湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

6/30 「わーく OnlinePicUp No.044」原稿(後半)

2014-07-01 03:04:27 | 地震津波災害ボランティア

2014/06/30 記
--------------
「わーく Online PicUp No.044」の後半原稿。

------ ここから -------


<連載>個人医療情報 QRカードの検討 004/受診カードとSOSカード

●QRカードの基本は、被災時、迅速に医療情報が取り出せ治療に利用できること。自己表現できない状態の方が身元を明らかにできること。特殊な機器を使わず電子データとして読み取れ、
カルテ化が容易であること。携帯性に優れていること。特に病歴と治療歴。服用薬を効用で覚えている方が多いため、薬品名調査に膨大な時間がかかる。その部分を、病院・医院とのシステマチックなデータ提供によって解決するツールとなること。
 
●QRカードは、情報項目の「必須・医療向け自己選択・家族向け自己選択」の3情報に分け、「基本・医療・家族」とした。(項目は前号参照。)本来QRコードは全角1,800文字書き込めるが、読み取りが遅く・不安定になるので分割して解決した。

●今回は、いかにQRカードを常時携帯できるように出来るかということについて、新規に「SOSカードとの併用」・「受診カードとの併用」を考える。

 ●今までは「健康保険証の裏面」を検討してきたが、後期高齢者の保険証がサイズが大きく、常時携帯には向かないことや、更新頻度が高い「医療」情報と変化がほとんどない「基本」・「家庭」情報が並ぶ(上段右)ことでシールの痛みを考え、「医療」項目を右端に置いたが再考が求められていた。また障がい領域の活動の中で、災害発生時、周辺の健常者に対して、自己の障がい理解を求め、困難を脱出するためのカード「SOSカード」(中段)がある。常時携帯がこのカードとのカップリングが問われていた。解決のひとつの道として、主治医の「受診カード」(下段)とのカップリングにより、表に「医療」情報、裏に「必須」と「家庭」情報という手立ても出てきた。その得失を見極めれば、磁気カード解決策との比較も可能になるだろう。 (続く)(飛田)

----------   次回は「受診カードとのカップリング」を検討します。




<シリーズ*災害時、青少年の活動参加(1)>
  連載・マイクロFM その1

☆避難所内簡易マイクロFM放送局を運営する☆

<シリーズ*災害時、青少年の活動参加(1)>
  連載・マイクロFM その1

☆避難所内簡易マイクロFM放送局を運営する☆

●被災したとき、ロー・ティーンズは学校が休校となるので、学校集団の一員(生徒)としてではなく、地域の一員として、近隣の避難所のボランティア活動に、見習い参加(周辺参加)できる機会がある。彼らにも可能な活動は様々あるが、彼ら若い人材によって支えられる活動に「避難所内マイクロFM運営」がある。

●避難所の諸連絡は、壁新聞や定時有線放送・チラシで行われる。しかしチラシは、混雑する避難所の中で、配布残しの方が出たり、作成に手間がかかり紙ごみが出る。緊急連絡がない時は、定位置に積まれて、入所者がそのチラシを取りに行く。利点としては、予定メモがわりとなる特性がある。これらのツールは手軽さから使われているが、高齢者や身体障がいがある方から様々な問題が指摘されている。福祉避難所準備が出来ていない地域では、下肢障がい・視覚障がいの方・寝たきりの高齢者の方やから、情報が得にくいという指摘が出ており、コミュニティツールの検討が必要になっている。新しい動きとしては、避難所内数箇所にBluetoothの局所データ通信ネットを貼り、メールや音声、画像データを携帯・スマホに送る技術だ。これが実用化すれば、聴覚障がいの方も情報提供ができる。しかしデータ量は有限である限界を持っている。実用化すれば、これの運営も若者に任せられる。マイクロFMや、これらのツールは、インターネットや電話回線を使わない技術だからこそ、避難生活の場には有効なのだ。

●物資の搬入・配布や、医療移動巡回車の到着日時や利用方法の連絡、消息確認情報の到着など、避難所では連絡機会が多いが、ハイ・ストレスの避難所に音声放送を頻繁に流すわけにはいかない。生活の落ち着きを奪うから、定時最小限の放送しかできない。ここにマイクロFMの役割が生まれる。ただスイッチをいれてくれなければ伝わらず、ボランティア以外は定時に放送をイヤホーンで聴くという形になる。定時以外はお互いのボランティア間連絡や呼び出しなどに使う。また、取材活動を通じ、入所者の意見や、小さな娯楽放送により、所内コミュニティの活性剤となることもできる。また、大人のボランティアに、とかく邪魔にされがちなロー・ティーンズに、同世代をつなぐ活動にも転じうる。大人のボランティアが混じれば、有効性を引き出すことは、いわゆる「ミニFM」と同程度だ。「ミニFM」は、エリアが数百mから市内全域までの範囲を持ち、担う情報の質が異なる。(マイクロFMは、造語)

●マイクロFMは、下記のような「FMトランスミッタ」という小さな送信機2つと、FMラジオ2台、できたら外部マイクとイヤホーン、4chミキサー(数千円)があればよい。タイトル横の本格的なものもあるが、FMラジオがあれば予算は2万円以内に納まる。
                       (つづく)
------ ここまで ------

夜間傾聴>なし

(校正1回目済み)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 6/29 「わーく OnlinePicUp N... | トップ | 6/30 「わーくNo.044」を書き... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

地震津波災害ボランティア」カテゴリの最新記事