樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

空振り

2020年03月19日 | 野鳥
もう1カ月ほど前の話ですが、琵琶湖にアカハシハジロが来ていると知人に教えていただき、天気の良い日に車を借りて行ってきました。この鳥が佐賀県に渡来した1995年、いつもの仲間で現地へ出向きました。九州ツアーはそれだけが目的ではなかったのですが、以来25年ぶりの再会を期待しました。
しかし、時間をかけて、教えていただいたポイントを何度も探しましたが、結局発見できませんでした。しょうがないので、カンムリカイツブリを撮影して時間をつぶしました。スズガモやキンクロハジロなどたくさんのカモの中で、数羽が優雅に泳いでいます。



その後、京田辺市へ回って農耕地で探鳥。タゲリを見ていいると、近くにホオアカが止まってくれました。



まだ車を返すまでに時間があるので、家の近くの干拓地へ向かいました。目的は、夕方になってから現れるコミミズク。2年前に出会ったあたりでじっと待ちましたが、出てきません。
川にはコガモがたむろしています。雄の顔や翼の内側のメタリックグリーンに夕日が当って、きれいに撮れそうなので、時間つぶしにカメラを向けました。



レンタカーまで借りて琵琶湖へ出かけたのに空振り。ホオアカは観察できたものの、地元の干拓地でも空振り。野球で言うと3打席2三振。それでも、久しぶりに琵琶湖で、背中に暖かい日差しを浴びながらダックウォッチングできたので、残念とか悔しいという感情は湧いてきませんでした。
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4 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2020-03-19 09:32:44
25年ぶりの再会、目的の半分以上果たされたようです。
ホオジロがやっと分かりかけただけです。ホオアカなのですね。
コガモが仲良くしています。翠に光る羽が綺麗です。
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kazuyo様 (fagus06)
2020-03-20 08:33:41
ホオジロはよく知られていますが、ホオアカはあまり知られていないですね。普段はあまり見かけない鳥です。
コガモの緑色は、構造色といって、色素によるものではなく光の当たりぐあいで色が変わる仕組みです。光が当たらないと鮮やかには見えないですね。
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Unknown (guitarbird)
2020-03-22 05:13:31
おはようございます
私も今月上旬、太平洋側にコミミズクを見に行きましたが空振り、と思ったら最後に通った原野で電柱から飛んで行く後ろ姿を車からかろうじて見ることができました。
コミミズクという鳥自体を初めて見たし、同じ場所でオジロワシつがいを見たので、空振り、というわけではないかな。
さらに数日前、ユキホオジロが出ていたという別の場所に行きましたが、もう渡去した後だったようで見られませんでした。
しかし、いる時期には出る場所を地元の人に教えてもらい、来季への貴重な情報を得ることができました。
こっちは見るという点では正に空振りでしたが、出かけると何かしら得られるものがありますね。
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guitarbirdさんへ (fagus06)
2020-03-22 08:50:37
そうですね、空振りを恐れずに出かければ、何かしら得られるものはありますね。
コミミズクが見られてよかったですね。
私はユキホオジロをまだ見たことがないです。京都府北部には以前、渡来していた場所があったので、何度か行きましたが、空振りでした。今はもう渡来していないようです。
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