大勢の男性の中に女性が一人いる状態を「紅一点」と言います。
この言葉の出典は11世紀の中国の詩人・王安石の次の作品だそうです。
万緑叢中紅一点 (ばんりょくそうちゅうこういってん)
動人春色不須多 (ひとをうごかすしゅんしょくはおおきをもちいず)
意味は、「人を感動させる春の景色は多くのものを必要としない。見渡す限りの緑の中にただ一つ紅い花があればそれでいい」。
この詩のタイトルは「石榴(せきりゅう)」、つまりザクロ。
ザクロの花は6月頃に咲きます。初夏、新緑が茂ってあたり一面緑色の風景の中で、真っ赤な花が咲いているシーンを歌ったのでしょう。何となくイメージが湧いてきます。
そのザクロの花が女性ということは、男は緑の葉っぱということですよね。ということは、紅一点とは逆に、大勢の女性の中に男が一人いる状態は「緑一点」と言うべきなんでしょうね。
一度でいいから「緑一点」を体験してみたい。
今年も当ブログに1年間お付き合いいただき、ありがとうございました。お正月は5日から始めますので、来年もよろしくご愛読ください。
では、みなさま、良いお年をお迎えください。
ザクロは食べたことがないし花も見たことがなかったですが、「紅一点」という言葉はおなじみです。
もちろん言葉としておなじみなだけですが(笑)。
今年も1年興味深い話題を読ませていただきありがとうございました。
私は無休で続けます(笑)。
ではよいお年を。
最近はザクロジュースも販売されているようですね。
1年間ご愛読いただき、また毎回コメントをいただき、大変ありがとうございました。励みになりました。
よいお年をお迎えください。