このブログを始めたのは2006年5月。その2回目の記事は「日本最大の葉っぱ」でした。一般的に言われるホオノキではなく、「広い意味ではバショウ、単葉ではキリ、複葉ではトチノキかオニグルミ」と書きました。
5年半後、「逆に最も小さい葉っぱは何の樹だろう?」と疑問になってきました。すぐに思い浮かんだのは、庭にあるドウダンツツジとイヌツゲ。
紅葉が鮮やかなドウダンツツジ
イヌツゲは先日訪れた栃の森でも数少ない常緑樹として確認しました。写真のように、幅1cm程度の小さな葉がいっぱい生えています。櫛や将棋の駒に使われるツゲも同様に小さいです。
さらに考えると、「葉っぱの面積としては広葉樹よりも針葉樹の方が小さいのではないか?」という疑問が湧いてきます。計測するまでもなく、ドウダンツツジやイヌツゲよりもマツやスギの葉の方が表面積としては小さいはず。
「その針葉樹の中でも、最も小さい葉は何だろう?」と考えて思いついたのがヒメコマツ。「小さい松」にさらに「姫」まで付いた、いかにも小さい樹です。
散歩コースにある禅寺に「宇治名木百選」のヒメコマツがあるので撮ってきました。
五葉松なので5本1セットの葉ですが、おそらくイヌツゲよりも小さいでしょう。
日本最小の葉は、広葉樹ではドウダンツツジ、イヌツゲ、ツゲ、針葉樹ではヒメコマツというのが私の結論です。
ドウダンツツジは植栽でA公園にありますがそのように意識して見たことがないので雪が解けたら注意してみます。
イヌツゲはA公園でまだ見たことがないのですが私が気づかないだけかもしれないですね(笑)。
庭にあるドウダンツツジは、幹が腐って空洞になっていますが、今でも毎年真っ赤な鮮やかな紅葉を見せてくれます。