近くを車で走っていたら、思いもよらぬ場所にザクロの大きな樹があったので、Uターンして写真に収めてきました。
古い民家の前の歩道に、たくさんの実をつけた大木が立っているのですが、道行く人は気にする様子もなく通り過ぎていきます。私は「この実が熟したら、誰が食べるのだろう?」と、とても気になりました。
先日、「火防せの樹」としてサンゴジュをご紹介しましたが、このザクロは、逆に「火に縁のある樹」として地方によっては庭に植えるのを嫌うそうです。
中世の軍記物語『太平記』には、「ザクロの実が猛火となって妻戸に燃え移った」というような記述があるようです。江戸時代の博物学者・貝原益軒は、「普通、赤い実がなる樹は花が白い。しかし、ザクロは花も実も赤いので、火を連想するためにこういう話が生れたのだろう」と書いています。
一方、小さい赤い実がたくさん詰まっているからでしょうが、中国ではザクロは子宝のシンボルになっています。トルコにも、結婚式の日、新郎がザクロを地面に投げつけると、こぼれ出た実の粒だけ子どもが授かるという言い伝えがあるそうです。さらに、ザクロには鬼子母神伝説がありますが、長くなるので改めます。
ザクロは西南アジア原産で、平安時代に日本に移入されたそうです。
古い民家の前の歩道に、たくさんの実をつけた大木が立っているのですが、道行く人は気にする様子もなく通り過ぎていきます。私は「この実が熟したら、誰が食べるのだろう?」と、とても気になりました。
先日、「火防せの樹」としてサンゴジュをご紹介しましたが、このザクロは、逆に「火に縁のある樹」として地方によっては庭に植えるのを嫌うそうです。
中世の軍記物語『太平記』には、「ザクロの実が猛火となって妻戸に燃え移った」というような記述があるようです。江戸時代の博物学者・貝原益軒は、「普通、赤い実がなる樹は花が白い。しかし、ザクロは花も実も赤いので、火を連想するためにこういう話が生れたのだろう」と書いています。
一方、小さい赤い実がたくさん詰まっているからでしょうが、中国ではザクロは子宝のシンボルになっています。トルコにも、結婚式の日、新郎がザクロを地面に投げつけると、こぼれ出た実の粒だけ子どもが授かるという言い伝えがあるそうです。さらに、ザクロには鬼子母神伝説がありますが、長くなるので改めます。
ザクロは西南アジア原産で、平安時代に日本に移入されたそうです。
今回は長くなるので書きませんでしたが、ザクロには鬼子母神の宗教伝説があります。私はまだ現地へ行ってませんが、二月堂の近くに鬼子母神があり、その周囲にザクロが植えてあるそうです。
そのうちに、改めて記事を書くつもりです。
ザクロのジュース、私も何度か飲んだ記憶があります。
bulbulさんもあちこちで相当ツリーウォッチングされているようですね。よくご存知で驚きます。
どちらも実をつけて毎年食べるのが楽しみでした。
岩手県では両方とも育ちません、南部の沿岸地方では育つようですが。
こちらではビワもあちこちに植えてあります。woodyowakuさんもbulbulさんも、庭にザクロがあったなんてうらやましいですね。
果樹は食べられるのがいいですね。わが家は現在はブルーベリーとユズくらい。ヤマモモは雄株でしたし、ユスラウメも枯れてしまいました。
owakuさんのお父さんにように、きちんと手入れしないとおいしい果実は食べられません。