ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

入荷はせず転居…丹生川ダム

2019-12-30 08:50:02 | 岐阜(ダム/堰堤)
岐阜県高山市丹生川(にゅうかわ)にある神通川水系の丹生川ダムに来ました。入口は県道89号にありますが、冬季は国道471号からは行けません。ダムの南側を走る国道158号からのアクセスとなります。

県道には入口の看板があるのでわかりやすいです。



その道を進むと、こんな景色が見えてきます。



角を曲がったところがダム上となります(車両通行可)。



ダム中央から見た貯水側の景色。



一方、下流側はこんな景色。



真下に目をやると…(ちょいズームしてます)。



対岸に来ました。ダム面に付けられたプレート。2012年6月完成なんですね。



対岸の下流側から見たダム。



こちら側に管理所があります。





その形がなんかオシャレだなと思ったら、2013年度のグッドデザイン賞を受賞していました!へぇ〜、すごいね。



定礎は2007年10月。



管理所の裏に行ってみると、まずダム名を刻んだ石碑。



この貯水湖は五味原湖というんですね。



ダムの案内図です。



この「望郷碑」を読めば、なぜここが五味原湖なのかわかります。ダムが建設される前、ここは五味原地区と呼ばれる集落でした。そしてダム完成とともにそこで暮らしていた16世帯は転居し、古来より人々が住んでいた集落は湖底に沈むことに…。そこでこの貯水湖を集落の名前を冠して「五味原湖」と命名されたそうです。



どのダムも建設にあたり同様な歴史があるのでしょうが、このような碑があるからこそ見学者の我々はその事実を知ることができるんですね。もしなかったら知らないままで通り過ぎちゃいますからね。その意味で歴史の刻まれた碑の存在はとても重要なものだと思います。
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