関東では慌て者のことを「トチメンボウ」と言い、江戸落語では時々「このトチメンボウめ!」などと使われます。
また、一般的に失敗することを「トチる」とか、早飲み込みすることを「早トチリ」と言います。これはひょっとして、私の好きなトチノキに関係があるのかなと思っていましたが、案の定でした。
栃の実を原料にした栃麺を作るとき、手早く麺棒で広げないと固まってしまうので、動きがせわしなくなる。その様子に例えて、慌て者のことを「栃麺棒」と言うらしいのです。
(トチノキの葉と実と殻。10月8日栃の森で撮影。)
その「栃麺棒」から「トチめく(あわてふためく)」という言葉が生まれ、やがて「トチる」になったようです。また、演劇の世界では、台本のきっかけよりも早く舞台に出てしまうことを「早トチリ」と言うようになりました。
トチノキにとっては迷惑な話ですが、樹木と言葉に関心のある私には面白い話です。ただ、栃麺は見たこともなく、調べても出てきません。昔はそういう麺があったのでしょうか。
ちなみに、トチノキとは全く関係ありませんが、演劇の世界ではいい席のことを「とちり」と言うそうです。席順の「いろはにほへとちりぬる・・・」のうち、7~9 番目の席が一番見やすいからだそうです。
先日、3ヵ月ぶりに「栃の森」に行ってきました。今年は「実らない秋」のようで、ブナの実も少なく、サワフタギの青い実やナナカマドの赤い実はまったく見られませんでした。クマ出没のニュースが増えそうです。一方、クリやトチの実は例年どおりのようでした。
また、一般的に失敗することを「トチる」とか、早飲み込みすることを「早トチリ」と言います。これはひょっとして、私の好きなトチノキに関係があるのかなと思っていましたが、案の定でした。
栃の実を原料にした栃麺を作るとき、手早く麺棒で広げないと固まってしまうので、動きがせわしなくなる。その様子に例えて、慌て者のことを「栃麺棒」と言うらしいのです。
(トチノキの葉と実と殻。10月8日栃の森で撮影。)
その「栃麺棒」から「トチめく(あわてふためく)」という言葉が生まれ、やがて「トチる」になったようです。また、演劇の世界では、台本のきっかけよりも早く舞台に出てしまうことを「早トチリ」と言うようになりました。
トチノキにとっては迷惑な話ですが、樹木と言葉に関心のある私には面白い話です。ただ、栃麺は見たこともなく、調べても出てきません。昔はそういう麺があったのでしょうか。
ちなみに、トチノキとは全く関係ありませんが、演劇の世界ではいい席のことを「とちり」と言うそうです。席順の「いろはにほへとちりぬる・・・」のうち、7~9 番目の席が一番見やすいからだそうです。
先日、3ヵ月ぶりに「栃の森」に行ってきました。今年は「実らない秋」のようで、ブナの実も少なく、サワフタギの青い実やナナカマドの赤い実はまったく見られませんでした。クマ出没のニュースが増えそうです。一方、クリやトチの実は例年どおりのようでした。
でも、語源というのは確証がありませんから、あくまでも一つの説ですけどね・・・。
TBは許可制にしているので公開が遅れました。
そちらのブログも読ませていただきました。
栃餅は私も食べましたが、特別おいしいというものではありません。ほのかな栃の香りがあって、山里の味といったところですかね。
私の5月29日の記事に栃餅の写真をアップしています。
パリのマロニエも最近は排気ガスでだいぶ傷んでいるそうです。
また来てください。
栃。。。がとちるの元であったこと、面白く拝読しました。
TBさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。