2014/07/08 記
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石巻の医療支援チームの方に懇話会の講師を依頼している。いつもの悪い癖で、大前提の問題意識の部分を初めに語ってしまたので、面食らっているようだ。今欲しい情報は、仮設や自宅などの在宅被災者の実情と、医療支援の形のことだ。病院と在宅診療という分業を明確にし、在宅診療を強める時流にあって、訪問支援活動がどのように進められているかをつかみたいのだ。
ただ、このとき、多くのレポートは健常者と介護度の低い高齢者を語るが、介護度の高い在宅高齢者や障がい者、認知症発症者、アルコール依存者のことは全く出てこないことが、気になっている。また医療福祉専門職の横断チームがケアに入るとき、異なる職種がどのように活かされているのか、その辺も気になる。それを石巻の実例に応じて提供してくださいということなのだ。
私個人では、ハイ・ストレス避難生活下、DVとか引きこもり、遅発性PTSDのような環境要因によって生まれてくる医療福祉支援が必要な事例にどのような対策を行っているかということも気になるところだ。
こうずらりとかいてしまうので、戸惑ってしまうのかもしれない。非被災地にいるケア関係者は、大づかみな状況を聞いてはいるものの、被災地の個別の実情を知らない。そのギャップは、支援の必要性や、防災を考える上の対策の最適化の勘所をつかむところで、大きな差が出てくる。それを「現場の空気」と呼び、懇話会の大切にしている個性としている。
昨日の22時08分、北海道胆振中東部で震度5弱の地震があって、緊急速報がTVに流れた。その前の5日07時47分には岩手県沖で震度5弱の地震があった。またその被災地にも台風8号の災害が及ぼうとしてる。私たちは、それでもなお、互いを想像する力、共感する力を封じたまま生活をおこなっている。決してレミングにはなるまいと思う意識が空転を起こしている。
だから、支援活動は、専門職に閉じた活動であるべきではないし、個人の自由意志に基く「協力」に、ボランティア活動を閉じてはならないものだと思う。「専門職」と「ボランティア」という概念の背後には、背を向けている面がある。社会意識改革という側面だ。ここが欠けている。
その支援活動の谷間に立って、被災の現状打開を媒介に、枠を開く活動を作りたい。まずは、現状と試みを知るというところで懇話会の存在意義が成り立ってくる。
7月開催が危うくなり始めているが、一般向け講演ではないので、ケア関係者に話を広げ準備するので、準備期間は若干少なくて済む。だめなら8月末から9月初めになると覚悟を決めているが、受け止める参加者側がお盆休みで、あいまいにされたくない。それだけの質を持ちたいと願う。
明日は、講師の方に電話をいれてみる。
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私のめまいは依然直らないが、MRI検査から、緊急性はないらしい。母の方は、今日は一日中寝ていた。ポンコツではあるが、活動を積み上げたいと願う。
p.s.
相模大野校に行って来た。明日はよりによって、夜、訪問がある。時間を早められないか交渉中。台風対策だ。
夜間傾聴>ひとり
(校正1回目済み)
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