宇治市の木はイロハモミジ。前にも書きましたが、お茶の木は「宝木」というVIP待遇になっています。おそらく紅葉の名所がいくつかあるからでしょうが、その一つが興聖寺(こうしょうじ)という禅寺。ちょうど今頃、たくさんのイロハモミジが緑~黄色~赤のグラデーションを描いています。
(興聖寺の紅葉。京都府自然200選、宇治市名木100選の一つ。)
宇治市のようにモミジをシンボルツリーにしているのは山梨県、滋賀県、広島県。面白いのは、滋賀県と広島県が「モミジ」と表記している一方、山梨県は「カエデ」と表記しています。
また、図鑑などでは「イロハモミジ」ですが、宇治市の名木の標識には「イロハカエデ」と書いてあります。モミジとカエデはどう違うのでしょう?
(イロハモミジの別名タカオモミジは京都の名所・高尾に由来)
植物学的には同じです。モミジは「もみず」(「赤くなる」という意味の古語)に、カエデは蛙手(かえるで)、つまりカエルの手のような形に由来します。
図鑑などではイロハモミジ、オオモミジ、ヤマモミジの3種(イロハモミジ系統)だけに「モミジ」を使い、イタヤカエデ、ハウチワカエデ、ウリハダカエデなどその他は「カエデ」、科・属の名称も「カエデ科カエデ属」です。
(イタヤカエデは確かにカエルの手の形)
日本には(園芸種を除いて)26種類のカエデがあり、中にはオオイタヤメイゲツ、メグスリノキ、ハナノキなど「モミジ」や「カエデ」がつかない名前もあります。
ちなみに、イロハモミジは葉先を「いろはにほへと」とか「お寺のもみじ」と勘定するので7裂と思い込んでいる人が多いですが、5裂や9裂のものもあります。
(興聖寺の紅葉。京都府自然200選、宇治市名木100選の一つ。)
宇治市のようにモミジをシンボルツリーにしているのは山梨県、滋賀県、広島県。面白いのは、滋賀県と広島県が「モミジ」と表記している一方、山梨県は「カエデ」と表記しています。
また、図鑑などでは「イロハモミジ」ですが、宇治市の名木の標識には「イロハカエデ」と書いてあります。モミジとカエデはどう違うのでしょう?
(イロハモミジの別名タカオモミジは京都の名所・高尾に由来)
植物学的には同じです。モミジは「もみず」(「赤くなる」という意味の古語)に、カエデは蛙手(かえるで)、つまりカエルの手のような形に由来します。
図鑑などではイロハモミジ、オオモミジ、ヤマモミジの3種(イロハモミジ系統)だけに「モミジ」を使い、イタヤカエデ、ハウチワカエデ、ウリハダカエデなどその他は「カエデ」、科・属の名称も「カエデ科カエデ属」です。
(イタヤカエデは確かにカエルの手の形)
日本には(園芸種を除いて)26種類のカエデがあり、中にはオオイタヤメイゲツ、メグスリノキ、ハナノキなど「モミジ」や「カエデ」がつかない名前もあります。
ちなみに、イロハモミジは葉先を「いろはにほへと」とか「お寺のもみじ」と勘定するので7裂と思い込んでいる人が多いですが、5裂や9裂のものもあります。
モミジとカエデはなんとなく名前だけが違うんだろうなとは
思ってたんですが、蛙の手、だったんですね。ありがとうございます。
同じカエデとつきながら、ハウチワカエデは樹皮などや、紅葉するのが、
むしろヤマモミジに似てますし。
でもイタヤカエデだけ葉に鋸歯がないのが不思議に思っています。
それから、このイタヤカエデの写真は、こっちでいう
「アカイタヤ」に似てるのですが、そちらのイタヤは、
これが標準なのでしょうか・・・
このフィールド「栃の森」では、このイタヤカエデとエンコウカエデがイタヤの仲間として見られます。
アカイタヤかイタヤかは正確に違いが分かりません。ある学者の「鋸歯のないのは全部イタヤカエデ。細分化しなくていい」という言葉に載って、イタヤカエデでひとまとめにしています。ただ、エンコウカエデだけは特徴的に違いがあるので分けています。