2014/06/30 記 (続)
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やっと「わーく No.44」が出来上がった。これで配布に入るが、懇話会の通信の方は、まだ発行できない。「QRカードは全国的な内容なので、茅ヶ崎市では協働事業にはできない」という反対論があって、また私の側の協力者が弱体ということが背景にあって、提案は受理されなかった。冷蔵庫保管手書きカードや、磁気カード、キーホルダーなど様々なカードが出来てきているが、発災時救急医療関係者によるトリアージ通過後、治療の段階の迅速化を狙ったツールというより、身元確認に重点を置いたものが多く、また局地火災や水害の発想で生まれたものもあり、アクチュアルな場面に接しているのは、磁気カード位だ。実験として、市立病院で実施してみるという実績を踏むということを考える際、全国的質だからダメという論拠にはならない。うまくいけば、皆が真似すればいい。私の提案の背後に企業がいるわけではない。真似のしやすいことも、ボランティア活動の力となる。そんな空転の虚しさを抱えつつ、全国というつぶしに屈するほどやわであるわけはなし、研究経過を「わーくOnline PicUp」に連載している。価値はだれか、必ず発見する。実現できるひとが進めればいい。
今回の進展しているところは、他カードとのカップリング。
発災時、障がい児者の安全避難を行うため、健常者に自分の困難さをダイジェスト版で説明した「SOSカード」とのカップリングや、医師にかかる際の「受診カード」とのカップリングを提案した。従来の健康保険証裏面以外にも、検討の枠を広げた。常時携帯という条件に合うものを選ぶといい。複数でもかまわない。
もうひとつは、スマホやiPodなどに入れた曲を音量の大きなスピーカーで聴くために販売されている「FMトランスミッター」を録音機能付きのFMラジオと組み合わせると、これだけで「マイクロFM」放送局が出来上がる。トランスポンダという中継器(内実は、もう一組の同じ機械)があれば、学校の体育館規模のエリアの放送局が出来る。ミニFMよりも更に小さな室内FMで、ミニFMとは役割が違う。
避難所生活は特に障がい者、高齢者には過酷な環境だ。福祉避難所の整備が整わない地域では、特に生活上の問題が顕在化する。視角・聴覚・下肢・内臓等の移動に困難がある方は、トイレや情報取得が大きな負担になる。この部分をティーンズ等に情報情報補完と所内コミュニティ形成推進の放送局運営を、運営会議の1セクションとして任せて行くという提案だ。
今回は、Bluetoothを使った局所データ通信ネットの可能性を集会したが、マイクロFMは簡便で、情報量の上限を持たない流れのような機能を持った活動として、ティーンズたちに分担できる活動であると考える。ただ内容に虚偽や人権侵害等モラルの問題が入ってはならないし、特定の主張の宣伝や必要情報の抜け落ちなど、大人の経験が必要な部分もあるため、編集会議を作って運営する必要がある。
そのふたつの話題をNo.044号に込めた。「金曜・災害ミニカフェ」とともに、類型化した応援と公的交流よりも、必要に答え、理解を深めるものとして企画をたてていく。ハイ・ストレス下の被災者の孤立化は、一部単身者のものではなく、家計苦や家族死などの苦悩を抱えた家族の個々人が追い込まれる状態でもある。知人が何百万人居ようと、ひとは凍える。それを含み「孤立化」と呼んでいる。そこに私たちが何も出来ないのかという問いに答えていきたい。
今後の「金曜ミニカフェ」に組み込まれる予定の優れた番組がある。医療ケア活動への民間ボラ活動の可能性検討が必要なことを描いていた。
●「NHKスペシャル 東日本大震災『救えたかもしれない命~災害死・4年目の検証~』」
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母のデイ・サービスからの帰宅後、母にダンピングが起きた。No.044の印刷に出かける予定が崩れた。夕食メニューの変更。慣れたとはいうものの、予定が中断されることは困ってしまう。
懇話会講師の件、いまだ連絡なし。一日「千秋の思い」とPCに打ち込んだのを母が覗き、「ちあきって誰」という使い古されたギャグのような言葉を言った。病院側から見た地域の話だが、ケアマネさんたちとともに、なにをなしえるか、現状の糸口はなにか、意見交換をしたい。
夜間傾聴>なし
(校正1回目済み)
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