湘南オンラインフレネ日誌

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Big Issue 佐野代表を囲む懇談会日程決定!/介護者のガス抜きを

2009-10-23 11:41:33 | 引きこもり
Big Issue の佐野代表との懇談会の日程が決まった。

11月16日(月)14時~16時、茅ヶ崎サポセン

となった。若松町の「ゆめたいカフェ開店(11/15)」と重なった。佐野代表に無理を御願いして、日程調整してもらったのだが、台風延期の影響が痛い。

特養への入所手続きをする関係で、相模大野巡回の時間を早めた。手続きは電話で状況を話しこんでいたので書類の受け渡しで済んだが、手続きをしたからと言って入所できるわけではない。気の遠くなるような順待ちがある。家庭崩壊を起こしている障碍者のお子さんを持つ家庭の高齢者介護の話も聞いた。

どう考えてもサポセンに立ち寄ると時間切れになるので、Tさんの支援協力をしてくれるIさんに頼み、Tさんへの伝言メモをレターケースに入れてもらった。

私用料金を渡して、本校でプリントアウト。茅ヶ崎に戻って、父の主治医の医院に薬をもらいに行く。仕事を終えた20代の方がマスクをして何人も咳き込んでいる。風邪をうつされに行くようなものだ。高熱で飛び込んでくる方もいて、高齢の方や私のように使い走りの者は、夕方の時間帯は見かけない。次々の順を後回しにされて、調剤薬局で薬を受け取ったときには、夕食の時間に食い込んでいた。

母に夕食のメニューを電話で伝えておき、食材を私が後から持ち込む算段をしていたのだが、臨時メニューにせざるを得なかった。母とのふたりの食事なら、時刻に融通が利く。父が入ると、空腹だと階段を降り始めるので、忙しいのだ。夕食は決まったTV番組が終わるのを契機にしているらしく、時間の錯誤があるのに、体調のいいときは正確なのだ。昔から、こぼした椀の汁を拭くのも家族にさせて平然としていた人なので、配慮することはありえなかった。

幸い昨日は、夜の巡回がなかったので、たまっていた家事に使うことが出来たが、仕事への切り替えがなし崩しされていけば、質が落ちる。私のような根気勝負の仕事では、鋭敏な引きこもり青年の警戒が生まれてしまう。信頼度の問題なのだ。幸い彼らは大人なので、話せば是非は別として通じる。低学年の子などでは、疲れの眉間のたて皺も、怒りの眉間のたて皺も区別が無く、敬遠されてしまう。切り替えが命の職業でもある。

AMAZONから書籍が届いていた。一部を最後に紹介しておく。特に「マイクロファイナンス」は、ムハマド・ユヌスのグラミン銀行のような小口融資が日本に根付かないのはなぜかと問いかけている。ビッグ・イシュー仲介を始めてみて、改めて可能性に興味を感じている。

父は既に冷凍食品で食事を済ませて眠っていた。毛布をめくってみると、母と激戦をしたのだろう、濡れた尿取りパッドが脇に脱ぎ捨てられ、尻がでていた。パッドを捨てて、念のためにポータブルトイレのバケツをチェックして驚いた。顔を拭いたタオルが糞尿浸しになっていた。母は詰めが甘いのだ。近くにタオルを放置すれば、トイレットペーパーが手元に無ければ、父はタオルで尻を拭いて投げ込んでしまう。こうなったタオルはトイレに流すわけにいかない。取り出して袋に包んで捨てる以外にない。悪臭との格闘になる。以前はオムツを投げ込んだ。2階のトイレを破壊し、下の厨房を汚水の滝で使用できなくしたのも、その投げ込み行為だった。わざというより知識が無い、配慮が無いのだ。

結局私のゆとりはタオル戦争によって吹き飛んだのだが、現行犯逮捕の場合以外は、後から怒っても父がいいがかりと勘違いしてしまう。やったことを忘れてしまうのだ。現行犯でも言えば口論になる。決して直そうとはしないので、更につかみかかりなど悪いことが生まれてしまう。

シャワーは浴室が、防水シーツや、ウェルカムマットの乾燥干しに占領されていてすることができなかった。やむを得ず洗面所で清拭をしていると、母の悲鳴が2階であがった。

父が下半身裸で毛布を母に投げつけていた。シーツは尿でびしょぬれ。パンツを下げているからベッドが尿浸しになるのだと注意したのがいけなかったらしい。途中に飛び込んだ私は、非難をせずに「すぐ椅子に移って!」と怒鳴った。父は状況を忘れて、危うい足取りでベッド脇の椅子に移った。成功したのだ。しかしものすごい顔をしている。

気持悪いだろう。着替えようと父をポータブルトイレの椅子に誘導し、ベッドから距離を作った。母に顎で指示し、着替えをしている間に母はシーツを交換した。私が端を持たないとうまくいかないのだが、父がベッド内にいない間にざっと敷いておく必要があった。

清拭をしつつ、着替えをして時間稼ぎをし、父をベッドサイドの椅子に戻してから、母と私がへたくそなシーツ交換を仕上げ、父をベッドにもどした。荒れたときは、次々に状況に巻き込んで衝突を避けるのがいい。

父が鉾を収めて居眠りを始めたので、居室整理をしていた母と茶の間に落着いたものの、私は自分の清拭途中だった。文句にならない疲労感が私達を無口にそいた。予想通り、父は午前1時半・3時・7時前の三回、父は階段上に現れたり、大声を上げ、ベッド上でシャドウ・ボクシングを繰返した。

元気が家族の精気を奪うのだ。

《入手した書籍の中から》

●「マイクロファイナンス 貧困と戦う『驚異の金融』」
●「書き込み式 アスペルガー症候群の人の就労ハンドブック」


夜間傾聴:******君(仮名)

p.s. 25日の午後、訪問介護のKさんを頼んでいたが、OKの応答。助かった、カトリック教会の路上生活者支援ネットの場に出向くことができる。

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