湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

7/14&15 会場費減免申請書と添付書類にこだわるのは

2014-07-16 04:35:32 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/14&15 記
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民間活動が行政に接点を持つとき、一般的には民間活動が営業活動であるか、政治活動であるか、つまり利益とするところが何かという発想が行政側にある。この誰の利益になるかと問うとき、アクセスしてきた民間活動が見返りを求めない場合があることに困惑するときがある。基本的に正体の知れぬものには近づかないという保身も出てくる。

よく言われる事は、継続してきた協働活動が、人事異動があるたびに、一から作り直しになってしまうということだ。これが協働事業まで育っていれば、構想から活動の経過まで概要に立ち返ることが出来るから、一職員として関わる筋糸が見える。ただそこでは、活動についての自己の価値判断は、奥にしまい込まれていく。しかし「事業」までいかずに、「活動」のレベルに止まるとき、年単位で新規参入者が活動の質を一に戻してしまう。だから「市民提案型の活動」なるものには幻想を持ってはいけない。

民間活動は同じ領域でも、横断連携の契機は乏しい。第三者の活動の共同行動の場が互いをつないで行くが、この第三者がいわゆる中間支援者の活動だ。この中間支援者の部分が弱かったり、類似の活動がない場合は、活動の公共性が強いものは、第三者の役割を行政に求めることがある。公共性ということについて、行政の活動に接点を求め、そのことによって関連民間活動に萌芽を見出そうとする。いわゆる「市民提案型活動」といわれるものだ。ところがここに矛盾がある。行政はどのようなプレゼントを持ち込んでくれるかを受動的に考えている。しかしそれは「市民『提案』型活動」ではなく、民間依存となってしまう。新しい職員が入ったとき、これが顕著に現れるから、提案側はリスクを考えて、年間で成長が見込まれる活動しか、提案しなくなってしまう。

私たちの提案は、関連活動のラフな交流の広場を作ることだった。民間からの連携の可能性を孕む活動だが、3.11の災害弱者への支援と、地元被災者の安全避難以降の医療介護福祉活動作りが、緊急性を帯びて必要となっている点において、公共性の強い活動になっている。その「必要性」という共通認識を土台に企画提案してきた。ところが新しい職員が入ると、共通認識から確認しなおさねばならなくなる。

しかし今回は、それに加えて職員課からの報告会が企画されていたことが、15日になってわかった。市民活動サポートセンターから、情報が入らなかったショックはあるが、懇話会が9月延期になってよかったのだ。市のHPを見て愕然としていた。勿論、活動内容が復興支援を含んでいる点で、報告会は範囲が広いのだが、災害弱者という視点がどれほど反映しているか、覗いてみることにした。(下記参照)

「第3回東日本大震災被災地支援活動報告会」(茅ヶ崎市)

懇話会の継続開催と医療・保健活動と災害弱者支援の活動の推進者拡大のため、あえて会場費減免申請を出した。この間、懇話会の活動は減免を受けており、今回が初めてではない。しかし、話がリセットされていく傾向を感じるため、今回は「懇話会の目的」、「SCF『わーく』編集部」の活動履歴(2005~2014)をまとめて貼付した。

作成に時間がかかったが、いい経験だった。ここの部分だけで9年がたっていたことにため息がでる。しかし、飛田自身の災害ボランティア活動としては、阪神淡路大震災が起点だ。自分の職業を離れて、自分の価値観に基づいて、対価を求めず活動するという、宗教や政党ではない、いわゆるボランティアの中で、ひとの生涯と命に直接関係を求めるような方との出会いが得られないことに。その渇きのようなものがなおさらに強くなった。施設職員やステークホルダーといわれる関係者たちの中で内側の結びつき(組織)を持っている方は、その流儀のうちで活動をし、外を自覚しない。そのギャップに悩み続けてきたように思う。いわゆる「このゆびとまれ」型の活動は、自己選択できる自由な個人を前提にしている。「だれがゆびにとまるのか」と周囲を気にしている集団社会に私は属さない。それゆえの結集の絵は、描ききらねばならないと考えていた。

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関係課に会場利用費減免申請書を、やっと添付書類を添えて提出することができた。書きすぎてアウトということもある。会場費はそのときは全額出せば済むが、ともあれ、嫌われようとも、9/25懇話会の説得巡回を始める。

夜間傾聴>ひとり

(校正2回目済み)

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7/14 市減免申請添付書類に手間取っています>明日、合わせて書きます

2014-07-15 05:48:24 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/14 記
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夏期講習授業企画書と、市担当課に出す減免申請書添付書類を書いている。集計的な資料があり、間に合わない。今回の書き込み、次回と一緒に書き込みます。

扇風機を新調したが…暑い!

夜間傾聴>中止

(校正1回目済み)

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7/13 お盆のディスコミ/状況を切るということ/NHKの注目する番組

2014-07-14 04:57:38 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/13 記
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弟夫婦に連絡を取ろうとするが連絡がとれない。携帯電話所持を嫌がり、メールも通らない。ただお盆の件で母が墓地にいけないので、墓参を私に頼んだついでに、私と弟を合流させようとしていたのだった。

懇意にしている途中立ち寄る花屋に電話したところ、弟夫婦が来たとの情報があって、母は私が出かけるのを制止した。母は足の状態がよくなかった。家に来客があるとのことで、弟夫婦に墓参は任せて、私をそばにおいておきたかったらしい。お盆騒ぎはこうして終わったのだが、私たちが被災したとき、私は動けるのだろうか。暗澹とした気持ちになった。弟夫婦とは、未だに連絡が取れない。

