ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

高野川支川堰堤のひとつを見学

2022-11-25 07:25:24 | 兵庫(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は兵庫県宍粟市一宮町河原田(しそうし いちのみやちょう かわはらだ)に高野川(たかのがわ)支川堰堤という揖保川水系の築造物があるようなので行ってみました。アクセスは高野峠に向かう国道429号沿いにあるようです。

グーグル先生の地図に示されている場所に到着しました。これのようです。

透過型の砂防堰堤ですね。



左岸側の堰堤本体にプレートが嵌め込まれていますが、ワシのスマフォではズームしても読めません。


下流方面の景色。


右岸横から堰堤を見ると、こんな感じ。ご覧の通りフェンスが張られていて堰堤の上には行けません。


上流側から見た堰堤の様子。


この砂防堰堤は随分新しい感じだなあ、最近できたのかな?…と思いつつ、後で調べてみると色々なことがわかりました。どうやらこの堰堤は平成30年(2018年)7月7日に発生した土砂災害に対する砂防工事のひとつとして築造されたもののようです(参考)。そしてその土砂災害は同月に起こった西日本豪雨によるもので、14府県で275名の犠牲者を出したそうな。山腹の大規模な崩壊による土石流はこの一帯を一気に押し流し公民館に避難していた住民はさらに高台へ逃げなければならないほどだったという。

神戸新聞によるこの記事を見ると、今回ワシが見た砂防堰堤の上流にさらに大きな砂防堰堤が築造されていることが判明。確かに「高野川支川堰堤」で画像検索してみると上に見た透過型砂防堰堤とは異なるものがヒットするのでどういうことなんだろうかと疑問だったのです。要するにこの土砂災害に対して2基の砂防堰堤が築造されていて、ワシが見たのは下流側のものでした。災害発生から3年が経った令和3年(2021年)に復旧工事が完了し、同年7月に「平成30年7月豪雨宍粟市災害復旧記念式典」が行なわれたそうなのでこの砂防堰堤が新しく見えたのはそういうわけだったんですね(参考)。

機会があれば上流側に築造したものも実際にこの目で見てみたいと思います。
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