樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

南下する桜前線

2012年04月02日 | 樹木
そろそろ各地で「桜祭り」が開催される時期。当地でも恒例の「宇治川桜祭り」が今週末に行われますが、開花が間に合わないのではないでしょうか。
ソメイヨシノはまだですが、ヒカンザクラは宇治でもすでに満開です。赤紫の花が釣鐘のように下向きに咲く、ちょっと個性的なサクラです。



このサクラは沖縄に自生しますが、現地では春ではなく冬の象徴とのこと。沖縄では立春の頃が最も温度が低く、この頃にヒカンザクラが咲くので厳冬期の花なのだそうです。
しかも、本土では桜前線が南から北上しますが、ヒカンザクラはまず北部のヤンバル地域に咲き始め、名護、那覇と徐々に南に移るそうです。また、山頂から麓へと順に開花するらしいです。
ヒカンザクラは「緋寒桜」と書きますが、よく似た名前の「彼岸桜」という品種もあってまぎらわしいので、専門家の間では「カンヒザクラ」と呼ぶようになっているそうです。

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2 コメント

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Unknown (guitarbird)
2012-04-02 19:25:08
こんばんわ
そうです私も彼岸桜と緋寒桜は同じものだと思っていました・・・
立春の頃にヒカンザクラが咲くということですが、私はいつか名護にファイターズのキャンプを見に行きたいと思っていて、ちょうどその頃に咲いているわけですね(笑)。
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北海道から (fagus06)
2012-04-03 07:25:26
沖縄までキャンプ見学ですか。直行便でもだいぶ時間がかかりそうですね。
そう言えば、私も以前、仕事であるプロ球団のキャンプに取材に行ったことがありましたが、ヒカンザクラは覚えていません。野鳥のシロガシラがいたことは覚えていますが。
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