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MSWさんの著書「東日本大震災 医療ソーシャルワーカーの 支援のバトンI」(日本医療社会福祉協会刊)の中の協力員名簿を見ていると、以前私が相模大野校の事務長の紹介を得て打診した北里大の方が何人か載っていた。そのうちの##さんは、実際話した方であり、今後、医療サイドからの相談があったとき、もう一度アクセスしてみようと思った。

この名簿に出てくる病院は、大学附属病院など地域の拠点病院だ。近隣の病院名もある。しかし、いわゆる精神科の病院は見当たらず、障がい者と被災を医療サイドから視点を開いて行くことに協力者を得るのは、結局は精神科医から入っていかなくてはならないのかなと、現場の重さを改めて感じたのだった。

懇話会には、NPOサイドからの協力者がいるが、現時点で福祉医療生活支援の側から、災害ボランティア活動をしているところとの接点が取れないままになっている。それは高齢者訪問介護活動の中で臨時に災害ボランティアを行ったり、高齢者配食サービス活動から個人的に被災地に出かけた方などで、被災者一般の復興支援の方が多いのが現状だ。

となれば、行政以外の医療関係者や、高齢者訪問介護業者さんの中から、探していかなくてはならないだろう。市民活動の領域では、2年前、A5版のチラシを延べ6万枚投函したが、応答は3・4件、それも政党関係者からの露骨な調査の電話だったという経過があり、サポセンにポスターやレターケースに投函したところで、それが1年前のチラシがまだ入ったままという状態で、新たな接点を生み出すことの困難さを感じている。懇話会が一般対象ではなく、ケア関係者対象であるから、なおさらのことだ。だから関係者対象であればこそ質をあげる必要がある。参加の価値の口コミを作らなければならないからだ。

今朝、河北新報の紙面の中に、次のような記事があった。

●「避難者わずか858人 津波到達、2万6500人に勧告」
●「広野町民、半数が帰町 届け出はわずか3割 給水量で町推察」

なんとも重い記事だった。ひとは積極的であるのではない。自分の家族から踏み出して協力してくれるのではないという、当たり前の現実だった。それが状況的なものであるか、地域の本質的な課題であるのか、多様化・個別化していくニーズを抱え込んで活動を作って行くということが、そこにいくつかの切り口を拡げて行く部分化の方法論を取らねば、影ふみをしているような事態になるだろう。

現にハイ・ストレス環境のひずみが、被災者に出てきており、単身者の孤立や、東北については過疎高齢化が顕著な形でほころびできていることに、支援と伴走を行わなければ、被害者が広がってしまう。そういう被災後3年余ならではの喫緊の課題がある。

だから、なしうること・活動の企画化は、空転しようがしまいが、粘り強く行い続けなければならない。懇話会活動はきっとヒントを提供してくれるだろう。

<<注目している番組>>

●「シリーズ東日本大震災 救えたかもしれない命~災害死・4年目の検証~」(NHK総合 7/21 0:50~1:39)
●「ハートネットTV 曖昧な喪失の中で ―福島 増える震災関連自殺―」(ETV 7/15 13:05~)

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**子から電話があった。世話をしてくれる和尚の批判のようだ。てんかんがあるため、ひとりではいけないので、○○ファンクラブ企画のライブに付き添ってくれと言って断わられたという話。これは困る。話は聞いたが、応答できなかった。

夜間傾聴>**子

(校正1回目済み)

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7/12 体験の風化の中身を考える・情動トラウマかなと

2014-07-13 04:36:29 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/12 記
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昨日4:22福島県沖で震度4の地震があり、石巻・大船渡などで、20cmの津波が観測された。震源の深さ10kmと浅いが、ひやりとさせられた。

●「石巻、大船渡 津波20センチ 宮城、福島で震度4」

被災地の復興が依然、荒野状態のまま遅々として進まない地域で、一部浸水。3.11被災地はまだ、かさぶたも取れない状態と感じている。

このブログの記事は、13日に書いているが、先ほどまで、鶴見俊輔氏と「思想の科学」の番組を観ていた。その発想の根源に、「人民(鶴見氏の言い回し)」の戦争体験の行方という切り口から、行動の質的な転換が「人民」にとって、自己責任の形を残さず、時流に流されていくのはなぜかという問いを紹介していて懐かしかった。私は高校生のとき、この問いを知って自分の足元に急峻な崖下を見るような孤立感を味わったことを思い出した。

同じことが東日本大震災にも起きている。震災の肝を冷やすような余波が起こるたびに、PTSDを発症していなくとも、忌まわしい震災の記憶が過去のものではないことを、被災者の方は感じているだろう。やがてそれが話の「通じなさ」の雲に覆われ、言葉が胸の奥によどんでいくことを恐れている。

私は「情動でひとを動かすこと」が嫌いだ。そこに「理由」を求める。情動が煽られるとき、そこには必ずどこかに、嘘やごまかしがある、ひとを操作しようとするいやらしさがある。この「情動」というあたりが通じなさの分岐点かなと思う。

しかし、だらだらと長く社会活動を続けていると、余計な習性も身についてくる。「福島を見続けるTV(だったかな)」を見ていて、またかと思ってしまう。歌でつながることに反対はしないが、その絆は続かないなという幻滅感、いわば太宰治流に言えば「とかとんとん」が聞こえてしまう。情動自身を否定しているのではなく、その表現に不消化なモードが見えてしまう。それがうんざりなのだ。私のようにインテリぶりもまた、社会的には、爺ぃモードであろう。しかし、幻滅を理由に斜に構えて沈黙し、身を引くのも生を裏切る話で、私は善しとしない。接点を追い求めて行く道に身をおく。何が出来るかを考え続けていく。むき出した情動に違和感を感じ、言葉を捨てないはことを、昔、数教協の故・森毅氏が「それは"粋"というものだよ」と言っていたのを覚えている。粋が泥仕合を善しとするか、はなはだ疑問だが、面白かった。

