前回、「一人旅」と題してムナグロとトウネンとツバメチドリの単独個体をご紹介しました。その後、もう一度干拓地へシギ・チドリ観察に出かけると、今度は群れに遭遇しました。
まず、広い休耕田でセイタカシギ3羽を発見。6月にこの干拓地で実施した探鳥会で2羽出現しましたが、シギ・チドリシーズンになってからは初めて。この鳥がやって来ると「いよいよ本番」というモードになります。
別のエリアに足を伸ばすと、ムナグロの群れがいました。カウントすると、16羽。名前のとおり胸が黒い夏羽の個体、すでに冬羽になった個体、さまざまですが、ムナグロらしくのんびり採餌していました。
シギやチドリの渡り鳥は、日本より北で繁殖し、日本より南で越冬するので、春と秋の2回日本に立ち寄ります。そして、「夏鳥」でも「冬鳥」でもないので「旅鳥」と呼ばれます。
セイタカシギは近年日本でも繁殖する例が増えていますが、京都府ではまだ確認されていないので、多分ユーラシア大陸の中北部で繁殖した個体がオーストラリアなどへ渡る途中に立ち寄るのだと思います。
ムナグロは、シベリアで繁殖し、フィリピンなど東南アジアで越冬する途中に、栄養補給と休息のために訪れます。
いずれにしても長旅で、前回はその一人旅に、今回は団体旅行に遭遇したということのようです。人間の場合、一人旅なら気ままで自由な時間が過ごせますし、団体旅行ならワイワイガヤガヤ仲間と楽しく過ごせます。鳥たちも、それぞれのスタイルの旅を楽しんでいるのでしょうね。
まず、広い休耕田でセイタカシギ3羽を発見。6月にこの干拓地で実施した探鳥会で2羽出現しましたが、シギ・チドリシーズンになってからは初めて。この鳥がやって来ると「いよいよ本番」というモードになります。
別のエリアに足を伸ばすと、ムナグロの群れがいました。カウントすると、16羽。名前のとおり胸が黒い夏羽の個体、すでに冬羽になった個体、さまざまですが、ムナグロらしくのんびり採餌していました。
シギやチドリの渡り鳥は、日本より北で繁殖し、日本より南で越冬するので、春と秋の2回日本に立ち寄ります。そして、「夏鳥」でも「冬鳥」でもないので「旅鳥」と呼ばれます。
セイタカシギは近年日本でも繁殖する例が増えていますが、京都府ではまだ確認されていないので、多分ユーラシア大陸の中北部で繁殖した個体がオーストラリアなどへ渡る途中に立ち寄るのだと思います。
ムナグロは、シベリアで繁殖し、フィリピンなど東南アジアで越冬する途中に、栄養補給と休息のために訪れます。
いずれにしても長旅で、前回はその一人旅に、今回は団体旅行に遭遇したということのようです。人間の場合、一人旅なら気ままで自由な時間が過ごせますし、団体旅行ならワイワイガヤガヤ仲間と楽しく過ごせます。鳥たちも、それぞれのスタイルの旅を楽しんでいるのでしょうね。