日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

きぼう新聞

2021年09月02日 | 生活・ニュース

 今春、学業を終え今は親元を離れ就業した地で生活している可愛い孫娘がいる。「じいちゃん、ばあちゃん元気」とライン電話をしてくれる。私ら老夫婦にはこれまでに経験のない長電話になっている。時には顔を写しながら話す。自炊生活は早くも半年になる。新型コロナで同期との交流はもとより、帰省も出来ないでいる。仕事はリモートワークで、コロナ感染には勤務先も配慮されている。

 先日、そんな孫から大きな封書が届いた。開くと「きぼう新聞」が入っている。発行の動機についてこう記している。「いつも気にかけてくださり有難うございます。何か御礼がしたいと考えていたところ、新聞のことを思い出し『これだ!』と思いました。やっぱりおじいちゃん・おばあちゃんと私を繋ぐのはこれかなと思い作成しました」。

 孫の「これだ!」と思った新聞。それは孫が3歳になる少し前から20歳の誕生までの17年3カ月間、月間で作っていた新聞のことで、届いた新聞タイトルは孫新聞を踏襲してくれている。新聞は3年前に211号で一応休刊としている。新聞の終りに「コロナが終息したらお会いしましょう」と結んでいる。早くそうなりたい。

 初めての新聞作りにしては記事の構成はいい。新居整備の苦労、仕事、同期や友達、休日の過ごし方など短い文章によくまとめている。妻は「爺ちゃんのDNAを継いでいる」と繰り返し読んでいる。送り続けた孫新聞の返信が新聞で返って来るとは思いもしていなかったことで、孫の成長をひしひしと感じる。
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