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●「避難所で最大411人犠牲 陸前高田市」

災害弱者の像をあらわす数字がまた明らかになった。震災避難後、指定避難所において、津波の被害で400人近い方が命を失っていた。防災行政の責任が問われる話だが、私はもうひとつの数字がまとまることを待っている。津波に飲まれて救い出された方や、移動自身が無理な方を含み、避難所にすし詰めになった結果、体調を悪化させて亡くなった、いわば関連死の実態だ。

実は今日、**子君の関係で、都内のてんかんの団体の役員の方と偶然知り合い、話しあった。**子君も薬を飲み続けなければならない状態だが、被災時、薬を持ち出せなかった。優先的に病院のネットワークで、ふつか後に薬を入手できて助かったが、医療サポートが必要な障がい者・高齢者・傷病者の常備薬が絶たれることで、深刻な状態に陥った方は多いと思うという。今、薬剤師さんともコンタクトを取ろうと思っている。

地域のチーム医療を行なう上で、複眼的な目を持っていかなくてはならないのだが、看護と介護の連携が課題といっている現状で、チーム医療などは、大河の向こうなのかもしれないが、災害を契機にしながら、被災そのものの対策と同時に、高齢化社会の準備も見通す活動が必要なのだと思う。

石巻の新規情報の収集を始めているが、一度いかなくてはと思っている。いつもの現地0泊バス2泊のけちけち訪問が可能か、調べている。陸前高田にも用事があって、少々困っている。まもなく夏期講習が始まるので、8月に入ってからで動けるのか毎年の憂鬱が始まっている。民族大移動「お盆」の隙間だ。具体化できたら、被災地見学を呼びかけるつもり…今からでは無理かな。

夜間傾聴>**子

(校正2回目済み)

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7/11 台風一過 MSW医療ソーシャルワーカーとは

2014-07-12 05:23:10 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/11 記
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台風一過と書き出したいところだが、正直のところ拍子抜けしている。台風8号は予想進路内に茅ヶ崎があるにも関わらず、明け方、闇の中にわずかな時間、シャワーのような大粒の雨が降っただけで終わった。

台風は灼熱の晴天を連れてきた。メガネに汗が溜まって前が見えなくなった。ともあれ橋本の訪問学習はノートを受け取っただけで終わった。夏期講習である。クラスの子たちは試験で慌てていたが、私の担当する子は、日程にはあまり関係ない。高校卒業程度認定試験と入試だけと言ってもいい。とにかく暑い。喫茶を追い立てられるように出て相模線に乗る。

母がひとりで中海岸の友人宅に出かけたが、暑くて日がかげるまで帰らないとの電話連絡あり。私は無人の部屋に扇風機がまわっている部屋に、母の粗さを感じつつ、持ち帰ったノートを開く気になれず、椅子にすわって水をあおってほっとした。

今日は民間ボランティア向けのメールを書き始めた。「医療ソーシャルワーカー(MSW)」さんの解説を入れた。

●「医療ソーシャルワーカー(いりょうソーシャルワーカー、MSW:Medical Social Worker)」
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保健医療分野におけるソーシャルワーカーであり、主に病院において『疾病を有する患者等が、地域や家庭において自立した生活を送ることができるよう、社会福祉の立場から、患者や家族の抱える心理的・社会的な問題の解決・調整を援助し、社会復帰の促進を図る』専門職を指す。(Wikipedia より)

石巻のMSW 畑中良子さんから、9月25日懇話会依頼を確認したという返信メールが返って来た。

次号の懇話会ニュース(8月号)に、石巻の現状を載せる。仮設開成住宅訪問の記録がつかめそうだ。

「わーくOnline PickUp No.045」は、仮設巡回相談と民間ボランティアを書いてみることにした。

高齢者包括支援センター1箇所に、「懇話会ニュース No.008」を置いてきた。

夜間傾聴>なし

(校正1回目済み)

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7/10 懇話会ニュースNo.008巡回配布

2014-07-11 06:04:12 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/10 記
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「懇話会ニュースNo.008」を持って、台風8号の近づく茅ヶ崎を巡回してきた。しかし市役所のどこの課も、異動してきた若手が対応するので、話が0からの説明になったうえ、会場を借りる減免申請も、結局今日結論が出ず、月曜日に持ち越しになった。その場に、**課以外は課長がいなかったのだ。第一回目の懇談からずっと4回ともに通過してきたと資料を見せても、審査がいるとの一点張り。結局は課長がいなかったということなのだが、そう言わないのがなんとも。すぐ目の前には通じる担当者がいるのに、電話をかけ続けていた。ここで怒りをあらわにすると、要注意人物に、また、されてしまう。○○さんに会いたいと、初めからいうに限る。

秘書課の**さんと出会ったので、市長宛とニュースを渡すが、つずけて読んでいない**さんに判断がつかないだろう。

今回の話は、石巻医療ソーシャル・ワーカー(MSW)の畑中良子さんをゲストにお願いしたのだが、MSWの一般的なイメージは、病院の通院治療の困難相談や、入退院の患者さんの社会復帰の環境要因を整備する病院側のサービス相談、つまり病院のお抱えカウンセラーのように理解されてきた。ところが被災以降、地元の患者さんと医療を潤滑に結びつけたり、巡回相談員となって、保健師さんたちと同様に、医療・生活福祉の「こころといのちの相談員」として、地域活動を行っている。

