近くの干拓田にちょっと珍しい渡り鳥がやってきました。まずは「水辺の貴婦人」と呼ばれるセイタカシギ。スリムな体と赤くて長い脚で優雅に動くのでこの別名がついたのでしょう。
東京湾にある野鳥公園には1年中生息しているので私も見に行きましたが、関西の内陸部で見られる機会は少ないです。この個体はオスですが、それでも「水辺の貴婦人」と呼びたい気品があります。
もう一つはアカエリヒレアシシギ。すでに冬羽なので、名前と違って襟は赤くないです。本来は海上のルートを飛んで東南アジア~シベリアを旅するので、内陸部でこの鳥が見られるのは珍しいです。
「アカエリヒレアシシギ」は舌を噛みそうな名前。早口言葉で3回繰り返すと「アカエリヒレハラホロ・・・」になりませんか?
そのアカエリヒレハラホロ・・・よりももっと舌を噛みそうなのはコアオアシシギ。以前ご紹介した「青脚鴫」の小型という意味です。人によって違うのかも知れませんが、私には日本の野鳥の中で最も発音しにくい名前です。
アオアシシギはよく見られますが、コアオアシシギは少なく、この広い干拓田でも今年は1羽しか発見されていないようで、運よく撮影することができました
それではみなさん、「コアオアシシギ」を早口言葉で3回繰り返してみてください。
来てるんですねぇ。
動画は見ていて楽しいです。
それではわたしも。コアオアシシギ、コアオアシシギ、コ、アオアシシギ、コアオアオアオ・・・??
シギチの道に進んでおられますね(笑)。
アカエリヒレアシシギは夜に街灯にぶつかってよく死ぬということを聞きました。
私が言いにくいのはなんだろうと考えてすぐに浮かんだのが「マヒワ」です。
マフィアになってしまう・・・(笑)・・・
あとは「キョウジョシギ」って以前は言いにくかったんですが「京女鴫」と意味が分かるとすらっと読めて言えるようになりました。
だから「コアオアシシギ」も「小青足鴫」で覚えます(笑)。
それと言いにくいのではないけど「ミユビゲラ」であり「ミユビシギ」なのにどうしてカモメだけ「ミツユビカモメ」なんだろうって思います。
おかげでよく「ミユビカモメ」「ミツユビシギ」と間違って言ってしまいます。
でも不思議と「ミユビゲラ」だけは間違いません(笑)。
コで区切ると言い易いですけど、続けると言い難いでしょう?
鳥を見始めた頃はしょっちゅう巨椋でシギチ探しをしましたが、その後はたまに行く程度でした。動画を撮るようになった今年は、頻繁に出かけるので、こういう鳥と出会う機会が増えたのでしょうね。
私は珍鳥の情報ネットワークを持っていないので、誰かに聞いて行くわけではなく、この3種はたまたまの出会いです。
丹念に見ていくと、巨椋はまだまだ魅力的なフィールドですよ。ぜひ、いらしてください。
マヒワ、マヒヤ、マフィア・・・
アカエリヒレアシシギについては、球場のナイター照明に衝突するケースが多いと書いてありました。
ミユビゲラ、ミユビシギ、ミツユビカモメはあまり縁がないので気がつかなかったですが、そう言えばそうですね。何でだろう?
京都には京都女子大学という大学があって、略して「キョウジョ」と言い慣れているので、京都人にとっては「キョウジョシギ」は言いやすいです。(ホントかな? 笑)
「まさに貴婦人」といいたいところですが貴婦人って"怪しい"イメージも伴ったり (笑)
これまでいろんな鳥をアップしてきましたが、レンズが暗い上に、You Tubeにアップするとさらに暗くなるので、最近は絞りを開放気味にして撮影することを覚えて、セイタカシギもそうやって撮りました。
支部のブログに提供した後に撮ったものです。こっちの方がやっぱりきれいですかね。
なんど見ても美しいお姿。
初めて見たときは「バレリーナ」が頭に浮かびましたが、水辺の貴婦人とは言い得て妙。
足を落としたときにできる波紋といい、光の加減といい、素晴らしいです。
しかも、そんなにお褒めの言葉をいただいて、大変うれしいです。
先週は2日に1回くらいの頻度でこの場所に出かけて鳥を探したり撮影しておりました。あるポイントに行くと、たまたまセイタカシギがいて、ドキドキしながらカメラをセットしました。
そんな風に見ていただければ、炎天下、何度も足を運んだ甲斐があります。