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樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

日本最小の葉っぱ

2011年12月22日 | 樹木

このブログを始めたのは20065月。その2回目の記事は「日本最大の葉っぱ」でした。一般的に言われるホオノキではなく、「広い意味ではバショウ、単葉ではキリ、複葉ではトチノキかオニグルミ」と書きました。

5年半後、「逆に最も小さい葉っぱは何の樹だろう?」と疑問になってきました。すぐに思い浮かんだのは、庭にあるドウダンツツジとイヌツゲ。

 

 

紅葉が鮮やかなドウダンツツジ

 

イヌツゲは先日訪れた栃の森でも数少ない常緑樹として確認しました。写真のように、幅1cm程度の小さな葉がいっぱい生えています。櫛や将棋の駒に使われるツゲも同様に小さいです。

 

 

 

さらに考えると、「葉っぱの面積としては広葉樹よりも針葉樹の方が小さいのではないか?」という疑問が湧いてきます。計測するまでもなく、ドウダンツツジやイヌツゲよりもマツやスギの葉の方が表面積としては小さいはず。

「その針葉樹の中でも、最も小さい葉は何だろう?」と考えて思いついたのがヒメコマツ。「小さい松」にさらに「姫」まで付いた、いかにも小さい樹です。

散歩コースにある禅寺に「宇治名木百選」のヒメコマツがあるので撮ってきました。

 

 

 

 

五葉松なので51セットの葉ですが、おそらくイヌツゲよりも小さいでしょう。

日本最小の葉は、広葉樹ではドウダンツツジ、イヌツゲ、ツゲ、針葉樹ではヒメコマツというのが私の結論です。

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2 コメント

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Unknown (guitarbird)
2011-12-22 08:46:12
おはようございます
ドウダンツツジは植栽でA公園にありますがそのように意識して見たことがないので雪が解けたら注意してみます。
イヌツゲはA公園でまだ見たことがないのですが私が気づかないだけかもしれないですね(笑)。
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イヌツゲは (fagus06)
2011-12-24 06:35:43
北海道には自生しないようですが、植栽としてはあるかも知れません。
庭にあるドウダンツツジは、幹が腐って空洞になっていますが、今でも毎年真っ赤な鮮やかな紅葉を見せてくれます。
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