石巻にはひどい津波災害にあった女川町の被災者の仮設住宅がある。もし畑中さんが訪問巡回をしていれば、女川の話も聞ける。現在地域に、訪問医療チームが組まれているが、そこには様々な医療職種の方が連携している。その調整役のひとりがMSWさんだ。地域医療の現状とチーム医療がしっくりかみ合っているかということも、わかる立場だ。

ただこの辺の事情について、石巻は地域の先進地域医療地域なので、無理も矛盾もでるだろう。逆にその辺の知ることが出来るメリットもある。

注意しなくてはならないのは、MSWの仕事は皆も災害とは深く結びつかないと思っているから、配布時慎重にしなくてはならない。何はともあれスタート。40枚配布済み。

JR相模原の塾長から電話があった。帰りに相模線が止まる可能性があるから、今夜は来なくていいとのご託宣。感謝。

夜間傾聴>ひとり

(校正1回目済み)

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7/9 石巻のMSWさんと懇話会講師決定>懇話会ニュース原稿

2014-07-10 05:51:58 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/09 記
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懇話会ゲスト講師と話がまとまった。日程の会員側の調整がいるので、まだ公開できないが、7月例会は,無くなった。8月または9月の末で調整中。

講師はMSWの畑中良子氏。石巻の訪問活動から現状を提供してもらう。

------ ここから ------

「災害医療と被災者の保健」茅ヶ崎懇話会ニュース
~災害弱者医療ケア関係職と市民活動のネットワーキングを~

No.008 2014/07/10

<<懇話会・今後の予定☆冬期2回の企画>>

●今回の地域医療チーム企画のあと、次のような企画を考えています。懇話会は避難後の災害弱者(要援護者)の特に、障がい者・高齢者の医療・ケア支援について、災害被災地のゲストを招き、東日本大震災被災者ケアと、これからの湘南の医療・ケア支援について考えます。現場経験の空気を大事に懇談していきましょう。成果はまとめません。各自の立場のなかで活かしていけばいい、それ以上でもなく、それ以下でもない懇談交流の場です。

------- 以下、交渉中です。

 ☆2014年_年内
  被災施設関係者の経験を聴く(病院または高齢者施設)

 ☆2015年_初頭
  成人障がい者家族の被災体験(家族の会)を聴く
    または
  特別支援校教員の被災福祉避難所体験を聴く

----- 来年度計画では、ケア関係行政職員の方や、医療ケアの必要な被災者家族の打診も始めています。


p.2
***********************************
石巻の地域医療チームの訪問活動から
-----------------------------------
  医療ソーシャルワーカー(MSW)さん
 から見た 訪問医療チーム支援
***********************************

ゲスト:畑中 良子 氏(日本医療社会福祉協会石巻現地
医療ケアチーム)

*注意*
7月の会は日送り。8月末または9月末に調整中

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災害時の医療ネットから 高齢化社会の地域医療を考える
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石巻で在宅被災者への医療的観点からの訪問活動をしている畑中さんに無理をお願いして、茅ヶ崎にきてもらいました。石巻の現状が運ばれてきます。畑中さんと懇談しましょう。


 ●畑中さんには、次の内容を意識してくださいと、厄介なお願いをしました。これは、今後の包括支援ケアネットが実効性を持ち、運営可能かという問題に触れる話となります。


・「仮設入居者を中心にした、長期避難生活のハイ・ストレス対策とチーム医療による訪問診療の現状。開業医&非被災地専門職との連携」

・「被災後、医療サポートが必要な障がい者の時期ごとの対応事例」

 ●大風呂敷かなとおもいつつ、情報を集めておいてくださいと、お願いしました。懇談中心となります。皆様の問いを期待しています。

 ●石巻も仮設の高齢化や、特に単身者の孤立感・疲労が重なり、アルコール依存や、持病悪化からくる「孤独死」の危険が高まっています。長期化からくる頑張りの限界も押し寄せています。仕事作りと同時に、地域の医療保健福祉活動をめぐる支援活動の絵を描く時期です。東北と湘南は地域特性が違いますが、東北の経験が活かされると信じます。ケア関係者の方の参加を期待しています。議論をご利用ください。 飛田 記

以上

<<連絡先>>
本ブログのコメントにお問い合わせください。

------ ここまで -------


夜間傾聴>ひとり

(校正1回目済み)

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7/8 石巻の講師候補の方へのメール第2報を出して

2014-07-09 05:47:07 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/08 記
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石巻の医療支援チームの方に懇話会の講師を依頼している。いつもの悪い癖で、大前提の問題意識の部分を初めに語ってしまたので、面食らっているようだ。今欲しい情報は、仮設や自宅などの在宅被災者の実情と、医療支援の形のことだ。病院と在宅診療という分業を明確にし、在宅診療を強める時流にあって、訪問支援活動がどのように進められているかをつかみたいのだ。

ただ、このとき、多くのレポートは健常者と介護度の低い高齢者を語るが、介護度の高い在宅高齢者や障がい者、認知症発症者、アルコール依存者のことは全く出てこないことが、気になっている。また医療福祉専門職の横断チームがケアに入るとき、異なる職種がどのように活かされているのか、その辺も気になる。それを石巻の実例に応じて提供してくださいということなのだ。

私個人では、ハイ・ストレス避難生活下、DVとか引きこもり、遅発性PTSDのような環境要因によって生まれてくる医療福祉支援が必要な事例にどのような対策を行っているかということも気になるところだ。

