今、宇治市植物公園で「バードカービングと植物公園の鳥達」という催しをやっています。鳥が食べる木の実も展示されているので、バード&ツリーウォッチャーとしては見逃せません。しかも、バードカービングは木が材料で、この意味でも必見なので行ってきました。
会場では、それぞれの鳥の写真パネルや羽根、バードカービングがある種類はその作品、その鳥が食べる木の実が展示されていました。なかなか興味深い展示方法でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/d8/25a6bf4972b0de8744cfe11a96038f54.jpg)
以前、あるバードカービング展で「材料はチュペロというアメリカの木」と聞きました。今回、そのサンプルも展示されていましたが、手に持ってびっくり、めっちゃ軽い。日本のキリよりも軽く、世界で最も軽いバルサーくらいの感じでした。
バードカービングはアメリカの先住民族が狩猟のために水面に浮かべたデコイが発祥のようですから、軽い材料でないと水に浮かないわけですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/bd/334b34e7200b352e517d1b1f79ace349.jpg)
このチュペロはアメリカの南部に自生する樹で、日本名は「ヌマミズキ」と言うそうです。軽くて彫りやすいだけでなく、着色する絵具のノリが非常にいいとか。バードカービングとは関係ないですが、エルビス・プレスリーが生まれたのはミシシッピ州のチュペロという町。多分、この樹がたくさん茂っている地域なのでしょう。
なお、このチュペロをタイトルにした音楽アルバムがあることをguitarbirdさんのブログで知りました。ヴァン・モリソンが「チュペロには甘い蜜がある」と歌っているそうです。「樹木のジャケット」を集めたこの記事は必読です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/fd/07bd60589b050a2a0220127157954c47.jpg)
(日本で最も小さい鳥ミソサザイ。こんなふうに口を大きく開けて囀ります。)
もう一つのジェルトンは東南アジアに分布する樹。キョウチクトウの仲間だそうです。こちらも比重が軽く、バードカービング以外にハイヒールのかかとなどにも使うらしいです。
ホオノキやシナノキ(バスウッド)、ヒバがバードカービングに使われていることは知りませんでした。木の鳥ばかりに目が行って、もう一つのテーマである鳥と木の実はあまり見なかったなぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/5b/c92aaa61191ff7b0b329231a2572d0ff.jpg)
(実際のハヤブサはもっと勇猛ですが、このハヤブサは可愛いですね。)
会場では、それぞれの鳥の写真パネルや羽根、バードカービングがある種類はその作品、その鳥が食べる木の実が展示されていました。なかなか興味深い展示方法でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/d8/25a6bf4972b0de8744cfe11a96038f54.jpg)
以前、あるバードカービング展で「材料はチュペロというアメリカの木」と聞きました。今回、そのサンプルも展示されていましたが、手に持ってびっくり、めっちゃ軽い。日本のキリよりも軽く、世界で最も軽いバルサーくらいの感じでした。
バードカービングはアメリカの先住民族が狩猟のために水面に浮かべたデコイが発祥のようですから、軽い材料でないと水に浮かないわけですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/bd/334b34e7200b352e517d1b1f79ace349.jpg)
このチュペロはアメリカの南部に自生する樹で、日本名は「ヌマミズキ」と言うそうです。軽くて彫りやすいだけでなく、着色する絵具のノリが非常にいいとか。バードカービングとは関係ないですが、エルビス・プレスリーが生まれたのはミシシッピ州のチュペロという町。多分、この樹がたくさん茂っている地域なのでしょう。
なお、このチュペロをタイトルにした音楽アルバムがあることをguitarbirdさんのブログで知りました。ヴァン・モリソンが「チュペロには甘い蜜がある」と歌っているそうです。「樹木のジャケット」を集めたこの記事は必読です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/fd/07bd60589b050a2a0220127157954c47.jpg)
(日本で最も小さい鳥ミソサザイ。こんなふうに口を大きく開けて囀ります。)
もう一つのジェルトンは東南アジアに分布する樹。キョウチクトウの仲間だそうです。こちらも比重が軽く、バードカービング以外にハイヒールのかかとなどにも使うらしいです。
ホオノキやシナノキ(バスウッド)、ヒバがバードカービングに使われていることは知りませんでした。木の鳥ばかりに目が行って、もう一つのテーマである鳥と木の実はあまり見なかったなぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/5b/c92aaa61191ff7b0b329231a2572d0ff.jpg)
(実際のハヤブサはもっと勇猛ですが、このハヤブサは可愛いですね。)
私もやっていたんですが、なかなか時間の余裕がなくて休止中です。でも、木を削っている間は無心になれて本当に楽しかったです。
私たちバーダーも鳥を下や斜め後ろから見て細かいところを観察するなんて芸当はなかなかできませんから、苦労することも多かったです。
でもバーダーは感覚的なディテールを持っていますから、作品には鳥を見ている人とそうでない人との差がはっきり出ますね~
ホオノキは昔からこけしの材になっていたんじゃないですか?
子供の頃おじいさんに聞いたことがあったので、ナイフで削ったことを覚えています。
ホオノキは彫刻しやすいようで、バードカービング以外に木版画を彫ったりします。私も以前は年賀状を作るために、ホオノキの版画を彫りました。
こけしは東北地方ではミズキが多いようです。ホオノキも軽いし彫りやすいので使われたでしょう。
ご紹介いただき、ありがとうございます。
そして、Tupeloを記事でも見せていただき、感謝いたします。
バードカービング、私はひとまずなんでも自分でやってみたい人間なので、
当然のことながら、昔からやってみたいのですが、私は手先が不器用で、
どうしても踏ん切りがつきません。
でも、作る以上に展示=見せ方の重要さ、面白さを
この記事で学んだ気がして、今までと少し考え方が変わりました。
その意味でもありがとうございます。いつも勉強になります。
ちなみに前にも書いたかもしれないですが、バスウッドは、
今のFenderの安いモデルのボディに使われていて、意外とおなじみですが、
やっぱり日本のそれで表すと、シナノキ、でいいんですね。
Fenderも昔は30万円くらいはしたのに、近頃は数万円のモデルが出ていますね。コピー商品かと思ってよく見ると、ちゃんと例のロゴがつけてあります。あのタイプがバスウッド=シナノキなんですね。