樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

カメラ水没

2018年10月18日 | 野鳥
もう1か月以上前ですが、近くの農地で野鳥を撮影した後、調査票に記入しようと三脚を動かしたところ、ストッパーが1本ゆるんだようで、そのまま倒れて用水路にボチャン! あっちゃー!
翌日メーカーのサービスショップに持ち込みましたが、数日後「ボディもレンズも修理不能です」との返事。夏から秋は最も頻繁にカメラを使う時期なので、すぐに次のカメラを物色しました。
7年前のカメラですが気に入っていたので、同じメーカーの後継機種を調べたものの、私には不要な機能が多く、その分高価です。野鳥を動画で撮影してYouTubeにアップし、当ブログや野鳥の会のウェブサイトに掲載するという使い方ですから、4Kや静止画撮影の高度な機能は猫に小判です。
結局、前と同じカメラを(すでに生産中止で新品がないため)中古で購入しました。結果的に、マニュアルを読む必要がない、慣れているので使いやすい、バッテリーやPC用ソフトがそのまま使えるなど、スムーズに移行できました。


ボディの色がシルバーからブラックに変わっただけで全く同じ

水没した際に撮っていたのが、下のムナグロ。「おまえのせいで6万円もムダな出費をしたじゃないの!」と八つ当たりしながら編集しておりました。



中古なので不具合が心配でしたが、ノープロブレム! 逆に前のカメラにあった小さな不具合が解消されて、ストレスなく撮影できています。
その中から、セイタカシギをご紹介します。今年もこの“田園の貴婦人”が来てくれました。私が観察した範囲では、計6個体が飛来しました。そのうちの3個体が以下。



そのセイタカシギに恋したエリマキシギを1か月間にご紹介しましたが、幼鳥のせいか警戒心がゆるく、どんどん近づいてきます。こうして無心に餌を食べている野鳥を観ていると、愛おしくなってきます。



シギの渡りのシーズンは終わりましたが、終盤に私たちを楽しませてくれたのがツルシギ。当初は1羽だけでしたが、この日は休耕田でも川でも2羽が仲良く採餌したり、水浴びしていました。



シーズンが終わったばかりですが、来年はどんなシギやチドリが来てくれるか、今から楽しみです。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 百果繚乱 | トップ | フクロウカフェ »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kazuyoo60)
2018-10-18 08:22:41
災難でした。事故は弾みですから、お体の怪我でなくて小難です。
“田園の貴婦人”ですか。良さをわかるまでは行きませんが、綺麗な鳥です。
写されてるだけだと、ちゃんと学習してるのかもしれません。格好良いセイタカシギです。
エリマキシギの背中の模様が綺麗です。シックですね。水辺が近くにないので、水鳥の姿は珍しいです。田んぼのケリもこの頃見る機会がありません。
返信する
kazuyo様 (fagus06)
2018-10-19 07:37:52
そうですね、怪我することに比べたら、大したことではないですね。
セイタカシギ、異様に足が長いでしょう? 誰が名付けたのか”田園の貴婦人”と言われています。オスもいるでしょうけど、貴婦人です(笑)。
エリマキシギは、繁殖シーズンには首のまわりにマフラーのようなモフモフの羽毛が生えるのでこの名前があります。でも、この農地ではマフラーをした個体には会ったことがないです。時期が合わないので。
ケリはご覧になったことがあるのですね。この農地ではいつも見られます。
返信する
Unknown (guitarbird)
2018-11-03 13:25:56
こんにちわ
カメラ大変でしたね。
でも今はネットで古い物の中古が比較的簡単に手に入るからよかったですね。
私はここ4年前の1月、オリンパスOMDに銀塩時代の長いキヤノンの望遠をつけていて、車に戻ってドアを開けるのに三脚を立てたところやはり脚の1本が緩んでいて倒れました。
修理に出したところ液晶画面交換と部品幾つか交換で2万円台で済みましたが、レンズは昔の重たいやつで堅牢なのか無傷でした。
三脚は要注意ですね。
返信する
guitarbirdさんへ (fagus06)
2018-11-05 10:59:18
3日から4日夜まで、栃の森の野鳥調査に出掛けていたため、返信が遅くなってしまいました。
そうですか、三脚が倒れてカメラをダメにするケースは多いようですね。
地面が斜めになっている山道でスコープの三脚を倒したことは2~3度あります。ボディが傷つきましたがレンズは難を逃れました。
ついつい鳥に気を取られて、三脚のことを忘れてしまいますね。
返信する

コメントを投稿

野鳥」カテゴリの最新記事