こうずらりとかいてしまうので、戸惑ってしまうのかもしれない。非被災地にいるケア関係者は、大づかみな状況を聞いてはいるものの、被災地の個別の実情を知らない。そのギャップは、支援の必要性や、防災を考える上の対策の最適化の勘所をつかむところで、大きな差が出てくる。それを「現場の空気」と呼び、懇話会の大切にしている個性としている。

昨日の22時08分、北海道胆振中東部で震度5弱の地震があって、緊急速報がTVに流れた。その前の5日07時47分には岩手県沖で震度5弱の地震があった。またその被災地にも台風8号の災害が及ぼうとしてる。私たちは、それでもなお、互いを想像する力、共感する力を封じたまま生活をおこなっている。決してレミングにはなるまいと思う意識が空転を起こしている。

だから、支援活動は、専門職に閉じた活動であるべきではないし、個人の自由意志に基く「協力」に、ボランティア活動を閉じてはならないものだと思う。「専門職」と「ボランティア」という概念の背後には、背を向けている面がある。社会意識改革という側面だ。ここが欠けている。

その支援活動の谷間に立って、被災の現状打開を媒介に、枠を開く活動を作りたい。まずは、現状と試みを知るというところで懇話会の存在意義が成り立ってくる。

7月開催が危うくなり始めているが、一般向け講演ではないので、ケア関係者に話を広げ準備するので、準備期間は若干少なくて済む。だめなら8月末から9月初めになると覚悟を決めているが、受け止める参加者側がお盆休みで、あいまいにされたくない。それだけの質を持ちたいと願う。

明日は、講師の方に電話をいれてみる。

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私のめまいは依然直らないが、MRI検査から、緊急性はないらしい。母の方は、今日は一日中寝ていた。ポンコツではあるが、活動を積み上げたいと願う。

p.s.
相模大野校に行って来た。明日はよりによって、夜、訪問がある。時間を早められないか交渉中。台風対策だ。


夜間傾聴>ひとり

(校正1回目済み)

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7/7 カード拾得物戻る/懇話会講師候補の方に、厄介なお願いをしたが 他

2014-07-08 04:59:18 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/07 記
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週が明けて、茅ヶ崎駅ビルのラスカから電話が入った。茅ヶ崎警察署にポイントカードの拾得物が届けられているとの話だった。横浜銀行のATMから発見され、横浜銀行が警察署に届けた。ただ、銀行の窓口業務が終わったあと、ATM>銀行の部分に、ATM利用者が介在しているのか、直接銀行職員が回収したのかわからなかった。しかし,ホッとした。

網膜色素変性症で、私の右目は色や明るさと大まかな形しか見えない。すりガラスの向こうの映像と思ってもらえばいい。左目も視野の中央が欠けているので、これが拡がると失明する。今回問題になったことは、右目の映像欠損が右側の視野への注意欠如を引き起こしていることだ。

またやったというのが、正直なところだ。週2・3回、右側の物の置き忘れや、右側から現れた自転車などとのニアミス体験が起きる。今回のカード紛失は、ATM利用時、懇話会の講師候補の方から携帯に電話をいただき、喜んでATM操作を済ませて場を離れたときに置き忘れたのだった。

しかし見つかってよかった。胸をなでおろしている。

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石巻の医療関係者の講師候補の方にメールを出し、お願いした。厄介な

●「仮設入居者を中心にした、長期避難生活のハイ・ストレス対策とチーム医療による訪問診療の現状。開業医&非被災地専門職との連携」

●「被災後、医療サポートが必要な障がい者の時期ごとの対応事例」

というテーマを打診した。「病院と地域」という2つのフィールドにまたがる依頼なので、無茶かなと思いつつ、「災害弱者の現状とその関わり」を知りたいという要望だった。

医療を語るとき、その恩恵を受ける対象が高齢者・子どもというようないわば「健常者」外来をイメージしがちだ。しかし「災害弱者」の保護という視点にたつと「障がい者」特に「医療サポートが必要な障がい者」の現状が欠かせない。現在話題となっている「在宅診療」という流れからは、何をいまさらという感じが強いのが「医療サポートが必要な障がい者」の立場だろう。身体障がいの方で、痰の吸引が必要な方のサポートは、在宅ではなく、必要な時の入院・入所となるだろう。家庭の事情によって、一時入院・一時入所ではなく、一時帰宅と考える場面すらあるだろう。多様化するニーズのなかで、長期避難生活者の現状をしっかりつかむということが必要。それをテーマに乗せた。

欲張りすぎかなと思いつつ、お願いしますと、メールに書いた。

---------

母がデイ・サービスからの帰り、めまいを起こした。幸い送りの運転手さんが気にかけてくれたが、施設のリハの後だったので、戸口まで連れ添ってくれたようだ。しばらく休んでから、近くの医者まででかけた。医者の外来から母が連絡してきて出来事を知った。迎えに行った時、母の履物をそろえたとき、今度は私がめまいを起こした。私のは、首を上下に動かしたとき、瞬間ふわりと違和感を感じるので、母のめまいと様相は違うのだが、親子そろって、めまいを起こしているなど全くさえない。

夜間傾聴>ふたり

(校正1回目済み)

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7/6 石巻の医療関係者講師と日程調整に入った 他

2014-07-07 05:41:40 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/06 記
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平塚七夕は何とか雨に流されずに済んだようだ。毎年、雨が降るのは梅雨だから仕方がないといえば仕方がないのだが。

