来するそうです。黒部市の市の木にも指定されています。
(ネズコの木材標本)
木曽五木の中では最も知名度が低いですが、障子や衝立など建具の材料としては最高級品だそうです。また、木曽地方ではネズコで下駄を作ったらしく、現在もネズコ専門の下駄屋さんがあります。軽いので建具や下駄には最適なのでしょう。
ネズミ年のこの1年が、みなさまにとっても私にとってもいい1年でありますように…。
ネズミの名前の付いた木での新春記事ですか、さすが樹々日記ですね。
ネズコがクロベですか、いろんな呼び名があるんですね。クロベが黒部の由来だとは知りませんでした。言われれば納得です。
今年もよろしくお願いいたします。いろいろ教えてください。
ネズコ=クロベは知っていましたが、黒部=クロベは私も知りませんでした。
ちなみに、黒いヒノキ→クロビ→クロベになったという説があります。名前の由来は推測に過ぎませんが…。
今年も樹々日記におつきあいください。
スローライフ=オールドライフと言えませんかね?
今年もよろしくお付き合いください。
今のところ北海道(札幌)は、雪が少なくチョット寂しい気もするんですが、
取りあえず除雪の手間が省けて助かっています。
クロクマの所は、気ままに何でもかんでものブログですが、
今年も宜しくお願い致します。
そうですか、今年は雪が少ないですか。宇治も年に2~3度雪が降りますが、今年の冬はまだ見ていません。
今年も鳥や植物の写真を見せてください。
そして、時々はこちらの欄にも出没してくださいね。
最後の写真はどこかで見たことがある(笑)。
こちらにはない木ですね。
内地の話を聞くと、針葉樹ってこんなにたくさんあるんだ、と
いつも思います・・・
北海道の針葉樹はやはりエゾマツ、トドマツ、カラマツになりますか。
でも、私もネズコは自生を見たことはありません。