2015/04/11 記
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「わーくNo.53」の図版を印刷するとき、プリンターの解像度が低いので、一度pdf化して、コンビニの印刷に任せる。すると図版内の文字が読み取れなくなり、手がないものかと思案している。拡大率微調整でなんとか乗り越えたので、全部数印刷を行った。配布は月曜日からとなる。
作業しながら、DLしておいた「未来への教科書#95」を見ていた。番組スポンサーの三井物産の海外経験社員をNPO法人「カタリバ」のコラボ・スクール「女川向学館」に、英語習得が拓く知識世界の広がり紹介に参加させ、モチベーション・アップを図る実践を見ていた。
昔、「カタリバ」は、年齢層の近い「ななめの関係」を提唱し、藤沢・大清水高で大学進学の意味を語り、平塚でも活動紹介を行ってきた。優れた活動だと思ってきた。東日本大震災では、大槌町の活動を聞いていたが、女川に女川向学館というまなびの場を生み出していた。
肝心要の三井物産の社員と中学生たちとの対話が紹介されていなかったが、小泉氏、肝いりの某校と同じように、若い家族の地元流出の歯止めの匂いを払拭しきれないが、博物館展示で昔はやった「ハンズ・オン」に似た、「さわり・いじってみる」というような距離感に好感が持てた、社員をである。
伸びる可能性を災害の労苦のなかで摘み取るなという実践がある。それ自身を私は否定はしない。ただ、家計破綻や、災害に残された親の介護がのしかかっている家族の中で、その谷間にいる災害弱者(子ども・生活自立しきれない高齢者・障がい者他)に働きかける実践支援がなぜないのだろうと考えてしまう。
聞き取らねばと思う。当事者家族から今年度は2回秋・冬の懇話会に認知症高齢者介護に携わる方と、復興住宅コミュニティ作りと単身者保護のこと、障がい者社会参加は6月懇話会にて関係者をゲストに招く。
災害ボランティアは、恐ろしいほどに退潮している。「先ず魁より始めよ」はいいのだが、東南海地震や首都直下型地震に、なるようになるとしか言わないのは、しんどいものがある。天井を見る。経験と実践を呼び込もう。それだけは私の役目と思っている。
夜間傾聴:塾長
**君
(校正1回目済み)