故・父の納骨日程調整をしていた。首都直下型地震で火災が発生したとき、焼け野原になりそうな旧市街の中の墓地だ。

7月の懇話会例会は、お盆をはずして最終週か8月最終週に行う。石巻の講師とメールで調整中だ。

現場責任者なので、石巻のチーム医療の様子がつかめると期待している。

「わーくOnlinePicUpNo.045」と「懇話会通信」を書き始めた。これは出来次第ブログに転載する。

訪問指導相手と話をしていて、ちょっと面白い話が出た。相手の住所がわからなくても、会が被災者宛のメールをセレクトしてプリントして、御挨拶として「地元地方紙のチラシとして、挟み込み配布する」という方法だ。文面がむずかしいなあと応答したが、煮詰めると面白そうだ。デジタルデバイドのある高齢の方が私的交流の契機に使うかなと考えた。

夜間傾聴>なし

(校正1回目済み)

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7/5 金曜ミニカフェの感想(懇話会ゲストとの調整中)

2014-07-06 05:08:24 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/05 記
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懇話会のゲストとの交渉用資料をまとめている。明日いっぱいに、メールする。

7/4 の金曜災害ミニ・カフェのレポートを書いた。保存用でもあるが、「わーく Online PicUp」に載せられるか。文面は下記の通り。


------ここから--------

☆金曜災害ミニ・カフェ☆ 2014/07/04

第6回:反響編(1)仮設住宅の暮らし
       (2)福島のこれからを考える

●今回は「被災地の福祉はいま」4回分の反響を集めたものだ。初めから、東北と他地域の災害に対する温度差が取り上げられて、身がしまる思いがする。この問いは後に尾を引いて行く。仮設住宅入居後の被災者の姿が東北以外の地域の方には見えなくなる。この「見えなくなる」ということがどういうことなのかという論議が始まって行く。家が流される、ひとの命が危険に晒されるというような危機は、わかり易かった。ところが、災害弱者の命が縮んでいく、孤立化していく、生活再建できない、若手の流出と過疎・高齢化という事態を見て行くとき、「もともと日本全国が抱えていた問題が、被災という非常事態の中で顕在化した」という視点が大切なのだと開沼博氏が指摘する。それゆえ課題は個別多様化し、水の中で水流が見難いのと同じく、事態の深刻さが見えないということが起きているという。「自分たちが生活することで手一杯」(投書)という受け止め方や、「ストレスの我慢の限界から異常行動が現れれば、自己責任と言って切り捨ててしまう。」(荻上チキ氏)

●仮設入居の認知症の進行は、コミュニティの崩壊の中で、見知らぬ隣人に気兼ねして、「世間
に迷惑をかけない・家族の恥」と、軟禁させ孤立していくことで、認知症を悪化させてしまう。この内輪に閉じた「だんまり」という東北人の気性が、事の重要さと解決の手助けを覆い尽くしてしまう。アルコール依存症の**さんは、漁師の職と財産を失い、健康診断のとき癌が見つかってしまう。傷病手当で生活しているが、あと半年で手当が切れる。働けない身体のまま、期限の来た仮設を追い出されたらと思うと、酒を飲んで苦しみを忘れるという。その人の症状の背後には、ストレスを生み出す「環境(社会)」がある。先行きの不安はDVや、こども虐待を生み出してしまう。

●特に3年目という時期は、阪神淡路大震災のときと同様に、「遅発性PTSD」が、悪夢のように被災者を蝕んで行く。福島の場合は、帰る故郷が放射能汚染によって奪われ、未来が描けない事態がある。問題は、「全国にある問題の顕在化」のキーワードは「交流」だという。また過疎高齢化の進む被災地が問うのは、命をつなぐ「地域の保健と医療」の課題に、答えて行くことだという。問題の大きさに比較して、成すべき支援の浅さが目に付く、そんな印象を持った。  (飛田)

------ ここまで ------

親子(といっても高齢者だが)そろって「めまい」。私のは頚椎だが、脳神経外科が血管に詰まりなし、耳鼻科だんべと突き放す。連続して首を振っても異常がない。ふと首を前傾からもどしたときに、突然ふわりとして足がふらつき、すぐ治まる。母は低血糖のように座り込んでしまう。様子が違う。困ったもんだと太鼓腹覗いて体操をするが平気だ。

紛失したポイントカードの束が出てこない。目の被害なり。どう防衛していくか…。



夜間傾聴>なし

(校正1回目済み)

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7/4 講師、石巻の方が決定! 日程等調整へ…

2014-07-05 05:36:04 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/04 記
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懇話会講師、決定した!

石巻から医療最前線を運んできてくれる。日程や提案のテーマを絞り込む対話が始まる。

時間のゆとりがあるのなら、石巻の医療現場の内側から再構成された経験談を聞いてみたいところだが、今回は現在の課題と、地域システムの話に乗せて、石巻の現場の空気を感じとりたいと思う。一般向けではなく、ケア関係者向けの懇談である。私たちの現場感覚に共鳴させたい。

実は昨日、ある行政関係者から、防災の件で行政の役割と課題が見えてくるような企画をと要請があった。これは、来年度の企画と考えている。しかし、いま・ここで私たちが何をなすべきかという問いかけのフォーカシングが必要な時期なのだと思う。そのことが回数を重ねるごとに、徐々に要望という形で出てきたことは嬉しいことだ。(ただ…会に足を運んでくださいねという蛇足がつく。)

今回お願いしたのは、医師や看護師さんたちとは違う、多業種をつなぐコーディネーター的立場から、一歩退いて現状を見ることができる職種の方だ。つまり今起きていることがわかる方である。展望を描いたり、いかに統制を通すかという発想ではなく、懇談を活性化してくれる方だ。問題意識を持った方が集まった方が議論が拡がるだろう。高説伺いの講演ではないということだ。

