湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

6/28 活動立ち上げの隘路を見失わぬために

2012-06-29 03:39:17 | 引きこもり
2012/06/28 記
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母が起きてこない。昨夜、ダンピングがあったという。午後、包括支援センターから、母の介護度決定後のサービスとつなぐ手続きが行なわれる。胃切除後の体力低下が、めまいや、歩行不安定の固定化などの状態が、要支援に該当するとの主治医の判断で、介護度を取得することになった。その最後の、サービスとの仲介を行なうというのだ。包括支援センターとの日時の約束も昨日まで私は知らなかった。その当日、母が起きてこない。キャンセルするか否かも、応答がない。介護というのは、そういう不安定な拘束に身を置くことになる。子育ても似たところがあるだろう。やたらに変更する訪問指導をしている身には大きなことがいえないが、この状態は社会・営業活動の信用を得られない。そこに30年近く晒されてきたことを思うと、向けどころのない怒りが鎮めども鎮めども、その煙が漂ってくる。悟りが得られていないなと、呆れる自分もいる。

母に粥をつくり、出かけようとするが、「契約があるからいて欲しい」と険しい顔をされて、結局昨日の巡回指導の時間を遅らせた。

なんとか契約は、通所先の見学を踏まえることでペンディング。目的をケアマネさんと話して、母にも再確認させた。

ここの包括支援センターの職員さんは、高齢者地域保健福祉関連の会合で会ったことがあり、その場で気仙地方の外出困難な高齢者サポートの活動立ち上げに腐心していることを話していた関係で、余談が母の知らない世界だったことが気にいらなかったらしく、見学は当分行かないと言い出し、またベッドにもぐってしまった。

今回の話で、我が家に民生委員の**さんがやってくることが予測された。広田町やその周辺の3町の地域保健福祉につながる孤立化防止活動のプランをたてるとき、実務者とのつながり方に良策は無いか探る。その際の相談に乗ってもらえないかと以前、話をしていた。今回、民生委員さんと、この包括支援センターの職員さんへの質問をOKさせたのは、少々強引だったか…。

被災地にとっては、復興と新規立て直しの諸活動の中で、人材が不足している領域であることはわかるが、短期滞在ボランティアだと任せられないという意識がある。有効な人材が不足しているということになる。非被災地湘南にとっては、ニーズは見えても、具体的な支援の方法が短期滞在では無理だとなっている。ましてや遠くを眺め、地域保健福祉の概要や、被災状況と具体的なニーズが見えないという悩みがある。

卵が先か鶏が先かというところだが、湘南から長期休暇中、関連学科の学生さんを支援に入ることを企画化できないかと考え、人集めを図るという事と、地元の受け皿,体制形成と呼応しないと、家庭生活に深く係わることであり、活動が迷惑になってしまうことだけは避けたい。つまり、地元・行政・支援者との連携が必要な活動なのだが、状態が整ったら始められるという活動は、まず、死んでいる。どこからか成長し連携が整うと見たほうがいい。それには段階を踏んだ支援の形を形作った方がいいのだ。従来の見守り支援との境界線は、外出困難者を対称にするという部分化。集団活動から個別支援へという流れだ。単身者・高齢者夫婦世帯の孤立防止は、この個別連れ添い活動の中で抱え込んでいく。

とにかく訪問滞在か定住の活動でない限り、保健師さんや、訪問支援員さんとの連携は難しい。よほど人材を抱えて定期的に派遣できるような団体でなければ、短期訪問支援者は無視される。それはサービスを受ける高齢者・障碍者の方々は企業としての介護サービスの補完要員としてしか評価されていないし、一番大事なことは、「信頼」をベースにした活動だからだ。この辺の未整理を整え、それでも短期訪問支援者に役割があることを明らかにしなくてはならない。同時に、介護サービス企業と決定的に違うことは、この経験が各地の地元に経験として持ち帰ることによって、移植されていくことだ。だから、できることなら関連学科の学生さんを中心に支援を組みたいのだ。

そんな話をケアマネさんと話したから、えらい家を訪ねてしまったと思ったかもしれない。

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遅れてしまったが、それなら橋本に行く前に、相模大野校に立ち寄って事務長の話を聞こうということで、母を放置して相模大野に出かけた。

事務長の話は、前の記事で述べたように、北里大看護学部の教官経由で、同大医療衛生学部のOT(作業療法士)さんの多いサークルを仲介してもらったが、サークル自身が全く目的の違うサークルで、承諾を得られるか甚だ不安な話だった。慈恵医大の専門学校の話とともに、門前払いをいかに封じるかの作戦を思案している。

事務長が協力してくれたことは嬉しいのだが、何もないところに彼らを呼ぶという無理を通そうというのだから、社会的意義を踏まえなかったら、まったく話にならない。孤立死防止と言っても全然届かないだろう。

だからもうひとつの柱「民間交流」を仲介したい。インターネットと言っても、介護者も高齢の方が多い現実では、非デジタルな方法が必要だ。「広田半島通信」は、支援活動の画像を紹介する壁掲示型のニュースとし、じっくり、メールと郵便物を媒体としたい。

それと夏期冬期の短期研修である。これを実現したい。

現地に有志が欲しい。7月末に出られないかと金策をしている。

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橋本2君が来ない。空振り。

カレーライスで遅い夕食は終わり。母のリゾットを作ってとにかく一日を終えた。これから「ねこひと会紹介新聞」を仕上げ、金曜日から配布を始める。


夜間傾聴:**子(仮名・精神の施設に行かないと室長に言ったと、話をひっくり返して怒っている。また振り出しからか。なぜ?)

(校正1回目済み)


コメント
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