車を運転するときは絶対に靴を履いている。これは安全運転のために足回りの安全を図ることになる。突っかけ草履やスリッパなどは、とっさの操作の時に脱げたり引っ掛かったりすることで事故の原因となりやすい。運転中の足元に不安定となる原因を置かないことが万一の時の役に立つ。
60年くらい前になるが、原付自転車に乗っていて検問中の警察官に止められた。免許を確認後、私が突っかけを履いていることに気づき、安全のためには靴を履くよう促された。道交法ではハンドル、ブレーキなどを確実に操作できるものを求めている。サンダル、ゴム草履、下駄、スリッパなど県条例で禁止されているところもある。安全運転のためにも確認して見るといい。
定年後は改まった席に出ることは激減した。ついつい履きなれた散歩用のスニーカーがいつの頃からか日ごろ履きになり長い年月が経つ。先日来、何足目かのスニーカー、歩くと足裏に靴底を通して何か違う感覚が伝わって来る。未舗装道を歩いてるとき突起物を踏んだ感じがした。脱いで確認すると靴底が薄れて、もう堪忍してと言っている。どのくらい歩いたか知れないが、バーゲンの日、後任を求め、元気に付き合ってくれたことに感謝しながら暇を出した。
子どものころは通学用の靴を「ズック」と呼んでいた。これは「麻または綿の大撚糸で平織した織地を使って作った靴」と広辞苑にある。白いズックは親指の位置が最初にほころび始めたような記憶がある。スニーカーのコーナーはビジネスシューズより品揃えが充実しているのは今風なのだろうか。