ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

内容のない音楽会(笑)

2004-07-18 21:23:33 | 音楽あれこれ
ご存知、とあるテレビ局の番組名のパクリ。
いつも見ているわけじゃないが、たまたま見たらガッカリ。
もっとも、ここ数年はガッカリ続きなのだが。
おいっ、プロデューサーよ、つまんねー企画すんなよ。

(ガッカリ その1)
「オー・ソレ・ミオ」のクライマックス部分をいかにロングトーンで歌い続けられるか。
はぁ?
そんなことして、何の意味があんのさ。
長い時間、声を伸ばしていられたら偉いわけ?
そんなもん、肺活量のある人か、息の出し方を調節できる人が勝つに決まってるやろが。

(ガッカリ その2)
「熊ん蜂の飛行」を、いかに短時間に演奏できるか。
だーかーらー、そんなことやって何の意味があるのさ。
速く演奏できれば尊敬されるとでも思ってるわけかい?

あのさ、一応音楽番組なんだからさ、次元の低い娯楽要素なんてイラネーんだよ。
一般の視聴者ウケを狙っての企画かもしれんけど、そんなツマラン企画をやるよりも、
本当に優れた演奏を一発聴かせれば、それだけでいいんだよ。
素晴らしい演奏ならば、聴く側に音楽的素養なんてなくても魅了されるものよ。

だいたいだな、出演者の選定が間違ってるぞ。
中途半端な実力しかないやつか、もしくはポッと出の若手だもんな。
そんな奴らの演奏では、人の心を動かすことはできん。
それだと、テレピ局側としては視聴率が取れない。
数字が取れなければ、番組として成り立たなくなる。
それでは困る。
じゃあ、どうするかっていうと、
なーんもわかってないエライさんは、トンチンカンなことを思いつく。

ひとつは、ひたすら娯楽的要素を番組に込めればいいと考える。
本日みたいな内容は、まるでサーカスだな。
いや、ちゃんとしたサーカス団に失礼か(苦笑)

もうひとつの方向は、ヴィジュアルで攻めればいいと考える。
たとえば、ちょっとばかり歌が上手なネエチャンとか、
なんとなく楽器の弾ける美形のネエチャンを「客寄せパンダ」にする。
確かに、絵的には鑑賞に堪えうるものかもしれない。

でもさ、この番組が伝えようとしているのは、音楽の素晴らしさだろ?
決して、曲芸とか美人コンテストを目指してるわけじゃないよな?
そんな、子供だましみたいな番組作りをしたところで、かえって逆効果じゃないのかい?

もっとも、そうした娯楽的音楽番組からクラシックに入って行く人もいるだろう。
結果として、人々がクラシック音楽に興味を持つのなら、それはそれでよい。
でもさ、ワシにいわせれば、そんな遠回りは逆にムダなのさ。
最初から一流のレストランで最高の料理を食ったほうが誰だって満足するよな?
なにも、そのために三流の食堂で「練習」する奴なんて、いない。
それと同じことよ。

どーよ、テロ朝の諸君。
コメント    この記事についてブログを書く
« 脳みそが夏休み | トップ | や、やられた… »

コメントを投稿

音楽あれこれ」カテゴリの最新記事