今回の設定は、地域医療という断面なので、高齢者関連のセクションの方にはなじみがいいが、障がい者関連では、医療サポートを常時必要としている障がいの関係者以外の、例えば知的障がいとか、視覚・聴覚障がいの関係者には、保健というところからの話になるので、またまた説得が難しいことが予想される。関係するセクションの方は、いままで疎遠だった方が多く、ここから先が正念場となる。しかし、道は開いた。ここからなのだ。

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「金曜ミニカフェ」の荷物を抱えて、銀行やらスーパーなどに立ち寄って、会場についた。終了後、背筋が冷えた。カードの束を入れたパスケースがないのだ。あちこちに心当たりがあった。衣服のポケットではいっぱいになるので、いつもは必ずバッグを持ち歩いているが、今回はBDのデッキの紙袋など荷物が多いので、バッグを持たずに紙袋を抱えて、銀行や店をうろついて、茅ヶ崎サポセンの会場に着いたのだ。どこかで、ぱんぱんのポケットからだして、買い物をデッキの紙袋の隙間に押し込んだ。それが紛失の元なのだ。

私は週に1~2回、忘れ物をする。今週は既にハンカチを紛失していた。原因は右利きなのに右目が見えないこと。右側にものを置くと、置き忘れるのだ。ぼんやりしているには違いないが、改札口にたまに切符を使うと、切符は挿入口の前後にずれて切符を落としたりする。ATM操作で、画面右下に「確認」ボタンがあるのに、ボタンを見失うのだ。

せっかくの講師決定の喜びも流れてしまいそうだ。幸いクレジットカードはないが、ポイントカードがごろりと入っている。いただいた名刺も挟んであり、今後問題が出てくるだろう。スーパーや銀行・交番には紛失届けを出した。明日は銀行やスーパーなどをたどりなおす。

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「金曜ミニカフェ」は、「ハートネットTV 反響編(1)」と「反響編(2)」だ。被災者の孤立化が進んでいること。起きていることに、どう対処したらいいのだろう。それが率直な感想。ここをしっかり向き合っている方がいることがわかることが、妙に嬉しい。

今回(第7回)の放送もまた。閑古鳥なり。

p.s. 第7回分、感想ページ作成中。

夜間傾聴>ひとり

(校正1回目済み)

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7/3 「わーく No.044」を配布しながら話した話題の中から

2014-07-04 04:29:57 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/03 記
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「わーく Online PicUp No.044」を県サポ関係と市役所、県保健福祉事務所、障がい者団体1団体、高齢者包括支援センター1団体に配布し、時間切れとなった。その手渡しの雑談の中で、懇話会7月例会のゲスト講師招待の困難の愚痴を話した。

被災地の医療現場へのラブ・コールが中途破談となったのは、私の指名した方が、その場の中心的な推進者だったことや、その協働者も被災地の人材不足が極端で、休暇だけは私生活に振り向けたい、何日も現場を空けるゆとりがないというものだった。

次に学会や医師会、職能団体経由で紹介を得た。特に医師の場合、謝金が折り合わないという事態が起きた。こうした経過から、結局は直談判以外ないということになるが、一例をあげると、沿岸被災地の県行政関係者と電話で話をした。すると、県庁に出向かなくてはならなくなるのだ。私の提案は行政の非常識(<有志懇談会に招待すること)のため、たらいまわしのうちに話が化けていき、誤解を基準に話を打ち切られてしまうのだ。被災地に出向くことは、やぶさかではない。しかし、岩手県でいえば、陸前高田<>盛岡、宮城なら気仙沼<>仙台、福島なら、いわき<>福島を往復する必要があった。車を使えない私は電車・バスを利用する。すると東京からの往復バスの時間も考えると3泊だけでは足らなくなる。そこに加えて、謝金と交通費がかかる。懇話会のような変則的な活動では、出張扱いしてくれないので、予算が大幅に不足してしまうのだ。

そんなことから、神奈川県内・東京都内の団体事務所をまわるが、どこも一度の訪問では道が開けなかった。だからあと2団体となっていた。1団体は適任者探しをお願いしているが応答がない。もう一団体の障がい者関係団体は、秋から冬にかけて以外、日程的に無理とのことで、秋の例会候補にお願いしている。

こんな話をきいてくれること自身、珍しいことだったが、すこし懇話会の話が価値あるものと耳を傾けてくれるようになったのではないかと思う。現場の声や空気を持ち込むことの大切さは、一般支援者ではなく、ケアを生業にしている方や、民間の活動推進者の方には、わかるはずだ。

県サポ関係の所では、災害ボランティア自身が常時活動する形の活動に育っていないことや、生活支援や医療ケアは民間活動が弱いことを話し、数名の熱心な方を教えてくれた。しかしその方は、すでにアクセスし、自分の団体で、地元地域防災に取り組んでいるが、東北には出かけていないし今後もいく予定はないという話だった。もうひとりの方は行政の方で、自分独自で活動をしてはいないと断わられていた。紹介してくれた方にお礼を言って湘南に戻ったが、世間の狭さを感じていた。

県の保健福祉事務所の方は、講師獲得の話から流れていって、個人医療情報QRカードの件で、関心を持っていただいた。システム的なことを含んで、長時間意見交換できたことは、従来なかったことだった。

今回の講師招待の困難は、医師と看護師、研究者へのアクセスが中心だった。地域活動の現場の方というより、医師会や病院などの組織が介在していることが困難さを生み出していた。

必要性ということでは、ある包括支援センターのケアマネさんも認めてくれたが、現場の自主編成会議もなかなか進まないのが現状であり、ましてや訪問介護の業者さんは防災の話も受身の状態だから難しいと話してくれた。逆に市の研修のような形をとらないと難しいなあとの話。ここでは、今お願いしている団体とケアマネさんの所属している親団体が研修を持ったことがあるからと、その団体にお願いしたことを支持してくれた。

