樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

木が奏でる音楽

2014年06月09日 | 木と楽器
木と音楽の関係は主に楽器ですが、木の年輪をそのまま音楽にするプレーヤーが開発されて話題になっています。
木の幹をレコードのように薄くスライスし、年輪を特殊なカメラで読み込んで、そのデータをピアノの音に変換するという装置。開発したのはドイツのアーティスト。
百聞は一見&一聴に如かず。下の動画をご覧ください。



年輪の濃淡や太さによって音が変わるそうです。動画を見ていると、節の部分がカメラの位置にくると大きな音がします。
この曲をはじめトウヒ、タモ、ナラ、カエデ、ハンノキ、クルミ、ブナの7種類の年輪が奏でる音楽が『Year』というアルバムにまとめられています。音源はこちらからダウンロードできます(有料)。
これだけではありません。世の中には同じような発想をする人がいるもので、スライスした木にレーザーカッターで溝を刻み、それを旧来の針式プレーヤーで再生している人もいます。
その動画をご覧ください。流れるのは、レディオヘッドの「Idioteque」という曲。



ノイズがありますが、一応音楽として聞こえます。技術的なことはよく分かりませんが、音のデジタル波形ファイルをPDFに変換し、そのデータをレーザーカッターで木に刻むそうです。
音楽としては、最初の年輪ミュージックの方が楽しめそうですね。
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2 コメント

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Unknown (guitarbird)
2014-06-11 18:49:32
こんばんわ
音楽好きとしてはやはり興味があります。
最初のほうを聞いてみたところ、だいたいイメージ通りでしたが、間の多い音楽になるんだな、と思いました。
そういえばジェスロ・タルの1977年のSONGS FROM THE WOODというアルバムの裏ジャケットに、木の切り株をレコードとレコードプレイヤーに見立てて、年輪の上にレコードの針が落ちているという写真がありました。
思想的にはかなり時代の先を行っていたようですね(笑)。
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ギタバさんからは (fagus06)
2014-06-12 07:47:21
何か面白い情報がいただけるのではないかと期待しておりましたが、ジェスロ・タルでしたか。
その「SONGS FROM THE WOOD」というアルバムが気になったので検索してみました。YouTubeでその曲のライブ演奏が見られました。
相変わらずフルート吹いてますね。ユニークな人ですね、イアン・アンダーソン。だから、そんな年輪レコードのビジュアルを思いつくんですね。
その曲の歌詞が気になって、歌詞を探して自動翻訳にかけてみました。「木の音楽を聴けば幸せになる」というような歌詞でした。
作詞もイアン・アンダーソンですね。彼の気持ちは私もよく理解できます。
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