花見の季節なので、今週1週間は桜シリーズにして毎日アップます。
ご存知でしょうが、みなさんが花見でご覧になる桜はほとんどがソメイヨシノ。自然か人工かは不明ですが、野生種のエドヒガンとオオシマザクラが交配して生まれた品種で、江戸末期に染井村(現在の東京都豊島区駒込)の植木屋が売り出して全国に広まったとされています。
当初は奈良の吉野にあやかって「吉野桜」という名前で販売していましたが、実際の吉野の桜はヤマザクラなので、区別するために明治以降に「染井吉野」と呼び変えたようです。
サクラは「自家不和合性」といって、同じ樹の花どうしで受粉しても結実しません。1本だけでは種ができないので、ソメイヨシノは挿し木や接ぎ木で増やしました。ある学者が日本全国の気象台の標本木67本をDNA鑑定したところ、全部同じだったそうです。つまり、日本のソメイヨシノはすべて同じ樹のクローンなのです。
だからこそ、一定のエリアのソメイヨシノが一斉に開花するらしいです。私たちが花見を楽しめるのも、クローンだからなんですね。
こういう植物は他にはなく、同一個体が地域や環境によってどう成育するかを研究する格好の材料になっているようです。
ご存知でしょうが、みなさんが花見でご覧になる桜はほとんどがソメイヨシノ。自然か人工かは不明ですが、野生種のエドヒガンとオオシマザクラが交配して生まれた品種で、江戸末期に染井村(現在の東京都豊島区駒込)の植木屋が売り出して全国に広まったとされています。
当初は奈良の吉野にあやかって「吉野桜」という名前で販売していましたが、実際の吉野の桜はヤマザクラなので、区別するために明治以降に「染井吉野」と呼び変えたようです。
サクラは「自家不和合性」といって、同じ樹の花どうしで受粉しても結実しません。1本だけでは種ができないので、ソメイヨシノは挿し木や接ぎ木で増やしました。ある学者が日本全国の気象台の標本木67本をDNA鑑定したところ、全部同じだったそうです。つまり、日本のソメイヨシノはすべて同じ樹のクローンなのです。
だからこそ、一定のエリアのソメイヨシノが一斉に開花するらしいです。私たちが花見を楽しめるのも、クローンだからなんですね。
こういう植物は他にはなく、同一個体が地域や環境によってどう成育するかを研究する格好の材料になっているようです。
先日、どなたかの記事への書き込みで、
ソメイヨシノはクローンだという話を聞いたことがあります、
と書いたものの、ちょっと不安だったのですが、やはりそうでしたね。
ありがとうございます、ほっとしました。
以前新聞記事で読んだのですが、北海道のギンブナは雌しかいなくて
みなクローンだ、ということだそうです。
どちらも興味深いですね。
もうすぐ、通り抜けですね。木の本には、造幣局のように品種が多い桜の名所は珍しいらしいです。品種も多いけど、人も多いので、ちょっとためらいますが・・・。
オオシマザクラとエドヒガンの分布が重なるのは伊豆半島あたりなので、自然交配だとするとソメイヨシノは伊豆半島で生まれたのではないかと言われています。