私は小さい頃から絵が好きで、中学時代には親に無理を言って買ってもらったゴッホとピカソの画集を夜遅くまで眺めていました。高校では美術部で油絵を描いていました。

(ゴッホの「糸杉のある道」。この画集は大人になってから買ったもの)
ゴッホはヒマワリが有名ですが、糸杉もたくさん描いています。樹木に興味を持ちはじめた頃、カイズカイブキという樹を見て「ゴッホが描いた樹はこれに違いない」と確信しました。
炎のようにうねった枝の形、暑苦しいほどの葉の茂り…、情熱的なゴッホにぴったりの樹です。カイズカイブキは公園や生垣によく植えられているので、みなさんもどこかでご覧になっているはずです。

(カイズカイブキはねじれたように葉が茂るのが特徴)
ところが、ゴッホが描いたのはこの樹ではなく、タイトルどおりイトスギという樹種のようです。カイズカイブキは中国原産のヒノキ科の樹で、日本では園芸に多用されていますが、ヨーロッパでは一般的ではないのでしょう。
ゴッホは弟に宛てた手紙に次のように書いています。「糸杉のことが絶えず頭の中にある。なんとかヒマワリの絵のような作品にしたい。緑が特に素晴らしい」。

(京大宇治キャンパスのイトスギ)
そのイトスギを昨年の夏に訪れた京大の宇治キャンパスで見つけましたが、ゴッホの絵のイメージと違って、なんだか頼りなさそうな樹です。以前、キリストの十字架に使われた木としてご紹介したことがありますが、聖書にもよく登場します。
地中海沿岸に自生する樹で、ゴッホも「糸杉こそはプロバンスの風景の典型」と書いています。分類上はカイズカイブキと同じくヒノキ科。イトスギにもいろんな種類があるようで、ゴッホが描いたのはカイズカイブキに似たイトスギだったのかな…。

(ゴッホの「糸杉のある道」。この画集は大人になってから買ったもの)
ゴッホはヒマワリが有名ですが、糸杉もたくさん描いています。樹木に興味を持ちはじめた頃、カイズカイブキという樹を見て「ゴッホが描いた樹はこれに違いない」と確信しました。
炎のようにうねった枝の形、暑苦しいほどの葉の茂り…、情熱的なゴッホにぴったりの樹です。カイズカイブキは公園や生垣によく植えられているので、みなさんもどこかでご覧になっているはずです。

(カイズカイブキはねじれたように葉が茂るのが特徴)
ところが、ゴッホが描いたのはこの樹ではなく、タイトルどおりイトスギという樹種のようです。カイズカイブキは中国原産のヒノキ科の樹で、日本では園芸に多用されていますが、ヨーロッパでは一般的ではないのでしょう。
ゴッホは弟に宛てた手紙に次のように書いています。「糸杉のことが絶えず頭の中にある。なんとかヒマワリの絵のような作品にしたい。緑が特に素晴らしい」。

(京大宇治キャンパスのイトスギ)
そのイトスギを昨年の夏に訪れた京大の宇治キャンパスで見つけましたが、ゴッホの絵のイメージと違って、なんだか頼りなさそうな樹です。以前、キリストの十字架に使われた木としてご紹介したことがありますが、聖書にもよく登場します。
地中海沿岸に自生する樹で、ゴッホも「糸杉こそはプロバンスの風景の典型」と書いています。分類上はカイズカイブキと同じくヒノキ科。イトスギにもいろんな種類があるようで、ゴッホが描いたのはカイズカイブキに似たイトスギだったのかな…。
私はやっぱり印象派ですかね。油絵を始めた頃はマネのような絵が描きたい、と思っていました。でも、自分で描くと、何だか汚い、暗い絵になってしまいました。
今は全く絵は描かなくなりましたが、スケッチブックだけはまだ持っています。
私はもっと絵のことをよく知りたいです。
今からでも遅くはないかな、とは思っていますが・・・
以前、レコードジャケットの鳥や木を取り上げておられましたが、あのエネルギーで、そのうち絵の中の野鳥とか樹木もアップしてください(←プレッシャー)。(笑)