湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

5/17 「教育ITソリュージョンEXPO」を覘きつつ/車譲渡の進捗状況問い合わせ陳謝

2012-05-18 04:39:23 | 引きこもり
2012/05/17 記
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帰りに成城石井辻堂店に寄って買い物。偶然、「広田産」湯通しワカメ発見。嬉しくなって早速購入。千円弱は少々高いが、期待できそうだ。鳴門産ワカメのようなしっかりしたワカメではなく、柔らかな三陸ワカメが好きだった。成城石井が発売元になっている。発売元からして、成城石井の店舗に新ワカメとして出ると思う。利益は成城石井と地元漁協にいく。この前、陸前高田の広田町に行ったときお会いできた方の顔が浮かんできた。

同じ被災地産商品でも、以前から全国販売している企業商品は買う気にならない。厳密な区別はつかないが、誰が潤うのかということは自覚的でありたいと思う。年金所得者・給与所得者・生活保護受給者は、置き去りになってしまうこと、見誤ってはいけない限界ある支援法なのだということだ。

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半分仕事だったのだが、東京ビッグサイトで金曜日までやっている「教育ITソリュージョンEXPO」に行ってきた。仕事の方は託された目的に合致する展示はなかったものの、以前進学塾専任講師をしていたとき、お世話になった電子教材屋さんが健在(失礼)で、そのときの営業にいた方が部長になってブース内で商談をされていた。その再開が嬉しいと同時に、寂しくもあった。当時の私はキャッチアップ教材の開発を通じた無教室塾(e-learningとカウンセリングを組み合わせた塾)の再開立ち上げを練っていたからだ。これは取材活動と学習が連携するオンラインフレネの基となった。希望というには具体的すぎるが、結局他予備校・塾に乗っかる形で教室を渡り歩き現在に至るのだが、諦めてはいなかった。定年が近づいて考え直しているが、一度消えた希望を再燃させることは、むずかしい。

彼と再会を喜び合ったが、彼はしばらく考えないと私を思いだせなかった。冷たい時間がそこに流れていた。相手にそこまで求めるのは無理というものだった。しかし、思い出話が先方から出てきたのだから、納得せねばと思う。

今回の展示には、昨年の3.11の影響が現れていた。学校は教育現場であると同時に、災害時には地域避難拠点となる。学校管理の一角に「災害避難と安全管理」が大きく取り上げられ、教育機器の間に非常用食料ブースが並ぶという状態だった。

私のもうひとつの狙いは専門セミナー・無料公開セミナー「釜石市の『いのちの教育』~小中学生生存率99.8%はこうして実現された!~」(岩手県釜石市教委・教育長 川崎一弘氏)の聴講だった。正直言って新しい情報は得られなかった。会場で同席した方と名刺交換できたことの方が大きかったのは残念。同時刻別会場の講演「大規模災害に備えるeラーニング活用法」(トーマツeラーニング ソリュージョンズ(株)取締役 弓塩啓司 氏)のような、全く別視角からの話の方が拾える情報が多いのかもしれない。

ゆりかもめは\370-かかる。帰りは17時を過ぎてしまったので、日赤本社への立ち寄りは諦めて、都営バスで東京駅八重洲口に出た。\200-だが、豊津や新富町・八丁堀を経ていくので、40分以上かかる。

しかしゆりかもめに乗ったとき、身震いがした。3.11を経て、海への見方が変わっているのだ。この地域は津波に飲まれるという感覚。高層マンション上階は、避難できない孤塁になる。長期振動や火災が発生したとき、下階からの延焼は免れるのだろうか。昔の映画「タワリング・インフェルノ」の映像を思い出した。

明日は夜、タウン紙の取材を受ける。ペットレスキュー支援の取材だが、巡回文庫と広田半島見守り支援のことや、QR-IDカードの話も聞いてくださるようだ。民間交流を進めることと、家庭生活の援助支援とプライバシーの話など、非被災地からの今後の支援の有り方を同考えるかを聞いてもらおうと思う。

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いやはや、車の提供者の**さん、三井俊介君の両者から車譲渡の件はどうなっているのかとお叱りをいただいた。私の寄付金の他に、私の趣味の物等をこの際バザー売りにだして穴埋めをしていた。当初の予算の3分の2ほどしか集まっていないので、かなり押し売りじみているが、その料金の回収をしていたため、三井さんの要望が出ていた「早めに欲しい」という要望にはお答えできなかった。当初の予定通り今月末、車検整備に入る。申し訳ない。

今、広田町から「ワカメ」と「おやき」を持った地元の方を、招待できないかと「画策」している。Google+のTV会議を使えば地元と話せるが、それには湘南の活動の盛り上がりがないと、手段だけが浮き上がってしまう。またお祭り風になるのも嫌だ。もっと淡々と行きたい。となると、招待の謝金がかかっても招待する従来の形だろう。現在は知り合うことに酔うのではなく、何ができるかを探っていくことが必要なのだ。親戚づきあいのような関係をどう生み出していくか、そこに三井君のような常駐者がどのような触媒になってくれるか、その試みの入口を車譲渡が開くのだと思っている。

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辻堂の駅からバスに乗るとき、いつもそこに路上生活者の**さんと会う。買い物袋をぶらさげて、時間ぎりぎりのバスに飛び乗って、ドア内から挨拶の手を振ろうとしたら、おばさんの背が割り込んだ。「買い物のおつりの300円だけど、さあ」と大声。「いいんだよ、ひとはいつ何時、おちぶれると限らないんだからさあ」と、受け取りをうながした。そして私を押しのけるようにバスに乗り込んできた。バスの乗客は見て見ぬふりを決め込んでいたが、シルバーシートにすわったおばさんは、隣の男性を捕まえて、「ひとはいつ何時、おちぶれると限らないんだから」と、自分の行為の言い分けを始めてしまった。こういうことが勇気がいる社会って何なのだろうかと思いつつ、反復する言葉を聴いていた。

と、この方はある停留所で降りようとしたが、なんとひとつ乗り越してしまったのだった。話しかけられていた男性の前に立っていた若い男性が笑っていたが、ここまで正常心を失ってしまうほど決意のいる行為にしてしまう社会の冷淡さを感じる。特に通勤者の冷酷さを常々感じてしまう。


夜間傾聴:橋本2君(仮名)
     橋本3君(仮名・母親と調整話)
     南大沢君(仮名)

p.s.橋本3君の解雇は棚上げとなった。少し安心。


(校正2回目済み)

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