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樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

森のノーベル賞

2015年01月08日 | 木と文化
昨年、3人の日本人がノーベル賞を受賞しました。この賞には物理学、化学、生理学・医学、文学、経済学、平和の6分野しかなく、その他の分野で世界に貢献した人は顕彰されません。
それを補うためか、林業分野で活躍した人には「森のノーベル賞」(正式名「マルクス・ヴァレンベリ賞」)が授与されます。日本ではまったく無名で、ネットで検索してもほとんどヒットしませんが、スウェーデンの財団が運営するもので、ノーベル賞と同様グスタフ国王が授与し、賞金も同額の200万クローネ(約3000万円)という由緒ある賞です。



これまで、例えば2010年には、7階建ての木造マンションの建築法を考案したドイツの研究者が受賞しています。この木造マンションは阪神・淡路大震災級の地震にも耐えるそうです。
さらに、2011年には、森の樹木の高さやサイズ、木質重量などを飛行機からのレーザーで計測するシステムを開発したノルウェーの大学教授が受賞しています。このシステムによって、従来は目視に頼っていた木材の質や量の計測が簡単に正確にできるようになったようです。
調べてみると、このシステムはすでに実用化されていて、日本でもレーザーによる森林の樹木調査を請け負っている会社があります。
残念ながら「森のノーベル賞」を受賞した日本人はまだいませんが、賞の選考にかかわるアドバイザーに日本人が就任しています。
日本人が受賞すれば「森のノーベル賞」の知名度も一気に上がるでしょうね。
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (guitarbird)
2015-01-08 13:05:26
こんにちわ
私もこの賞は知りませんでした。
国土の6割以上が森である日本人としてはぜひ受賞者が出てほしいです。
やはり実用的な研究が受賞するものなのですね。
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そうですね (fagus06)
2015-01-09 07:29:58
実用的な技術やシステムに対して授与されているようです。
2012年は紙の生産効率を高める技術を開発したフィンランドの研究者が受賞しているそうです。
日本の林業はヨーロッパに比べると遅れているようで、技術やシステム、機械なども欧州から輸入しているみたいですね。
返信する

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