懇話会が抱える「災害弱者の現状打開」の「懇談」は、広大であり、障がい者団体と高齢者団体相互でさえ、なかなか共通のテーブルにつけない。だから逆に「災害」という結節点が貴重なのだ。ケアマネさん同様に、地域が見えるコーディネータ的な方を今回は選んだ。ただただ、応答を待っている。明日、経過を事務局に電話してみようと思っているが、また異常気象に阻まれている。明日金曜夜の「金曜災害ミニカフェ」が雨に祟られないように、どんよりした夜の雨空を見上げている。

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「看護教育」誌(医学書院)に、災害関連の小論が載っていることを発見。

●「『看護教育』 2014年07月号 (通常号) ( Vol.55 No.7)」…「ひろがる災害医療と看護 身につけるべき知識とスキル・10 災害時における在宅看護 東日本大震災の現場から」村上悦子 著)

ビッグイシュー誌、販売員さんから購入。さっそく個人宅に届けた。>2ヶ所

夜間傾聴>ひとり

(校正1回目済み)

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7/2 MRI検査がてら、日赤と某出版社を回りつつ

2014-07-03 05:35:49 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/02 記
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直立状態で首を前傾させると、瞬間ふらりとめまいがする。耳鼻科検査では異常なしだったので、脳神経外科を訪ねた。病歴を尋ねられたあと、すぐにMRI検査となり、検査結果は、脳・血管ともに健康で、血管は糖尿病とは思えないほどきれいだとのこと。結局、血栓などの原因ではないとの結論。診察の椅子から立ち上がるとき、その場でふらつき足がもつれた。しかし、なにもアドバイスなし。ふらつきは、その場数秒。看護師が押さえただけで、医師は「お大事に」。生まれて初めての首のこりだった。母の場合は、意識朦朧としているが、私の場合は、瞬時で意識はしっかりしている。

外来で待たされたうえ、MRIと結果診察が30分以上かかったので、巡回は回りきれなかったが、そばの日赤病院の総務の方と話をしてきた。ここは以前もお邪魔していたが、被災地から講師は招待せねばならず、7月は無理との話だった。だから秋に入ってからでもかまわないので、東京・神奈川から長期被災地派遣を経験した医療関係者を打診した。災害看護学会の方が浮かび上がったが、今回のテーマとは、かみあわないこともわかっていた。やはり救急救命なのだ。仮設の長期避難生活の医療ケアの、「ハイ・ストレス疾患対策と孤立化防止」「地域訪問医療と医療ケア連携チーム」について、現場体験から語れるひとというのが条件だった。地域医療指導医師や看護師、ケア・マネさんとか、ソーシャル・ワーカーさん、作業療法士さんが対象になっていた。

一歩突っ込めば、東北被災地の災害弱者支援の今求められていることへの懇談提案や、湘南の防災と地域ケアネットの形の提案が欲しいところだった。

だから講師依頼を聞いてくださった某団体は貴重だった。厄介なお願いをしたせいか、まだ応答がない。懇話会の通信を渡しているので、政治性を警戒されてるのかなとも思う。明日、電話を入れてみようと思っている。アクチュアルな提案をされる方なら、歓迎なのだが。

一日一日がもどかしく過ぎて行く。結局今日も、日赤と、精神科系列の出版社を尋ね、著者を仲介してもらうだけで茅ヶ崎に戻り、駅前周辺を個別配布して終了となった。

親子でふらついているのは様にならないが、明日は母の病院で、薬をもらいにいく。帰りにビッグイシューを受け取り、県サポ。母が居るので長話もできないので、アポ取りで終わるだろう。茅ヶ崎に、浜見平にいる母の友人が母を改札で受け取ってくれるので、私は相模大野校にまわる。北里も手づるがあればと思うのだが。

連合が茅ヶ崎駅前で労働の成果給の件のティッシュを撒いていた。

東海新報から電話が入っていた。ん?

夜間傾聴>ひとり(サバの水煮缶詰の利用レシピ談義)


(校正1回目済み)

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7/1 「わーくNo.044」印刷完了配布開始

2014-07-02 05:12:35 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/01 記
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お中元をいただいた。大船渡のさいとう製菓の「かもめの玉子」だった。塾の講師から、被災地支援なのだという添え書きが入っていた。家族企業や自営業の視座からは、企業の収益は従業員の収入増となるという具合に直結しているが、それは従業員数10名に満たない零細企業の話。賃労働者に企業収益は即反映されるわけではないし、企業と行政が直結しているわけでもない。内部留保のクッションに吸い取られるだけだ。彼には被災地企業商品の購入支援は、その落とし穴を知った上でやるちいよと言っていたが、通じなかったらしい。気持ちはいただきますとメールしたが、偏屈なんだろうなと思う。

糖尿病だから、母が独占することになりそうだ。

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「わーく No.044」の印刷が済んだ。個人配布分だけさっそく配布した。そのうちのひとりから、「QRカードは不要」というご意見をいただいた。「携帯にメモしていけばすむ」というご意見。しかし、これはダメなのだ。津波に流された場合や、雨ざらしになった場合、携帯の防水が破れて破損することがあるからだ。また記入していることを明示しなければ、アクセスに時間がかかる。

明日から団体配布が始まる。

「わーくNo.044」(前半)を一部修正した。

某病院に残りの特定検診と首のMRIを撮りに行く。今夜はここまで。

夜間傾聴>ひとり

(校正1回目済み)

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