3世紀頃の日本を綴った『魏志倭人伝』に、人が死ぬと、嘆き悲しむ喪主の周りで歌舞飲酒すると書いてあるそうです。当時の葬式では歌ったり踊ったりしたわけです。
そのためには音楽が必要で、それを奏でた楽器の一つが琴だろうと推測されています。各地の古墳からさまざまな琴が発掘されているからです。
滋賀県守山市でもヒノキやスギで作った琴が5台出土しました。守山市立埋蔵文化センターに行った際、現物は見られませんでしたが、ワークショップで再現したものを見せてもらいました。
ヒノキで復元した古代の琴
現在私たちが知っている琴は中国にルーツがあり、正確には「筝」と書きますし、材質もキリです。一方、古墳から出土する日本の琴は上のような熊手のような形で、材質もほとんどがスギ、ヒノキ、モミなど針葉樹。中国原産のキリはこの時代にはまだ日本へ移入されていなかったはずです。
アコースティックギターやバイオリンの表板に使われるのもマツやヒノキの仲間ですから、弦楽器と針葉樹は相性がいいのかも知れません。
古墳からは琴だけでなく、演奏者の埴輪も出土しています。その一つが下の写真。確かに両手で琴を弾いています。
ここから先は私の推測ですが、こういう埴輪があるということは、専門の琴奏者がいたということでしょう。プロあるいはセミプロのプレーヤーがいて、葬式があれば招かれて、嘆き悲しむ喪主の横で琴を鳴らし、参列者が踊る伴奏をしていたはずです。
今で言えば、そして私の好みで言えば、エリック・クラプトンみたいなミュージシャンが葬式で演奏してくれるわけです。いいですね～。
私のクラプトン・コレクション、CDと書籍
ジャズにのめり込んでいた頃、妻に「僕が死んだら、葬式でこの曲を流して欲しい」と頼んでいた曲があります。キャノンボール・アダレイの『アラバマに星は落ちて』。
今頼むとすれば、クラプトンの『River of Tears』かな？ どちらも葬式にふさわしい暗い曲 しっとりしたバラードです。
みなさんには、自分の葬式で流して欲しい曲はありますか？
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古代から音楽の才能がある人はいたのでしょうね。
考えてみれば、鳥だって囀りにひかれるので、人間が音楽を好きなのは、
ある意味生き物としての本能なのかな、と思うことがあります。
この琴や埴輪は見てみたいです。
ヒノキでギターを作るとどんな音がするんだろう・・・（笑）・・・
クラプトンのCDですが新しめのばかりですね。
昔のはLPで持っておられたのでしょうか、きっとそうですね。
私は逆にLPはジャケットが欲しくて後で買った1枚しか持っていません。
リアルタイムで聴くようになったのはもうCDの時代になった頃でした。
私は、葬式ではなく、
自分が死ぬ瞬間に聴いていたい曲という記事を上げたことがあり、
それはポール・マッカートニーのTake It Awayという曲です。
「自分の魂をどこかに連れ去ってほしい」という意味を込めて。
そういうモチーフの曲じゃないんですが、アップテンポなのに
しんみりとする素敵な曲です。
葬式は、考えたことなかったです、考えておきます（笑）。
衛星放送で録画した日本でのコンサートもよく見ていました。記事に書いた「River of Tears」もそのビデオで聴いたものです。
ライブは10年ほど前に大阪で見ただけです。
葬式に流して欲しいと書きましたが、遺族にとっては迷惑な話かも知れませんね。静かに執り行うべき葬式が、エレキギターの音でやかましくてしょうがないですね（笑）。
良く好きな音楽への、感覚、意見に
同感して納得させていただいてます。
コピーライターをされてるんようで
プロなんですね。
私は、アマですが、クラプトンは大好きで
高知の、トラムス、コンガ等の楽器がある
スナック等でカラオケで歌ってます。
速めの曲 いとしのレイラ,ForeverMan, Bad Love
ミディアムテンポのChange The World, I Shot The Seriff
スローなWonderful Tonight ,Over The Rainbow
,Tears IN Heaven は持ち歌ですね。
River Of Tears は人前では、歌った事ないも好きな曲ですね。
映画に使われたのでは、無かったですか?
許されるなら私も葬式で流して欲しいですね。<笑>
おたくの旦那は、仏式でも神式でもなく、洋式でしたか?となりますね。まぁ音楽葬でしょうが。
又時々寄らせて下さい。
コピーはプロですが、音楽はまったくの素人です。
団塊の世代なので、ビートルズからブルースやジャズに行って、ソウルやゴスペルという経路でいろんな音楽を聴きました。その中でクラプトンは割と長く聴いているミュージシャンです。ヤードバーズも入れると長いですね。
一時ギターも弾いたりしましたが、歌はまったくダメです。レイラなんか歌うの難しくないですか？
River of Tearsが映画にという話は知らなかったです。私はギターが好きなので、クラプトンのギターワークがたっぷり聴けるこの曲が好きなんです。
洋式の葬式、いいですね。私は樹木葬にして、音楽を流します（笑）。
またコメントください。時々、音楽の話も書きますので。
自分が歌える事に気付いてからです。
イーグルスも最近です。
スティービー・ワンダーの迷信
ビリー・ジョエル 素顔のままに オネスティ
レイ・チャールズ いとしのジョージア
色んな歌い手の サマー・タイム
は好きで、昔から 歌ってます。
大学のバンドで、楽器出来ずボーカルをしたので偶々ですね。(笑)
葬式の話ですが、最近、職場の上司の奥さんの父上が年末近くに亡くなりました。87歳だったらしい。
檀家のお寺が、四国88カ所の有名寺。五人の坊さん来て100万円だったそうです。五人も呼んだ訳ではないらいですが。無論お経代だけですよ。
それは、まぁどうでもいい話で、亡くなった方は東大出の教師も、退職後は農家をしていて
酒も浴びるほど飲んでいても早朝には、シャキとして畑へ出てたそうです。やりたい放題、飲みたい放題。人生を楽しんだらしい。
だから、喪主達の意向で湿っぽい葬式にはしたくなく、焼き場
近くの会場の待ち二時間は、飲めや騒げの大賑わいだったそうですよ。
何か良い話だなと思ってる時にfagus06さんの記事でしたので、思わずコメントをでした。
団塊の世代という事は、少しだけ私より年上かもですね。
その次は、「サマータイム」をジャニス・ジョップリンでお願いします。
私も今のところ人生を思い切り楽しんでいます。おかげで、葬式に使うお金が残らないので、多分地味になると思います（笑）。
お坊さんも読経もなし。
宇治市に樹木葬の墓があるので、そこに入れてもらおうかなと思っています。